ゆるっとファスティング総括(保存版)

瞑想気分でやったら結果としていいダイエットになった、自己流ゆるっとファスティングまとめます。あくまで健康な方へのおすすめなので、糖尿病などの病気を抱えている方はお医者さんの指示に従ってください。

しっかり理屈から知りたい人は、検索したら、本当にいろんな人がいろんなことを言っています。私はこちらのサイトは誇大なことを言っていなくてストイックでいいと思いました。

【1】全容: 全5日間

準備食期間(2日)+酵素と水の本番(1日)+回復食期間(2日)の全5日間の食事制限。それに、毎晩寝る前の自己催眠を併用。

【2】効果: 合計 2.0 kg 減量☆彡

ファスティングは身体を使った「瞑想」みたいなもので、内臓と精神がすっきり整う実感がありました。「満腹の感じ方」が劇的に変わり、「しっかり噛んで食べる」習慣がつくため、だらだらむしゃむしゃ食べることがなくなります。味覚も変わります。普通食に戻して5日が経過していますが、今のところ体重減を維持できています。

一方で巷に言われている「解毒(デトックス)」の効果がどこまであるかは微妙。今回アドバイスをくれたナチュロパスのかなえさんによると「酵素にも糖分が含まれているのでケトン体排出はそんなに進まない。本当に細胞内に蓄積された重金属が排出されたら、いろんな不具合がどっと出て危険。細胞の入れ替わりにはもっと長い時間がかかる。」ということで、まあ、そもそもよくわかんないよね。

【3】準備食: 諸説ありだけど私の場合

わたしが採用したのは「動物性たんぱく質(肉、魚、卵)、小麦(グルテン)、お砂糖、添加物、カフェイン、アルコールを抜く」というもの。準備をしっかりして本番に臨むことが成功の秘訣だけど、本番明けに回復食で体を慣らしていくことはもっと大事。(と、身体が感じました)

一般には「まごわやさしい」の”さ”(魚)抜きが良いと言われていますので、頑張れる人はそっちでどうぞ。

「まごわやさしい」=(ま)豆類、納豆、豆腐、油揚げ、味噌などの大豆加工品。(ご)ごま、アーモンド、ピーナッツ、くるみ、ぎんなん等。(わ)わかめ、ひじき、のり、昆布、もずくなどの海藻類。(や)野菜全般。(さ)魚類。(し)しいたけ、しめじ、まいたけ、マッシュルーム類。(い)いも類。じゃがいも、さつまいも、里芋、こんにゃく等。

【4】回復食: 

本番日明けの1食目にはいろんなサイトで推奨されている「スッキリ大根」(大根1/3を1時間ぐらい昆布と2リットルの水で茹で、その煮汁に潰し梅を解いて飲み干すというやつ)をやりましたが、食べきれなくて2日目もそれを食べました。また、思いのほか体重が落ちて欲が出たため、準備食の基準を厳しくして米も抜きました。食欲が落ちているため意外と平気でした。

★後日譚:「スッキリ大根」は2回目トライアルで梅干を塩だけで漬けたやつに変えて2リットル飲み干したら、効果覿面でびっくり:こちら参照

【5】自己催眠: 

わたし、催眠士(ヒプノセラピスト)の資格を持っていて、第二子出産をヒプノバーシングで産んだので、これが得意技なんです。

以下に簡単なやり方を開示します。初心者向けの超簡易アレンジですから、リラックスのおまじないくらいの気分でどうぞ。これによって、よく聞く「食事制限中に誘惑に負けてポテチを食べてしまった…」的なリスクを減らせます。(ジャンクな匂いを嗅いでも、別に欲しくないわ、と思えます)

1.お風呂の中や寝る前などリラックスできる時に、楽な姿勢をとります。子育てなどで夕方無理という人は深夜でも早朝でも昼間でもいいです。

2.目には力を入れず、目線より少し上の壁の奥を見透かすような感じでボーっと眺めます。

3.深~い呼吸を繰り返します。鼻から胸いっぱいに空気を入れて、その倍のカウントで吐ききるというのを3回以上。それから普通のゆっくりした呼吸に戻して、自分がリラックスしてきたなと感じられたら、

4.以下のアファメーション(わたしのオリジナル)を10回唱えます。口に出してもいいし心の中でいうだけでもOK。

「わたしは、わたしの体が本当に欲するものだけを食べます。わたしの胃や腸は、心身が最高の状態であるために必要なものだけを求めます。わたしは毎日、だんだんと良い方向に向かっています。」

5.1~4を毎日1度以上やります。

アファメーションの最初に「体が」とフォーカスしているのは、脳が欲する食べ物と体が欲する食べ物って違うからです。脳はとても騙されやすく、香ばしいにおいにひかれますが、それは体が本当に必要とするものとは違うのだ。と、土井義晴も言っていた。

