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蔚山現代 2023年まとめ



2023シーズン成績


プレシーズンマッチ 3戦1勝2敗
Kリーグ 38試合23勝7分8敗 勝ち点76 優勝🏆
FAカップ ベスト8敗退
ACLグループリーグ 6戦3勝1分2敗 勝ち点10 決勝トーナメント進出

2022年シーズン17年ぶりに優勝した蔚山現代。そして23年チーム歴代初のリーグ2連覇を達成。FAカップは惜しくもベスト8で終わったが、ACLのグループステージではグループ2位で決勝トーナメント進出を決めて2023シーズンを終えた。

ACLグループリーグ最終順位

2022年と同様またグループリーグで川崎とジョホールと同組に。
久しぶりにホーム&アウェイの大会形式に戻ったACL
死の組と呼ばれるほど大変な組に入った蔚山。
パトゥムには2連勝を収め、
2022年ACLで蔚山を苦しめたジョホールには1勝1敗とお互いホームで勝つ形となった。
昨年も使って負けたジョホールのホームスタジアムは蔚山の鬼門となった。
川崎にはアウェイで試合終了間際に失点し敗戦。最終節ホームで引き分け決勝トーナメント進出を決めた。
この後抽選の結果、決勝トーナメント1回戦の相手は日本の甲府となった。

Kリーグ最終順位

シーズン序盤開幕6連勝など好調で勝ち点を重ねた蔚山。
色々な事情もあり夏場MFパクヨンウのアルアイン移籍。チームの心臓だったパクヨンウの不在は大きかった。夏に補強も出来ずチームの調子も悪くなり2位との勝ち点差も詰められた。
だが序盤の好調や浦項、全北の疾走もありリーグ3試合を残し優勝を確定。
優勝を決めた後の浦項、全北戦にも勝ち良い形でシーズンを終えた。

Kリーグアウォーズ

KリーグMVP

2022シーズン、イチョンヨンが獲得したMVP
2023シーズンのMVPは蔚山のDFキムヨングォン

日本でも活躍したキムヨングォンはFC東京、大宮でプレーしたあと中国の広州恒大(現広州FC)に移籍し広州のACL優勝にも貢献した。2019年からガンバ大阪に移籍し、またJリーグに復帰した。
2021年12月でガンバ大阪と契約満了になり新天地に自身初のKリーグチーム蔚山現代に移籍した。
2022シーズン蔚山の17年ぶりの優勝に大きく貢献した。その調子は23年も継続されリーグ2連覇の主人公になった。
夏には中東からのオファーがあり本人は行きたいと言ったが、ホンミョンボ監督の説得もあり残留しMVP獲得&ベストイレブンにも選ばれた。

Kリーグ得点王

得点王に輝いたのは蔚山のFWチュミンギュ

2023シーズン17ゴールを記録したチュミンギュが得点王に輝いた。大田のチアゴも17ゴールを記録していたがKリーグのルール上、ゴール数が同じ場合出場時間が短い選手が得点王という規則によりチュミンギュが得点王を獲得した。21年にも得点王に輝いたチュミンギュは22シーズンに当時全北に所属していたチョギュソンと同率の17ゴールを記録していたが、出場時間がチョギュソンより多かったため得点王を獲得出来なかった。
そんなチュミンギュは23シーズン得点王を2年ぶりにまた獲得することに成功した。

飛躍の年 ソルヨンウ

今年1番飛躍した選手と言えばソルヨンウだろう。

アイドル並の顔でお馴染みのソルヨンウは2023シーズン、韓国代表初選出から始まり中国で行われたアジア大会ではオーバーエイジで出場し優勝。金メダル獲得により兵役免除を受けた。リーグ優勝にも大きく貢献したソルヨンウはKリーグのベストイレブンにも選ばれた。

ベストイレブン

ベストイレブンにはGKチョヒョヌ、DFキムヨングォン、ソルヨンウ、MFオムウォンサン、FWチュミンギュが蔚山から選ばれた。

監督賞

2023年Kリーグ最優秀監督賞はホンミョンボ。
2021年に蔚山に来て21年準優勝、22年優勝、23年優勝と結果がいい分期待値も高いが24シーズンの3連覇に期待。

個人的記憶に残る試合TOP3

第14節 水原三星戦 3-2 勝

キムヨングォンのスーパーゴールもあり接戦の末、勝利した試合

第36節 浦項戦 3-2 勝

リーグ優勝を決めた蔚山とカップ戦優勝した浦項の東海岸ダービー。
江坂のゴールもあり3-2で勝利。

第38節 全北現代戦 1-0 勝

最終節で試合後優勝セレモニーがあった現代家ダービー。
ライバル全北に勝ってセレモニーしたい中、ソルヨンウのゴールを守り切り勝ってリーグ戦を終えた。
ソルヨンウの優勝セレモニーのゴールパフォーマンスが印象的。

江坂任の活躍


加入1年目の江坂任はシーズン序盤適応に苦しんだが中盤以降、結果を出していきリーグ21試合に出場3ゴール4アシストを記録した。ACLでも6試合に出場し1ゴール2アシストの活躍。

ライバル浦項相手にゴールを決める江坂任

新チーム名&新エンブレム発表

23年12月23日
今までチーム名であった蔚山現代から蔚山HD FCに名称を変えたことを発表。
歴代3回名前を変えている蔚山現代。
1983~1995 現代ホランイサッカー団
1996~2007 蔚山現代ホランイサッカー団
2008~2023 蔚山現代サッカー団
そして2024年から蔚山HD FCとなった。

これに合わせてエンブレムも新しく発表。
韓国代表やジョホールのエンブレムに似た新エンブレム。
ファンの中では賛否両論あるがこのエンブレムでまた新たな歴史を作ってほしい。

2024に向けて

リーグ2連覇を達成した2023シーズン。
クラブ史上初のリーグ2連覇+ACLのレギュレーションが変わって初の年に決勝トーナメント進出を決めていい感じに終われた。
来シーズンは蔚山HD FCとしてリーグ、カップ戦、ACL取れるタイトル全て取れるよう頑張ってもらいたい。


移籍の状況はまた別で

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