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MBA準備 子育てと仕事ととのやりくり

いつか書こうと思っていたら大分後回しになってしまいました。MBA準備中、他人様のMBA準備関連のブログには大分お世話になったので(読んだだけでなぜか準備した気になりがちでしたが)、ひょっとしたら誰かの参考になるかもと思って書きます。

1)TOEFL
留学はいつかはしたいと頭にあったので、本格的な準備の前から細々とは続けてきました。確か最初のぶっつけ試験で86程度、その後、育休中に(第1子でてんやわんやでしたが最後の3ヶ月くらいで)集中して98くらい。受験年(育休からの復職2年目)の春に頑張って、8月に目標値(100-110)達成、という感じでした。
readingとlisteningのスコアはよかったので、特別な準備はせず。デルタ等の問題集をやりました。 
writingは、webtoeflの添削付き講座をとり、スコアが安定するように。私のように留学までのスケジュールが明確に定まっていない人でも、何度も再開できるのでお得で大変助かりました。
speakingは大の苦手でした。webtoeflの講座もとりましたが、とにかくたくさんのパターンを作って、たまに一人でお風呂に入れるときに呟きまくる、あとなぜかネットでちらっとオススメされていた韓国の問題集をアマゾンで買って、例文作りに役立てました。

2)GMAT/ IEGAT
TOEFLが終わり、さてGMATか!というところで、家族の赴任地がなかなか定まらず受験校選びが難航。仕事の多忙さもあり、秋はモチベーションがかなりダウン。アゴスが出版しているGMATの総合解説本を1回さらっただけでとりあえず受けて見たところ、600行かず。これはもう時間はかけられないと思い、GMATではなくIEの独自試験をチョイスすることに。読解・数理・図解(パターン)の3種類からなり、「準備のしようがない」というのが定説ですが、図解問題は練習問題がネットで購入できます。それをやりこみ、あとはGMAT準備で一応数字・計算の英語には慣れていたので、そこまで時間をかけずに準備できました。(受験後、"within top ten percent in the world"の通知をもらい、モチベーション向上。)

3)エッセイ・面接
12月にIE受験を決意し、冬休みを活用して一気に準備。エッセイはMBA帰りの友人が熱心に見てくれました。また、欧州系ビジネススクールに知見があるビジネス・パラダイムにも相談にのっていただきました。
エッセイ後、面接までに向けてレアジョブで会話慣れを継続し(早朝or深夜)、あと厚切りジョンソン系の人にも1回模擬面談を受けました。しかし一番お世話になったのはLaurenさん。個人でやっているサービスで、良心的な値段で丁寧に指導してもらい、彼女と準備したストーリーパターンを本番では全部使いました。

4)時間のやりくり
本格的な準備を開始したのが、育休から復職2年目、仕事も脂が乗ってきたが、子どもは2歳になったばかりでまだまだ手がかかる、という頃でした。平日は早朝と夜子供が寝た後しか時間が取れないので、そこでレアジョブをやったり、TOEFL問題集を進めたり。1週間ごとにやることを決めて、週末に平日の遅れをカバーするようにしていました。と言っても週末も時間がないのが育児中の問題ですが、5月のGW明けから7月くらいまで、「本気で頑張りたいから協力してくれ」と夫に告げ、子どもとよく遠出してもらいました。そこで3ー4時間の集中タイムを作りやりくりしていました。最後の追い上げ期間は、週1回は子どもに祖父母の家でご飯を食べさせてもらって、自分はその間にカップラーメン食べて勉強(笑)、などまさに周囲の協力なしには不可能でした。

それにしても、子どもともっと向き合ってあげたいのに、いつも勉強のことを気にしているのは申し訳ない気もして、公園に出かけた後、自分だけ先に家に帰ろうとしたら息子がしょぼくれてしまった時の顔とか、今でも覚えています。でも、いや母ちゃんは今勉強しないとあとがないんだ、という気持ちで、ママは頑張りたいの、協力してね、と言ってどうにか分かってもらいました(たぶん)。振り返ると、それでも平日はお迎えの時から夕飯、寝かしつけまでほぼ二人きりで一緒にいたわけで、なんだか濃密な時間を過ごしていた気がします。もう最後は執念です。

確か4月で受験を終え、その頃には夫ももうモザンビークに出発していました。「これで何も考えずに(子どもと)遊べる!」と、いちご狩り・映画などなど沢山お出かけしました。5月半ばに、寝かしつけ終了後、寝ている息子の横で合格通知のメールを受信した時の嬉しさはひとしおでした。

子どもがいてMBA準備なんて大変でしょ、とよく言われましたし、実際、自由な時間が全然ないところで勉強の時間を上乗せするのはしんどかったです。比較的長期で捉えて英語のベースは作っていたこと、あとは家族の協力をお願いしたこと、が鍵だったと思います。でも、もうこの時の執念で勉強できる自信は・・・ないかもしれません。いや、本番の今こそ、頑張らねばですが。

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