マインドセットを整えるために、ファスティングしながら「一汁一菜で良いという提案」も読みました。いい本です。

例えばヒプノバーシングだと、2~3日の講習を受けてこの10倍以上の長い音源を聞き続けるので、このような簡易公開がどこまで効果あるかは人によると思いますが、やっても悪い副作用はないので、気が向く方は、どうぞ。

【6】酵素の選び方:

最初、あんまり調べずにファスティングマイスターがおすすめとかいう高価な酵素を買ってしまったんだけど、調べれば調べるほど「無駄に高いの買っちゃったあ…」と膝をつきたくなりました。マーケティングとはモノを魅力的に見せて買ってもらうことだから、詐欺とまでは言わないけど。

結論からいうと、糖質含む甘くて濃厚な酵素は「精神安定剤」以上でも以下でもない。だから、ある程度成分に気を付ければ(添加物なし)何でもいいんだと思う。もし次に買うならこのリストのどれか選ぶかな。

【7】毎日食べたものと経緯詳細:

1日目 (朝)野菜カレー、(昼)豆腐&カットフルーツ、(夜)ご飯&梅干&野菜の味噌汁

昼の豆腐にはふりかけをかけた後で添加物だと気づいた。カットフルーツは果糖のとりすぎだった。コーヒーがダメというのが一番つらかった。ゆるっとはじめて、かなり適当。腹7分目を意識したけど、結局普通に食べてた。

2日目 (朝)無糖有機シリアル&アーモンドミルク、(昼)ご飯&納豆&梅干(夜)ご飯&豆腐と海藻のサラダ&キャベツのごま油と塩昆布和え

厳密には塩昆布に入っている砂糖もよくないんだろうが、まあ、ゆるっと。キャベツは満腹になるまで食べてしまった。辛さは全くなし。敢えて言うなら、子供に食べさせる卵やじゃこ、やっぱり食べたいなあ、と思った。

3日目 ファスティング当日。酵素ドリンクと大量の水(2リットル)

酵素ドリンクは精神安定剤。嗅覚が敏感になっている。ゆるっとでもアファメーションがきいているのか、全くつらくない。こんなかんじなら2日目もできそうという余裕の気分で眠りについたが、深夜に突然の空腹・低血糖で目が覚めてしまった。軽い頭痛、倦怠感、立つと眩暈!足が冷たい!眠れないので、塩をなめて翌朝の大根を煮る。※ちなみに低血糖は危険なので、本当は気持ち悪いほどの空腹になったら我慢しちゃだめ(ただしそこで急に食べすぎるのもだめ…!)

4日目 (朝)スッキリ大根&梅干、(昼)キュウリとワカメの酢の物 (夜)湯豆腐(醤油のみで)

小さくなった胃を流動食で目覚めさせる日。(わたしは、流動食じゃなくてもしっかり噛んで流動食にしちゃえばいいと解釈した。)朝は、1時間くらいかけてコンビニのおでん1個分くらいの大根(と大量の水分)を摂取したら、ようやく眩暈が消えて立てるようになった。軽い頭痛と倦怠感は昼前には消えた。おいしいと感じるが、量が食べられない。

5日目 (朝)スッキリ大根&梅干 (昼)十割そば (夜)前日の湯豆腐の残り&子供に作った青椒肉絲の筍とブロッコリ少し

本当は納豆やアボガドを食べたくて買っていたけど、量が食べられずに作ったものが残ったため、半分以上前日の残り物。

【8】総括

瞑想気分で始めたら本当に効果があった(体重減もだけど、求めていた冴える感じがあって、食生活習慣を見直すいい機会になった)。回復期にゆっくり噛んで食べるのはマインドフルネス研修の「食べる瞑想」そのもの。本番日(3日目)と翌日を、週末に持ってくるのがおすすめかな(個人差もあると思うけど、頭痛などのいわゆる好転反応?があるため)。女性の場合は、生理直後が痩せやすいらしい。

深夜に空腹で目覚めた時すごく辛かったから、本番3日以上のファスティングを行う場合はプロの伴走支援サービスを使うのもありかもしれない。ただ「どっちにしても本当の意味での解毒にはならないので、年に1度の3日断食より、月に1度の1日断食を習慣にしたほうが、お金も使わずリスクもなくて効果あり」とかなえさんからアドバイスされた通りだと思う。

★後日譚:1回目のダウンタイム(頭痛と倦怠感で動けない時間)は二度と経験したくない感じだったのに加えて、いつも順調な生理が1週間も前倒しになるというバグが発生したため(こちらの記録参照)、2回目トライアルは食事内容をもうちょっと普通な感じに見直し、前後あわせて3日間の短縮版にしてみました。個人的にはグルテン抜きか乳製品抜きかその両方が効いた気がしたので、それは守りつつも。やっぱり低血糖は良くないです。

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