New York Diary 1



愛と孤独とアートの街。

NYでの過ごしてる今の生活を、今は文字に起こしたい気分。
今年に入ってからあまりいい事が起きてなくてやや疲れ気味だったけど、

第二のホームに戻ってきてから自分との向き合い方や、街のユーモア、溢れ出る言葉、やる気、不思議な出会い、絆、クリエイション、仕事、新しいチャレンジ、家族の事、愛、昔の恋、文化の違い、

自分の感情で話したい話がたくさんある。

一般公開したいけど、パーソナルな話もあるから有料で。
フィルムで写真もずっと沢山撮ってきた。
だけどインスタでシェアするのは何かしっくりこない。

NY diary1で終わる可能性もあるけど、自分のNYでのエモーショナルな体験や会話を、撮り溜めてきた写真と一緒にコラムにして書いていく。


はー、何から書こう。

今の、2022年のNY。
今の自分。


麗がNYに住んでたのが2017〜2018年。そこから毎年行ったり来たり。

2017年のNYとは違う街、違う人、違う自分。

変わらず大事なものもあるけど、
同じ景色なのに、色んな事が凄まじく変わった。
5年ももう経ったのかって思う。

この5年で治安、街の雰囲気やエネルギー、遊び方、人が変わった。
人が変わったって言うのは、同じ人だけど中身が変わったって事でもある。

この街のパワーに圧倒されて自分を見失う人もいるけど、立ち直る同年代の人も多く見た。

自分達と向き合って、自分に課題を与えて、自分で乗り越えて更生した姿を見てきた。

今の時代で言うメンタルヘルスをケアする大切さは、そういう人達を見て教わったし、人は良くも悪くも変わるんだなって思えた。

2017年の街はもっと安全だった。
夜電車に乗るのもそこまで怖くなかったし、繁華街を歩く事も電車に乗る事も全然怖くなかった。

パンデミック後の地下鉄の雰囲気は最悪で、変な人がとにかく沢山いる。
アジアンヘイトとかでホームから突き落とされる事件なんかもあるから、皆んな壁側に寄りかかって落とされないようにしてる。


この左の角の席には座らない、
車両の1番端っこの車両には乗らない、
など、地下鉄をサバイブする女の子たちのルールもある。

麗のNYの親友はわざわざ麗のためにペッパースプレーを買ってきてくれて、使い方を教わった。今の治安の悪さは80年代と同じと言われてる。

1アジア人女性として、今の地下鉄は凄く怖い。
Don’t let hate rideって地下鉄には書いてあるくらいヘイトエナジーが強い。
そして今まで安かったUberやその他のアプリも全部高い。
さらに円安は進み過去20年で最悪。


麗はいつもダウンタウンで遊んでるから、行き帰りでウーバー代が1万2千円を毎回超えるからそんなに遊びに行かなくもなった。

東京がいかに安全で暮らしやすい街か思い知らされる。
あんなに治安がいい都市は日本だけなんじゃないかな。

毎日ダウンタウンで遊んで、朝ごろに帰るみたいな5年前の生活とはまた全く違った楽しみ方を今はしてる。


パーティーこそが全てだったあの時代。

楽しいパーティーが沢山あった。
街も安全で、自分も若くて何もかもが刺激的だった。

新しい友達、ダウンタウンで開かれるアートショー、コロナで潰れてしまった昼はチャイニーズレストランで夜はクラブになるchina chalet、ランダムなパーティー、ドラッグに溺れていた当時の恋人、そのToxicな関係から助けてくれた友人、

2017年のNYの濃すぎる思い出が今の自分を作り上げた。

2017,2018年はBest yearsだった。皆んなそういう。

だけど過去は過去。
今のNYは確かに怖い。面白いパーティーもない。

だけど、刺激やアートは街に溢れている。
時間をかけてできたいい仲間もいる。

毎晩パーティーには行かないけど、その分製作を楽しんでいる。

今回の滞在はなんだか不思議。
不安を抱えて生きていた自分に、何も心配する事ないよ、大丈夫だよって誰かに言われてる感じ。それが体験となって自分に語りかけてくれてる気がする。


今日はそんな自分のエモーショナルな体験をした話を写真と一緒に書きたい。

2020年くらいにNYに戻って来た時ジャズバンドをやっている友達が、スタジオをBrooklynに構えたからおいでよって言われ楽器弾けないけど遊びに行ったの。

叩いたこともないドラムでリズムを取ってたら、友達はサックスフォン、トランペットを弾いて、ジャムが始まって、しばらくその時間を楽しんだ。

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