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興奮と焦燥が見せる現実の世界の広大さ

こんにちは、シュフティ事業部ディレクターのカネヤマです。

1/8~1/10 に #RSGT2020へ参加してきたので 、その参加レポートと未だ感じる消化不良感を少しでも解消できるように記事にしています。

長文ですが、興味があればお読みください。

※なぜ、今更書いているのかというと、1ヶ月位塩漬けにして残っていることは濃厚なところだろうという作戦です(言い訳)

RSGT2020とは?

Regional Scrum Gathering Tokyo 2020の略です。カンファレンスではなくギャザリング(集会)をする場であるというのが特徴です。

実際に、参加してみると様々なところで小さなギャザリングが発生しており、ギャザリングだなぁーという感想を抱いておりました。(意味がわからない)

Day1

---キーノート---

十牛図という禅の考え方をベースに「あなた達のスクラムは今どのような状態になっていますか?」という問いかけをされました。

わたしは非情に難しい問いかけをされたなぁと思いながら、自問自答をしていました。

・牛を見つけているのか? 
・それとも、牛を捕まえたのか? 
・はたまた牛のことは忘れてしまったのか…

このセッションで意識できたことは、世界には知らないことがたくさんあるのだということです。

まだまだ知らなければならないことが大量に存在している事実を突きつけられました。例えば、禅の考え方などは未知の領域でした。

「知らないことを知る」

それがRSGT2020の私の裏テーマになりました。

---個別のセッションについて--- 

見積もりについては悩んでいることがあったから参考になったセッションです。

なぜ見積もりを行うのか?それを考えていたら見積もりを行わないという決断ができたという話は目から鱗でした。

見積もりをうまくやる方法を探していた私にとって、見積もりの意義から考え直す良いきっかけになりました。


行動分析学という学問分野に興味を持った。好子と嫌子という考え方はどうやって行動をしてもらうのかを分析する中で役に立ちそうでした。

何か新しいことをチームに提案して行動をしてもらうためにはどうすれば良いのか?

ということを考えるために、行動分析学を使ってみたいです。

この日の最後は、こちらのワークショップに参加しました。

リーン・チェンジマネジメントに関する概要の説明の後に、チェンジ・キャンパスを作ってみました。

ここでも、変えたいビジョンに対する好子と嫌子について触れられていて前のセッションとの繋がりも感じた(このシートでは変化をサポートする要因と変化に抵抗する要因と書かれていた)

何かを変えようというときにマイナスな面ばかりを見るのではなく、その変化を後押しすることにも目を向けてそちらを拡大していくと良いのではないか?というのは良い気付きえでした。

1日目の感想

この日は、Networking Partyもあったのでもちろん参加しました!

初めて知り合う方もたくさん居て、多くの方とネットワーキングできたのが良かったです。

Twitter などで発信を積極的にしていたおかげかTwitter アイコン見たことあります!というお声がけもちらほらもらえました(実物はまだまだ露出が少ないですね…ここは改善点でもあります)

後は、うるるのこともまだまだ知られていないなぁというのは名刺交換などをしていて感じました。

弊社で行っているスクラムについても、もっとアウトプットをしていきたいと思いました。


Day2

---キーノート---

アジャイルとマネージャーの話、マネージャーを置いていかないというメッセージは印象に残っています。

マネージャーは敵ではないのだから、皆巻き込んでアジャイルしていくしか無いんだよ!って思ってます。(現実はかなり厳しいこともよくわかりますが…)

---個別のセッションについて--- 

これは、ライブだ…さながら我々はライブの観客だ。

きょんさんの話はいままで良くわからない話だなぁって思っていました(スライドで見た程度でしたので…すみません)

実際に、目の前で語られる言葉に耳を向けて自分なりに理解しようとすると、色々と理解ができることがありました。

※ただ、8割くらいはナニモワカラナイという感想です。

印象に残っている言葉は模倣子という言葉です。

まだまだ理解できていない言葉ではありますが、自分がアウトプットしたり考え方を伝えたりしていることは模倣子作りの1つなのかもしれません

どんなときにも、「なぜ、あなたはそんな考え方をしたのですか?」ということを考えることがとても重要なのだと感じました。

前よりは理解できたけど、まだまだ理解できないというセッションでした。

※ちなみに、この公演をきっかけに攻殻機動隊にハマりましたw


こっちはプロレスだった。

チームがいつ死ぬのか?というタフクエスチョンが印象に残っています。

いまだに、自分の答えは出ていないけれども、チームというものを見つめる良い問いかけでした。

会社とは異なるけど、Growthfactionはチームとして1つの形にはなっているのかもしれないです。新陳代謝も行うことができたし、今もなお進化し続けています。Growthfactionはいつ死ぬのだろうか…

きょんさんとおよべさんの2人のセッションは、聞いている人を巻き込むようなセッションでRSGTを象徴していると感じました。

今回のしくじり先生はアラタ先生!スクラムをスケールさせようとした時の問題について話をされていました。

私のチームでは、LeSSで行っているスクラムをスケールさせているので、興味深いお話でした。

失敗談を聞いたときは、同じ轍を踏まないというのが大事なことです。

印象としては、すごくやってしまいそうな作戦に思えてしまったのでとても参考になりました。

アラタ先生のやろうとしていたこともまた1つの挑戦だったんだと思います。

2日目の感想

二日間を通して、様々な登壇から得られたことは世界の広さを知れたことでした。自分が見ている視野では見られない様々な視点からアジャイルやスクラムを見つ直すきっかけになりました。

とにかく楽しい2日間を過ごして、お腹いっぱい…でも3日目もまた楽しみだ〜みたいな気持ちで眠りについたのを覚えています。

Day3

3日目はOpen Space Technologyという形式で様々な場所で自由にディスカッションをするスタイルでした。

私はまず、ふりかえりでおなじみの黄色い人!びばさんと共にふりかえりのお悩み募集会を開催!
悩みについてはその場で解決することは難しいので #ふりかえりam で取り上げるネタにしよう!と話をしていました。

そして、実際に取り上げた回がこちら!

これからも、ふりかえりの悩みに対する見解を色々と話していきますのでふりかえりamをよろしくおねがいします。

他にも、知り合いが開催しているOSTにお邪魔してました。

様々なテーマで、様々な議論が活発に行われていました。「これは、楽しすぎる…1日中やってられそう…」そんな感じであっという間に時間が過ぎ去っていきました。

---クロージングキーノート---

さて、3日ラストのクロージングキーノートはRSGT初代実行委員長の高橋一貴さん!

私から語っても何も伝わらないだろうなというくらい想いのこもったセッションでした。

「人生をかけて俺らは何かひとつやり遂げる必要がある」

この言葉は本当に刺さった。

実際、何をひとつやり遂げようかってところはまだまだ抽象的だから見つけていかないとだなぁ

総括

ざっくりとまとめましたが、ここには書ききれないほどの多くのものを得ることができたイベントでした。

RSGTに参加してから、物事の見え方が変わったという実感があります。視界が開けたというか、色々なものが見えるようになったというか…

楽しくなってしまって、他のイベントでもプロポーザルを出してみたりもしました。

これからもギャザリングをしていく第一歩となるイベントでした。

こんな楽しいイベントを開催してくださった運営のみなさん
一緒にギャザリングをした参加者のみなさん
そして、快く送り出してくれた会社のみなさん

すべての人にありがとう

これにてRSGT2020の感想を終わります!


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