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Rush Gaming 第3回 日本代表決定戦を終えて(雑談日記)

日曜日の朝10時。
Rushの練習&居住拠点である「Rushベース」の居間で、スヤスヤと寝息を立てている選手達を眺めながらこの記事を書きはじめています。
(おっと起き始めてきた)

コールオブデューティーの第3回日本代表決定戦オフライン大会。
結果は準優勝で、アメリカ大会への切符はまたしても逃す事になりました。
それ自体はいいんです。
本人たちは悔しいかもしれませんが、それはそれ。結果でしかない。
それはおいておいて、オーナーという立場としては彼らに大きな称賛を送りたいし、とても大きな成長を感じました。
やっとやっと踏めた、大きな一歩。

改めて、1日中配信から応援してくださった皆様、
本当に本当にありがとうございました。

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日は変わりまして本日月曜日。
あの日に向けてのチームについてや、当日の様子などを語った配信はこちらになりますので、興味のある方は是非1.5倍速でご視聴頂けたらと思います。

繰り返しになりますが、今回選手たちは結果こそ準優勝だったけども、本当によく頑張ったと思います。
実力を出しきれない、メンタルという課題。
プレッシャーへ打ち勝つ力というのは、すぐには体得できません。
もちろん、ゆうても今回出来た事が次回もできるとは限らないのですが、1回でもメンタル面での成功体験を得られたのは大きな大きな一歩だと思います。

思えば、苦しい日々が続いたなと思います。
普段の練習で圧倒できていると思ってた相手に対して手も足も出ない現実。
オンライン猛者と言われる屈辱。
JNQの価値がなかったことにされてしまうようなオフラインの風潮。
それに耐えて耐えて耐えまくったみんな。
最後まで自分たちを信じてトライし続けた。

そんなみんなの姿に、どこまでも感動しました。

特に対CAG戦は、あのRush元チームメイト2人が所属し、かつリーダーハントにとってもかつてのチームメイトが2人所属。
意識しないわけがありません。
「今のRushが一番なんだ」と証明したい。
そう思うのは自然な事です。
そんな中、WinRedがライバル対決を何度も制するのを見たり、
前回イップスで苦しんだゴロウやべブラが水を得た魚のように自分らしいプレイをし、ハントがチームを引っ張り、そしてプレイだけでなくステージパフォーマンスも圧倒的だったルークに、もうみんなに感動しすぎて何度か失神しかけました()

ちなみに今回、メンタル課題を克服する為に、コーチくるたみの指導でメンタルノートを導入してみたり、漫画の一部をシェアしてみたり、梅原さんの本(https://amzn.to/2VWuU2k)を読んでみたり。
選手それぞれがアドバイスを聞きながらも自分なりに努力した成果が、今回自分達の大きな課題を乗り越えられた事につながったと思います。
本当に毎日毎日朝から深夜まで、選手達と寄り添い歩んでくれたコーチくるたみと、共に頑張ってくれた選手たちに、感謝でいっぱいです。

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なんだか今日もまだ胸がいっぱいで、あまり文章がまとまりそうにないです。笑
とりあえず今は、努力しても報われない事がたくさんある中、ほんの少しでも報われた事に感謝をしつつ、なんでこんなに感動したのかな、、ということなどをつらつらと書いてみたいと思います。

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最初から強かったチームと、努力して強くなったチーム

思えば、今のRush Gamingは初めて「自社の企業努力と本人たちの努力とが実を結びはじめた」という段階のような気がします。

企業努力と呼べるかわかりませんが、以下がそれらに該当するのではないでしょうか。
ー徹底したリソース(時間と資金)の配分戦略
ーコンテンツ制作をはじめとしたデジタルマーケティング
ー選手育成(コーチのフルタイム採用、Rushベース整備など)

正直2018年当初のRush Gamingが強かったのは、Wekidsも私も全く関係がありません。元々強かったチームをRush Gamingとして迎え入れただけです。
今のチームはそれに比べると、WW2シーズン終わりからBO4シーズン始まってからの、怒涛のメンバー変更を余儀なくされた結果生まれ、それをBO4シーズンからジョインした「くるたみコーチ」が指導し歩んできたチームです。

