大きいこと、小さいこと。

明けまして、おめでとうございます。
年も替わり、少し落ち着いたので、雑談を。
(これから書く事は個人的な持論・思い込みであり、正しいかどうかは分からないですので、その点は御理解願います。)

大きな馬=大きな骨格、小さな馬=小さな骨格について。

私は、競走馬は基本的に大きい程に優位であると考えています。
それは単純に、「同等のフォームとピッチ」で走ると、大きい分だけより前に進むという事に基づいた考えです。

私でも理解できる、骨格が大きい事によるデメリットとして、
(筋肉量が多いと乳酸が・・・云々は、正直良く分かりません。)
○大きな骨格を十分に動かす為には、筋肉量も膨大に要する。
その点からも、小さい馬より俊敏性に劣るケースがまま見られます。
また、完成する迄に時間が掛かりがちというのもあります。
○大きな上体に細い脚という、サラブレッドのアンバランスな身体の造りからも、大きい程に脚への負担が増す。
といった部分でしょうか。

たとえ小さな骨格の持ち主であっても、優れた骨格バランスと必要十分な筋肉量を活かしつつ、身体をしっかり伸縮させて走る事に優れていれば、「ストライドを伸ばす事」、「ピッチを上げる事」という速く走る為の2つの要素で大きな馬を凌駕する事はままあることで、それは数々の名馬達の歴史が証明している事であります。

しかし、身体の伸縮を活かして「ストライドを伸ばす」という1つの要素を発揮しづらい舞台としてダート競馬があり、地面をしっかり捉えて前への推進力に転換する事が難しいダートでは、どの馬も芝を走っている時よりもストライドを狭めて走る事となるので、単純に大きい事の優位性が最も顕著に浮かび上がってくるのだと考えています。
(当然、「砂を捉える上手さ」という要素が、ダート競馬では極めて重要であるという点は感じていますが。)

大きな馬がダート競馬で成績が良いのは、「パワーに優れているから」とよく言われますが・・・、私は全くそういう考え方はしていません。
骨格が大きくてもそれに見合う筋肉量が付いていない馬より、骨格が小さくても筋肉量十分な馬の方がパワーがあると考えているからです。

先述したデメリットも感じている以上、「大きな事は良い事だ。」と言い切る事も難しいのですが・・・。
三冠が整備され、ダート競馬への注目が増しているこのタイミングで、これまで同様に骨格の良さを最重視していく一方で、大きさの優位性という側面も再確認しておくべきかなと感じての雑談でした。
(個人的な持論を長々と、お付き合いありがとうございました。)


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