見出し画像

2022、4月 谷川主脈スキーハイキング

ここ2年ほど平標山の家のご主人のお手伝いで万太郎山周辺の登山道の草刈りをしています。万太郎山は平標山から谷川岳を繋ぐ主脈縦走路の丁度真ん中に位置し、振り返ると仙の倉山、前を向くと赤谷川源頭部から谷川岳までが一望できるロケーションです。かねてよりその主脈縦走路をスキーで歩きたいと思いつつ、ルートを検討していましたが、特にエビス大黒の頭付近はスキーだとちょっと難しい、、というか怖いから無理と諦めていました。草刈りの際に周辺の地形を良く確認していると、仙の倉を一旦滑り降りてから再度万太郎に登り返せば安全にスキーで移動できることに気が付きました。その先は赤谷川源頭沿いを遡行し、オジカ沢の頭を超えれば谷川岳にたどり着きます。滑走は仙の倉トップからシッケイ沢、それと万太郎山頂手前の鞍部からドロップして赤谷川本谷に合流する東斜面が面白そうです。途中赤谷川底部で1泊し、土合駅まで2日で抜ける計画を練りました。このルートが開拓できれば、さらに馬蹄形ルートやその先の奥利根県境ルートへと繋がります。

画像1
仙の倉山頂から万太郎山、谷川方面
万太郎側から見た仙の倉斜面、シッケイ沢のほうが広く快適そうなのが一目瞭然

実は1度4月頭にチャレンジしましたが、途中で悪天に捕まり、命からがら逃げてきました。オジカ沢の頭で強風視界ゼロ、そのまま進むと確実に死ぬので急いで万太郎方面に引き返しましたが、再度嵐に追いつかれ、強風の中這いつくばりながら万太郎を超える羽目に。全身バリバリに凍り付き、濃霧で視界ゼロの斜面を慎重に横滑りし、ようやく安全地帯へ。毛渡沢沿いにスキーを走らせて土樽に下山しています。雪は繋がってました。下界は平和。

無事に下山してご満悦、友達に迎えに来てもらい嬉しそう


以下、2度目となった山行を記録します。4月9日~10日(1泊2日)

ここから先は

2,095字 / 30画像
この記事のみ ¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?