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日本列島の各地に宿るエネルギーに対して私たちができること

映画『すずめの戸締まり』をご覧になった方も多いと思います。先日もテレビで初めて放映されていましたので、映画館や各種の動画配信などでみていなかった方も、この機会に見てその内容を知った方も増えたと思います。

映画の中では主人公の岩戸鈴芽(いわとすずめ)は、人とは別の姿となった閉じ師の宗像草太(むなかたそうた)と共に、日本列島を旅していきます。日本列島の下に眠るエネルギーが、その上に暮らす人々の生活に影響が出ないように、各地でなんとかしていきます。

自分でも各地の神社仏閣などを訪れてみると、それぞれの土地が持つエネルギーの違いや状態が違うことを感じます。また、その土地の持つエネルギーが大きくなっていたり、逆に落ち着いていたりということも感じます。

木曽御嶽山 王滝口 御嶽神社 参道
(御嶽山の下に溜まるエネルギーは大きい。)

それぞれの土地にはそれぞれの神社、お寺、パワースポットがあり、そこには土地と密接につながった神様、仏様がお祀りされています。そこでは地元の方々を中心に、年間を通してお祭りがなされたり、地域の行事と絡み合いながら、日々の生活の中に自然や神様たちとのつながりが維持されるような仕組みが残っていたりもすると思います。

しかし、昨年からは様々な外出に関する制限のようなものはなくなりましたが、それまでの数年間は、社会的にも外出や気軽に人と会う機会があまり取れなかった状況が世界的に存在していました。そうした状況の中で、毎年恒例のお祭りが中止されてしまったり、それが数年続いているという地域もあったのではないかと考えています。

自分の祖父母やそのずっと前の世代から、地域のコミュニティとして連綿と継続してきた土地のお祭りが中止されたことにより、本来であれば、その地域の神様たちとのつながりを確認し、意識を向けて、自分自身の気持ちを新たに持つ機会があったものがなくなってしまった。そうした地域が日本各地に多くあったのではないかと。

(以下、参考:大国魂神社・くらやみ祭)

神主や僧侶などとして神様、仏様と日々対峙する職業の方を別にして、日常の中で地域のお祭りに参加したり、神社仏閣にお参りすることは、スピリチュアル的な意味合いを持った活動としてできる候補と思います。

『すずめの戸締まり』の中では、主人公の鈴芽は、見えないものが見えています。誰しもその能力が今あるわけではありませんし、日本各地を巡って土地のエネルギーを鎮めたり、解放したりするということも現実的ではないかもしれません。

それでも、自分が普段からどのようなエネルギーを人に向かって、世界に向かって放っているかは、意識の持ちかた次第でコントロールすることができるものです。自分自身の内面を探って、普段どのような感情を感じ、何を考えているか。過去に傷ついた自分を癒し、そして、日々の生活で人に対して思いやりを持った言葉と行動を与えることで、自分の周りにも土地にもよい影響を与えることができるはずです。


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