そんな今の5人が、決して至れり尽くせりでもなければ、楽でもなんでもない環境で努力し、今回少しでも報われたというのは、なんとも感慨深いものです。

特に、ご存知の方も多いと思いますが、Rush Gamingは固定給制度をとっていない事を筆頭に、一見短期的には戦力を下げそうな施策をしています。
選手たちには基本、日中の学業が就業を推奨しており、またそれ以外に配信活動を「強く」お願いしています。
そうです、強くなる為の活動「以外」をチーム側から推し進めているんです。

固定給がない代わりに投資出来たコーチとRushベース

もちろん強くなる為にお金をかけていないわけではありません。
フルタイムのコーチと共に選手個人個人の成長を多面的に伸ばしながらも、資金を新たに投じてるのがRushベースです。
幸運な事に固定費はそこまでかからない物件なのですが、とはいえ設備を整備したり、環境を整えるには割と資金が必要です。
(今年はただでさえほぼ毎月ある大会は交通費等々が自己負担でかつ、海外遠征時もマネージャー分渡航費、他に全員分の食費と去年とはかかるお金が桁違いです・・!)

楽ではありませんが、とはいえ現段階においては今のやり方が色々な意味で最適だと結論づけて運営しています。
まだまだゲーム(CoD)技能の優劣だけでは職業価値が無い事を説き、学業や就業、発信活動をさせることで時間の有限さを実感させ、より効果的な技術向上が可能だという仮説です。
そしてまた多くの若いミュージシャンやアスリート達のように、人並み以上の苦労をすることで、人間としても成長し、そして共感できるような人間になれるであろう・・・結果としてファンがつき、ファンの皆様によってチーム経営は支えられる。
チーム経営がうまくいけば、チームへの投資ができる。
そう思ってこの思想を強く伝えてきました。

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情熱と冷静さの間で

しかし一方で、私には常に引け目と負い目と後悔と迷いがあります。
絶対の自信とロジックで推し進めている事もあれば、一方で同じくらい不安と迷いの中進んでるといっても過言ではありません。
Rush Gamingとして、勝ちたい。
勝てるチームを作りたいと願う気持ちと、その恐ろしく難しい課題。
私に出来ることは環境と仕組みづくりのみです。
その上で、学業や就業など、直接は勝利につながらない施策。
配信などの発信活動を評価する報酬設計。
これはチームの為なのか、それとも個人の為なのか。
ビジネスなのか、ボランティアなのか。
いやいや私は長くこの活動がしたい。
だからこそ、誰よりも真剣にビジネスがしたい。。

しかしブランディングやマーケティングを頑張れば頑張るほど、「実力もないのに見せ方ばかりがうまい」と言う人もいるし、
「次こそは・・」と動画で言えば「毎回毎回悔しそうな動画出しますよねw」と煽られる。
悔しそうで悲しそうな選手たちの側にいながら、心を殺してカメラを回す。睡眠を削りながら動画を作って、得られる大きなリターンもあれば、弊害として決して愉快ではない煽りと、選手たちにはRushという重いブランドを背負わせる。
それに潰れてパフォーマンスが出せない事もあったし、離れていった人間もいた。

私は本当に、正しいことをしてるのだろうか。

不安を一掃してくれるのが、今のチーム

くるたみ、グリード、ウィンレッド、ルーク、ハント、ゴロウ、べブラ。
今のこのチームで、思えば一度も、誰一人としてこの方針に関連した言い訳や文句を聞いたことがないんですよね。
あれをくれ、これをくれ、これをしてくれ。
どうしてああしてくれないの、こうしてくれないの。
思えばあまりワガママをされたことがないなぁと感じます。
(周りが苦労してるのを見てるとワガママをしにくい現象かもしれませんね笑)
チームのみんなには、本当に苦労をかけているなと、正直に言えば思います。

だからこそ、だからこそ。
今回の1つの成長が、すごく嬉しかった。
苦労させながら、努力が少しでも報われる環境を作るために努力をしてきたつもりだからこそ、少しでも報われた事が誰よりも嬉しいと感じる。
努力はきっと報われる。
そんな平凡な言葉が、私達に与える影響は、本当に大きいなと感じます。

本当に締めをどうしようか全く考えずに書き始めたのでまとまりが全くありませんが・・笑
こんな日々を噛み締めながら、私は経営面においてRush Gamingを成長させることに今後も全力を尽くそうと思います。
これは自分にもスタッフにも言い聞かせてる事なのですが、
人は与えた分しか貰えない。
今私が、この会社が、与えられるものはなんだろうか。

考え始めたら眠れない、深夜3時でございます。

ちなみに先週分の1記事です。
今週の1記事は別に書きます。
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