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【週末回顧録】このまま負けてなるものか!(7月23日・24日)

お世話になっております。UMAJIN編集部員の平石です。
「未来の馬券の的中は振り返りから!」ということで、先週末の競馬を振り返っていくこの企画。「鉄は熱いうちに打て」とも言いますしね。記憶が鮮明なうちに、未来の自分のためしっかり復習しておきましょう。

まずは重賞から振り返っていきましょう。

<中京記念>

勝ち馬:ベレヌス 勝ちタイム:1分45秒9(良)

ベレヌスが敢然とハナを切ってそのまま逃げ切り勝ち。ベステンダンクとの競り合いでペースが上がることを懸念していたのですが、そのベステンダンクは久々の小回りに戸惑ったのか終始行きっぷりが悪く、コルテジアが悠々と2番手にハマる展開になりました。中距離志向の強いコルテジアですからこの形をわざわざ動かす必要はなし。コルテジアが無理に競りかけようとしなかった分、前半1000mの通過は59秒9。今の馬場を考えればスローな流れだったと言えるでしょう。

これでベレヌスは小倉芝【2-0-1-0】。コース相性に加え、行き切ったことで内前有利の馬場を活かし切ることができました。これは西村淳騎手の好騎乗だったのではないでしょうか。

コルテジアにとっては上がりが速過ぎたのか、4角からは手応えがなく。もう何回かは平坦コースで追いかけてみようと思います。

モズナガレボシにとっても上がりが速過ぎたよう。少なくともレースの上がり3Fが35秒台半ばくらいはかかってほしい馬だということを考えれば、引き続き小倉記念でお待ちしております。

ミスニューヨークは直線で鞍上が立ち上がるシーンあり。チェック馬にしようかとも思ったのですが、パトロールを見直すと脚もそれほどなかったようにも見えました。脚があればあそこに入れていたような気がしないでもない。モズと同じく小倉記念は向くでしょうが、いったんはニュートラルに構えておきます。

カテドラルはレース上がり3Fが33秒台にならなさそうなレースでは常に印を回しておいた方が良さそう。ちなみに今日のレース3Fは34秒6でした。昨年と同じく京成杯AHでしょうかね。

<気になった馬>

土曜福島6R 3着ペイシャフェリ
福島の芝は最終週とあってかなり上がりがかかるコンディションに。このタフ馬場を逃げてしまうとラストにキツくなったのもやむなしという感じでした。軽い芝の新潟替わりで狙えそう。まぁ普通に人気しそうですが……。

土曜札幌11R 4着シュアーヴアリア、5着バトーデュシエル
人気のダークペイジがゲートを失敗し先行できず。大外からミニオンペールが思い切って行って流れを落ち着かせると前半600mの通過は34秒6。同日の1勝クラスより0秒6も遅いものでした。そりゃ前が残りますわな……。
後ろから運んだ組は物理的に無理な状況。シュアーヴアリアはインで詰まるし、バトーデュシエルは4角で外をぶん回すしで噛み合いませんでした。

土曜小倉9R 8着キタサンユーダイ
相変わらずインが強かった小倉の芝。時計も出る状況でした。
キタサンユーダイは何故か控えて4角では外を回す形に。「間に合わないよね~」と思いながら見ていたらやっぱり間に合いませんでした。
時計勝負にも対応できるはずなので、小倉開催が戻ってきたら忘れずチェックしておきたいところです。内枠の方が良いかもしれません。

土曜小倉11R 3着ダノンシティ
こちらもイン前馬場を外回し組。開催後半の小倉でお会いしましょう

土曜福島11R 6着ナイトブリーズ
今開催の福島ダートはずっと内が軽かった印象。ダ1150mでも外枠より内枠の方が来ているんじゃないかという感じすらしました。普通は芝を長く走れる外枠の方が有利だと言われているのですが。
ナイトブリーズは大外枠からの発走ですっと外を回す形に。フラットな馬場に戻れば軽視はできないように思います。

日曜福島5R 4着シルバーニース、10着コレオグラファー
コマチザクラの4角外ぶっ飛び、直線におけるウェンスの外斜行とアクシデント盛りだくさんだったこのレース。
コレオグラファーはコマチザクラの外から併せたのが運の尽き。シルバーニースもモロに斜行の影響を受けてしまいました。

日曜福島8R 4着ネイリッカ、15着ミストルティン
最初の入りのラップが6秒7-11秒0-11秒1。同日のメイン・リステッドのジュライSが7秒0-11秒2-11秒6なのと比較すると、いかに速い入りだったか分かるかと思います。ということで逃げ&番手でこのハイペースを演出した2頭をチェックしておきます。外番手追走だったミストルティンは相当負荷がかかっていたので、最下位やむなしかと。

日曜福島9R 9着ナックドロップス
とにかく砂被りNGな馬。現状、最内枠だと逃げるしかオプションがないのが辛いところ。そのうえ今回はタヤスやらライヴやらフレーズメーカーやら快速馬が揃っていました。外枠替わりでチェックしておきましょう。

チェック馬扱いにはしませんが、日曜小倉9Rの前半600m通過はまさかの32秒2。ショウナンマッハの戦術オプションの少なさ(=ハナを切るしかない)が露呈した形になりました。今後も結構競馬が難しそう。
一方でこのペースで悠々と4角先頭だったカイカノキセキは千直を使ったらめっちゃ強いのでは……? という説が。

<雑感>

・マジェスティックウォリアー、札幌ダ1700mめちゃ強い説

日曜の札幌ダ1700mにはマジェスティックウォリアー産駒が3頭出走して【2-1-0-0】。いずれも4番人気以下で配当妙味もたっぷりでした。
マジェスティックウォリアー産駒のダ1700m成績を競馬場別で見てみると以下の通りに。

明らかに札幌コースでの成績が良好です。このあたり先週の予想でも触れた札幌のコーナー径の緩さが関係しているような気も。
となるとマジェスティックウォリアー産駒はコーナリングがへたっぴなのでは? という仮説が成り立ちそう。札幌の次に複勝率が高いのは京都コースという事実からもあながち間違っていないような気がします。

・札幌ダ1700mでエーピーインディ系を狙うなら……?
マジェスティックウォリアーの話ともリンクするのですが、良馬場に回復した日曜の札幌ダ1700mはエーピーインディが大フィーバー

2R:1着マナウス(父マジェスティックウォリアー)
4R:1着サルサディーヴァ(父マジェスティックウォリアー)
7R:1着アシタガアルサ(父シニスターミニスター)
11R:1着ブラッティーキッド(父シニスターミニスター)
11R:2着オレンジペコ(父マジェスティックウォリアー)

8頭の出走で4頭が勝利、2着も1頭。まさに蔵が建つ1日でした。
札幌ダ1700mの馬場状態別でエーピーインディ系の成績を見てみると、良馬場で好成績なんですよね。

個人的には軽い馬場の方が合っているイメージだったのですが、ことこのコースに関しては良馬場の方が狙いやすいよう。その要因については引き続き検討する予定ですが、まずは傾向だけメモしておきます。

<こちらも要チェック!>

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