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♪ぼくの大好きなのりもの〜♪

ヨーヨー、2歳8ヶ月になりました。最近お気に入りの一人遊びといえば、乗り物関係のお歌をノリノリで歌いながらトミカのマイ・コレクションを並べること。べったりついてなきゃいけなかった一年前に比べるとすっごく楽になったなあ。

少し前から「タレルバン!タレルバン〜!」と連呼するのが一体なんだろうと思っていたら、保育園で教わった「はたらくくるま」という歌のなかの、「ひっこしにもつはおまかせパネルバン♪」の「パネルバン」だってことが、ちゃんと前後のフレーズを音程正しく歌えるようになってきて、ようやく判明しました。

そんなヨーヨーに優しいのがパパ。どこかでお気に入りのトミカをなくして「どこいっちゃった?」と探し続けるヨーヨーのために、ネットで調べて気に入りそうなマイクロバスをまた買ったりして「もう収納に収まらないくらいたくさん持ってるのに、甘やかしすぎだよ!」というと「お気に入りのミニカーがなくなるのがどんなに悲しいことか!」と妙に力強く代弁します。ともすれば「トミカ専用の収納がもうひとついるかな」とか「道路の模様のカーペット買ったらよろこぶかな」とか。もう、なんか、ヨーヨーのこととなるとベクトルが甘い。甘すぎる。トミカがおもちゃ箱から溢れることの前に、追加の収納(というおもちゃ)を買ったらそれが部屋から溢れてしまうことのほうを心配しようよ。

そんなヨーヨー思いのパパが自発的に調べてくれて、少し前に家族で出かけたのが、横浜駅すぐ近くにある原鉄道模型博物館。その名の通り、原さんという方が個人の趣味を発展させて収集した手作りの鉄道模型やジオラマの展示博物館なんだけれど、ヨーヨーは、想像していた以上に大興奮でした。

都合の良いことに、隣のビルがまた日産のショールームなので、午前中そちらに立ち寄って本物の車に試乗したりラジコンレースを見物したりを散々楽しみ、ランチ休憩を挟んでから模型博物館に行くという計画でした。ランチの時点でヨーヨーはあくびをしていたから、もしかしたらお昼寝しちゃうかなあと思っていたのですが、博物館に入って最初の古い模型をみたとたん「きしゃぽっぽ!!!」と言ってバッチリ目が醒め、後半のジオラマはかぶりつきで離れたがらず、朝と夜の風景が切り替わるのを何度も何度も眺めて大興奮でした。

乗り物好きの子供がいなければわたしは一生足を運ばなかったであろうその施設ですが、大人が見ても感じるもののあるクオリティでした。多分(いったことないけど)アンパンマン博物館とかよりも楽しめる。

個人的には、過ぎし日の台湾鉄道の巨大な汽車がモクモクと煙を吐いて走るモノクロの記録映像が、洗練されていないその無骨さが、かえって知恵と技巧をこらして先人が作りあげたっていう迫力があってよかった。宮崎駿の作品(ラピュタとかナウシカとか)に出てくる空飛ぶ船みたいなのって、なんであんなダサい造形なんだろうって思っていたのだけど、昔の汽車って、ああ、そういう趣が良かったんだなあって気がつきました。

というわけで、乗り物好きの小さい人がいる家族には、季節を選ばない半日散歩のコースとして、「日産ショールーム+原鉄道模型博物館」おすすめです。横浜駅すぐなので、ランチの場所も豊富です。(ただ、立地が便利なだけに、おめあてのビュフェレストランに行こうと思ったら11時台でもういっぱいで入れませんでした。他にも色々選択肢はあったのでさほど困りませんでしたが、人気のビュッフェに行きたかったら事前予約がおすすめ。)

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