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金鯱賞 全頭診断



コース考察

中京芝2000
スタンド前左寄りの地点からスタート。1,2コーナーに掛けて緩い登り坂が続き、その後は残り340地点まで下り坂。そこから100mに掛けて急な登り坂。そこから240mは平坦
週中に雨が降り金土日と晴れ予報なのである程度は軽い馬場状況でやれるのではないか

ペース想定
明確な逃げ馬がおらず、先行馬の数も多くは無いので道中緩やかに流れてからの瞬発力勝負になるか

全頭診断

※枠順確定後出走表にいない馬は省きました

アラタ牡7

 昨年の金鯱賞3着。前走は4ヶ月ぶりの一戦だったが最初のコーナーで完全な不利を受けポジションを大きく下げた直線も前が全く開かず消化不良の一戦となった。能力が落ちている感じもないが今回のメンバーだと上位の強さが際立っているのでここでは抑えておくくらいにしたほうがいいか。とにかく内枠を引きたい

エアサージュ牡6

 昨年の7月まで屈腱炎で長期休養をしており、そこから芝のレースを4戦走り4連対前から積極的な競馬を出来るためいい枠を引ければ開幕週の中京に噛み合う可能性はある前走下したニホンピロキーフとリフレーミングは先週勝ち上がっており相対的にこの馬の評価を上げるべきだろう。内枠からいい競馬をしており直線でスッと外のいいところに出せる操縦性もある。2着続きではあったが負けた馬たちがその後重賞を勝っていることからも差のないこの馬の評価は重賞級であると想定しておくべきだろう。しかし今回は相手がG1級の馬であり、勝つには枠や展開の助けが必要になるだろう

シーズンリッチ牡4

 勝った毎日杯は内で溜めながら先団につけるも直線で前があかず残り200からの追い出しになったがいい切れ味を見せた。2400以上となると少し距離が長いかパフォーマンスは落とした。追走力があり、枠と展開を味方にできれば。2000でもスタミナ面で不安もあり多少後ろからの競馬になる可能性はある。現状では前走からどの程度成長しているかはわからず、過去の成績からもG1級相手に真っ向から勝てる内容ではない

ドゥレッツァ牡4

 ここまで6戦5勝。前走の菊花賞の印象が強いが基本的にはスローの極軽馬場でのみレースを走ってきておりかなり偏っている。菊花賞では前進気勢が強くですぎて仕方無しに鞍上がハナを取らせたほどで、気性面での落ち着きに欠けて今回のレースに臨む可能性はある。日本海Sでもスタートしてしばらくは鞍上が手綱を絞り馬群に入れて落ち着かせるよう努めていた。4角を内で回しておりうまく外の馬を弾きながら外に切り返せたから良いが一歩間違えばどん詰まりになる内容だったように思える。今回のメンバーでは逃げがほとんどおらず緩い流れを想定するがその中でどのような競馬をするのか。掛かりながらハナに立って息が入らないような流れになってしまうと流石に1着は厳しいだろう。今回は59キロを背負っておりその点は多少割引。馬群でしっかり溜められた時の反応は抜群。

ノッキングポイント牡4

 ダービー0.2秒差5着、古馬との対戦となった新潟記念では勝ちきった。前進気勢がかなり強く道中で如何に消耗を抑えられるかがカギになるだろう。新潟記念では斤量54キロと優遇されているとはいえプラダリアに完勝しており評価できる。菊花賞では馬群に入れて抑えようとしたが道中掛かりっぱなしで消耗をしていたのだろう、見せ場もなく惨敗した。陣営も2000の流れならまだ我慢が利くと判断しての参戦だろう。精神的な面での成長が見られれば頭まで期待できる一頭。外枠だと壁を作りづらいので比較的内寄りの枠を希望

ハヤヤッコ牡8

 昨年の金鯱賞は0.5秒差5着中京は合っているのか安定して好走をしている。重馬場巧者のイメージが強いが前走で良馬場でもしっかり好走したことから幅が広がったと言える。重賞戦線を大体0.5差以内ではまとめており、人気馬が凡走した際には飛び込んでくるような一頭

