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若者を新世界へ誘うプラモデル。タミヤの「陸上自衛隊 軽装甲機動車」は、あなたに「第2の壁」を突破させる。

お世話になってます。北見工業大学の井野いのです。

生身のキャラクターや動物など、有機的なプラモデルもたくさんありますが、やはりプラモデルと言えばメカニック。
そしてメカニックなプラモデルには、いくつかの「大きな壁」が存在するのです。

今回ご紹介するプラモデルは、その壁の一つ「第2の壁」をぶち破ってくれるアイテム「タミヤ 1/48 陸上自衛隊 軽装甲機動車」です!

「第2の壁」とは?

ほとんどの人、特に若い人は、ガンプラを手に取ってプラモデルの世界に降り立ちます。そして様々なキットを作っていくのでしょう。
しかし、この広大なプラモデル世界の地平を歩いていくと、いくつかの壁が現れます。
メカニックプラモデルの「第1の壁」は、「ロボットからスケールモデルへの壁」だと思っています。
僕はまだ大学生ですが、たまたま周囲の環境のおかげでスケールモデルの魅力に気付くことができました。それについても、話す機会があれば話したいと思います。

(キャラクターモデル、ロボットだけを作るのが悪いことだとは思いません。ただその壁を破った後になると、超えることができて良かったと思います。)

そして僕がこれまで越えていなかったのが「第2の壁」。それは「ミリタリーモデルからビークルモデルへの壁」です。

「力」の有無

みんな強いものが好きです。空を飛び、大地を踏破し、敵を討つことができる兵器。その機能美は圧倒的です。しかし生活に寄り添う乗り物には、同じ温度の興味が湧かない。それは、「武器」ではなく「道具」だからでしょう。
けれど、カーモデルにだって、面白さがあると思うのです。まだ僕は「第2の壁」を破れていませんが、そう感じるのです。

そこで出会ったのが「タミヤ 1/48 陸上自衛隊 軽装甲機動車」です。

かわいい。サイズが。

普段作っているキットと比べると、心配になるくらい小さいパッケージ。

まず見て欲しいのは箱の大きさ。小さい。すごく小さい。すぐ作れそう。

フットプリントがHGの半分くらいしかない。

ランナーをA3の画用紙の上に。パーツこれだけ。

パーツ数もこれしかありません。すぐ作れそう。

なんだったらこのまま壁に飾ってもいい。

完成品の全体像が、箱から出しただけで感じられるワクワク。

そして、カーモデルの何よりの魅力ではないかと思うのが「箱を開けただけでボディ全体が堪能できる」ということ。
成形品の時点で美しい。そう感じさせる力は随一なのではないでしょうか。

クリアパーツも忘れずに。

コイツが「第2の壁」をぶち破ってくれるのは「ミリタリーモデルであり、自動車でもあるから」です。
キットそのものの魅力も素晴らしいですが、これを作り終えたとき「別の車も作りたい」と自分に思わせてくれるのではないかと期待できる。

「ガンプラだけ作っていてもガンプラは上手くならない」とはよく言われますが、コイツなら一歩を踏み出せます。

「武器」である兵器と、「道具」である車。「軽装甲機動車」はその橋渡しをして「第2の壁」をぶち破ってくれるアイテムになってくれるはずです。

俺は北海道仕様の冬季迷彩で塗ろうっと。いま『ゴールデンカムイ』がアツいし。

追記:制作完了しました。完成記事はこちら

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執筆者プロフィール

井野敢太

2002年生まれ。北の果ての工業大学生。UMA北海道(北海道学生模型連盟)のnote運営立案者。3D設計ロボット・フィギュア造形・フルスクラッチ。なんでもやるモデラー。趣味がたくさん。サッカーが好き。

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折り紙とプラモデルを極めるYouTubeチャンネル『オルカラス・ラボ』

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北見工業大学模型同好会

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