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健体康心

もう10年以上前、関東に住んでいた頃俺はとあるサークルメンバー等と関西旅行に行った(そう言えば旅行期間中に忌野清志郎が亡くなったっけか)。京阪奈を数日間かけて周ったが、その中で個人的に強く印象に残ったのがタイトルの健体康心だ。GWで人混みが凄かった奈良の薬師寺において、僧侶の説法をたまたま聞いたのだが、それがとても面白かった為、非常に興奮し、何故か般若心経の写経セットを買ったのを思い出す。

さてその興奮したのはどんな話かと言うと、
健体康心の大切さについての話だ。
そも、健体康心とはなんぞやと言うと、
略せば健康のことであり、世の人々は体が健やかであることのみを指して健康と言うが、それだけでなく、心も康らかであってはじめて健体康心、健康である、と言う話だった。

今こそこの考えは大切だと思う。

特に子供等の心は康らかだろうか?
様々な行事は潰され、子供同士でも互いを監視しあい、親や教師からも監視され続けているにも拘らず、
大人が呑気にテレビでノーマスクで騒いでいても、全く問題にならず、
「専門家の監修により対策をしている為安全です」的なことを言っているが、
決してそのやり方を国民に広く伝えなくても問題にならないと言う、子供には本来到底承服し得ない理不尽な差別はどれ程子供等の健やかな体、康らかな心の成育を阻んできただろうか。
実際に統計としても学力や体力については低下が指摘されている。

子供を、その育成をこうも軽蔑できる国に未来はない。

言ってしまえば、大人の知性の劣化が子供の成長を阻害していると言う話だ。

子供の健体康心を守ろう。取り戻そう。
大人はもう手遅れだから、こいつ等の害悪からより多くの子供達を守ろう。
害悪には害悪と言うレッテルを、そしてそのレッテルには明快な理由を貼り付けよう。

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