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「センス」「能力」「感性」? 自分の中にある”感じ取る力”のスイッチを入れる。

見えない世界の話となると、見えないものが見える、見えないの話になることが多いです。普通は見えないものの代表例は、死霊。他にも妖怪などもあるかもしれません。一方で割とポジティブなものとして語られるのが、オーラでしょうか。人の周りに何かが見えるといいうことが多いです。

また、神様や仏様、はたまた式神や妖精などなど色々な見えない存在がいますが、彼らの声が聞こえる、聞こえないという話になる傾向があります。ずっと誰かが話しかけてくる、何か言葉がずっと頭の中に響いているなど種類は様々です。人によって受け取り方は異なります。

この他にも見えない存在や世界について語るときに、それができるのかできないのか、自分にはその能力があるのか、ないのかという形で語られることが多いように感じます。ただ、この「できる」「できない」であったり、「ある」「ない」ということだけで、自分自身の能力や、やっていることを図る尺度とすると、もったいないように思います。

スピリチュアルな世界を全く知らなかったり、精神世界のことに興味がなかった、見えない世界との接点が人生でなかった人が、ある時点から急激に、または、徐々にその世界に足を踏み入れていくことがあります。特に近年は自分自身の経験からその傾向が強まっているとも思います。

そうした初めて見えない世界に触れるときに、すでにその道を歩いている人、自然と見えない存在とコミュニケーションをしていたり、能力が高い人に会うこともあるでしょう。そのときに、自分自身のできないところや足りないところが、大きな差となって感じられると、ついつい自分のことを低く見てしまったりもします。

スピリチュアルを学ぶ意味は、どんなところにあるのでしょうか。

または精神世界に触れることで、自分の人生にどんな変化がもたらされた、または、これからもたらされるのでしょうか。

チャネリングやリーディングという技術を高めていくことで、できることは増えていきます。それはそれで大切なことですが、本質的なところは、自分自身の感覚がどれだけ高まったか。どれだけ感度が繊細になったか。感じ取る能力が高まっているか、というところだと思います。

チャネリングやリーディングによって見えない存在たちとコミュニケーションができることだけが目標ではなくて、普段の生活の中で、自分がこれまで感じ取れなかったことが感じ取れるようになった、ということで十分に成長・進歩していると言えます。

四季の変化に気づかなかった人が、道に咲く花を見て新しい季節の到来を感じる。

雨の日は気分が重いとしか思っていなかったのに、最近は雨音がよく聞こえて心が落ち着く。

風の匂いの違いに気づいた。

訪れる先々の街や土地や人の雰囲気をよりリアルに感じるようになった。

全くわからなかった美術作品や芸術作品がなんとなくすごいもののように感じてきている。

人によって、その「ちょっとした変化」は違います。
ただ、その自分の中に生まれた微細な変化もちゃんと見てあげて、変化として自分のものとして受け取ってあげること。それがとても大切なことなのだと思います。

私たちの持つ感じ取る能力のスイッチをどんどんオンにしていったその先に、新しい感じ取る能力を使ってしか見えない世界が広がっていいます。そしてそれが私たちの人生の見方を変え、人生に変化をもたらしていくと思います。

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