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【週末回顧録】このまま負けてなるものか!(11月25日・11月26日)

お世話になっております。UMAJIN編集部員の平石です。

「未来の馬券の的中は振り返りから!」ということで、先週末の競馬を振り返っていくこの企画。土曜・日曜の競馬で気になったレースをピックアップ。さっそくやっていきましょう。


<土曜日>

■東京11R キャピタルS

・セッション(4着)
逃げたドーブネが刻んたペースはリステッドの東京マイル戦にも関わらず前半1000m60秒1の超スローペース。スローの上がりまとめ勝負に強いドーブネがこの展開に持ち込んだならそりゃあ止まりませんわな感。そしてプレサージュリフトを先行させたビュイック選手はさすがという感じです。

反対にキレる脚がないセッションはどうやっても厳しい流れに。クリノプレミアムの外に入ったのが痛かったですね。クリノが中団で良しとしまったがためにそれを交わしていけなかったのが敗因でしょう。

仲秋Sがそうだったようにもう少し流れる競馬ならもっとやれると思うんですが。あとは輸送がない方が良いのかもしれません。

■東京12R 3歳上2勝クラス

・マルディランダ(4着)
・コスモスプモーニ(14着)

マルディランダは直線でヨレたサイルーンに進路をカットされる不利が。現状後ろからいくしかない馬なのでどうしても直線で不利を受けるリスクはあるのですが、今回のは結構被害が大きかったですね。脚は使っているので次走も追いかけましょう。個人的には前で受けた方がいいような気もしていますが。

ひとつ前のキャピタルSはドスローだったのですが、このレースは前半600m通過が33秒9、1000m通過が57秒3という激烈なハイペースに。休み明けのタガノチュールが特攻逃げを仕掛けてきたのが要因です。割を食ったのが2番手で進めたコスモスプモーニ。マイル~1800mのスロー上がりまとめ勝負に強い馬なので、このハイペースは専門外でした。

スローの単騎逃げが見込めるメンバーならいつでも巻き返しがあると思います。

<日曜日>

■京都7R 3歳上2勝クラス

・アウトレンジ(1着)
・アスクビックスター(10着)

骨折明け2戦目のアウトレンジが絞れて変わり身を見せました。勝ちタイムの1分51秒3は前日の3勝クラス花園Sのそれより0秒3速いタイムですし、揉まれない枠の並びなら昇級でも即通用でしょう。

明暗が分かれる形になったのは2番人気のアスクビックスター。10着大敗となりました。ただ矢作厩舎らしく休み明けはあまり走らない馬ですし、強い勝ち馬に早めに来られるしんどい競馬になりました。引き続きマイペースで逃げれるダートの中距離戦なら狙い目になると思います。

■東京8R ベゴニア賞

・カフェグランデ(3着)
2000m以上や渋った馬場で強いレイデオロ産駒ですが、この馬は短いところで脚を使えますよね。恐らくレイデオロより母ラフレーズカフェ(芝1200-1400mで4勝)の特徴の方が強く出ているんだと思います。距離適性に関してはあまりレイデオロだと思わない方が良さそうな。

また直線では前が狭くなって追い出しを待たされるシーンもありました。それを考えればラストは良く詰めたように思います。中1週で黒松賞とかに出てきたらちょっとチェックしておきたいですね。クリスマスローズSがまだあれば、一生懸命買いたいタイプだったのですが……。

■京都9R 白菊賞

・ケーブパール(4着)
新馬戦の差し脚が良かったので注目していたのですがイマイチ弾け切れず。このクラスになると外回りの方が差しやすそうに見えました。大箱替わりで。

■京都10R 清水S

・ショウナンアレクサ(9着)
上がり3F33秒6のレースだとキレる脚のないこの馬にとっては厳しかった感が。もっと上がりのかかるレースで狙いたいですね。

■東京12R ジャパンカップ

そら(2400mなら)そう(イクイノックスが1番強いに決まってる)よ。

今年に入ってから前受けで完勝を続けているところを見ると、行き脚がつかず差して勝った宝塚は遠征帰りで本当に体調が悪かったんですね。そんなことを思うくらいにはイクイノックスの強さが圧倒的でした。

このレースのハイライトはXでもポストしたように、最初の直線で先行したイクイノックスをリバティアイランドとスターズオンアースが追いかけて行ったシーンだと思っています。強い馬の直後を強い馬が取ったらそりゃあ最後まで頑張るよねという素朴な感想が。あそこで出していった川田騎手と外からうまく位置を取りにいったビュイック騎手の腕を痛感するシーンでした。

心の本命として取り上げていたスターズオンアースはパドックを見るかぎりちょっと緩いような感じもしたのですが、直線ではさすがの走り。イクイノックスを除けば東京の芝2000-24000mで最も強いのはこの馬なのではなかろうかと。来年こそ天皇賞・秋→ジャパンカップのローテーションで見てみたいものです。

ドウデュースはエンジンのフケが良すぎてもう2400mはキツくなっている感じが。直線もスターズオンアースを交わしそうな勢いで伸びたと思ったところでピタっと止まってしまいました。

来年はドバイターフ→安田記念みたいなローテーションでも個人的には驚きません。というかセリフォスをマイルで完封した馬なわけですし、マイルが合わないということはないと思うのですが。

いずれにせよ「日本競馬ここにあり」と声高らかに宣言できる好レースだったと思います。ええもん見ました。

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