バラジ セ5

 去勢後初戦。気性的に揉まれ弱いところがあるのか追い比べなど競った場面で伸びず不利を食らう場面が多々あるようにみえる。本来の能力を出し切ればG3辺りなら上位に来てもおかしくはないが去勢後初戦というのはどのような状態でレースに出てくるのかが判断しかねるので抑える程度にしておくのが良いだろう

ブレイヴロッカー牡4

 前走スタート後躓く。直線では内の馬に寄られながらもなんとか押し返しながら譲らずに走った。結果としてスムーズに直線を走れず。大外一気など大味な競馬をすることが多く、小回りでは成績を落とすことからじわじわと加速できる直線が長いコースの方が合っているだろう。これまで16戦して左回りは1戦だけであり苦手としている可能性はある。スローからの切れ味勝負では今回のメンバーの中では分が悪い

プログノーシス牡6

 昨年の覇者。後方からの競馬になるが爆発的な脚力で一気に差し切る。札幌記念でも素晴らしい脚をみせ、天皇賞・秋でも地力の高さを証明しパンパンの良馬場でも特殊な馬場でも対応できることを示した。捲り気味にポジションを上げることもできるので内で詰まって能力を発揮できずという可能性は低いだろう。本番では外目から安全策をとるだろう。現状の能力としては頭2つ抜けていると考える。差し損ねるとしたら内有利の開幕週馬場で内から有力馬が残してしまうパターンだろう。あとはドゥレッツァが単純にこの馬より強いかである

ヤマニンサルバム牡5

 前走中京2000での中日新聞杯を制し実績を積んだ東京と中京2000を主戦としており今回も条件は向くだろう。しかし前走は完璧なレース内容であり、脚をしっかりと溜められていたはずが終いの200で0.5の減速ラップになってしまったことは相手が強くなるここで勝ち切るには物足りない内容に映る。とはいえほぼスローの展開になるだろうと想定されるので、枠や開幕週馬場の助けなどがあればもう少しの上積みも期待できるか

ヨーホーレイク牡6

 2年ぶりのレース。2年前の日経新春杯も長期休養明けでしっかりと走っておりそこまで割り引く必要はないのではないか累計でまだ7戦しか走っておらず上積みも期待できる。ダービーでは道中揉まれ続け直線も前があかずウロウロしてまともに追えておらず。皐月賞も内から外に強引に出すも内が止まらず展開負け。日経新春杯ではある程度前につけて外目を余裕を持って回した。そのまま外外を回しながらの楽勝で非凡なものを感じさせる。長期休養明けでオッズ的に美味しいのであれば積極的に狙うべきか。パドックで馬体などは確認したい

レッドジェネシス セ6

 現状では競争意欲が失われているとしか思えない。本来であれば菊花賞1番人気になるほどの馬なのだがドロドロの神戸新聞杯を激走したことによって精神面で影響があったのか。一度でも上昇傾向を見られるまでは馬券には入れづらい

ワイドエンペラー牡6

 ここ3戦連続で出遅れている。上がり最速を使っているがどれもレースレベルが低い中での末脚でありそこまで信用は出来ないだろう。中京では過去に高いレベルのレースをしておりコース自体は向いている可能性は十分ある。不器用な馬なので外目の枠で外から直線だけの競馬をすることになるだろう。多少馬場が渋ったほうがこの馬にとっては相対的にプラスになるだろう


馬券考察


 上位2頭はここがメイチではないにしても能力面だけで見れば抜けている。二頭とも飛ぶような状況は考えづらく、どちらかの馬を軸にして頭数を絞って買い目を考えるべきだろう
 
ヨーホーレイク
のような二年ぶりだが素質十分な馬もいるが、こういう馬はかなり未知な部分があるので買うとしたら単勝1点などでメリハリの利いた馬券を買うといいだろう



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