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有馬記念とアリアニコ

 さてさてやってきました有馬記念。有馬記念にふさわしいワインが買えるように気合いをいれて臨んだ先週の朝日杯FSは、こんな結果に終わりました!

 3着のグランアレグリアだけは買えたんだけどハズレ。人気馬も来ましたが2着に穴馬が入ってそこそこ荒れました。爆笑サンデーの田中さんは今年2回目の的中で、もともとプラスだった年間収支にさらに追加。穴党の馬連1点という制限の中で、ホントすごいっすね。

 そういえば、いつも何も説明せずに僕は「爆笑サンデーで田中さんの馬券が〜」「江藤アナが〜外山アナが~」とか書いてますが、これはTBSラジオの爆笑サンデーという番組の中でやってる競馬コーナー『サンデー競馬小僧』の事です。実は僕が競馬を始めるきっかけになったのがこの番組で、今も毎週聴いてるので、布教活動的な意味も込めて書いてるんですよ。
 まぁラジオ聞く人なんてあんまり多くないと思うけど、今はPCやスマホで聴けるし、ラジコのタイムフリーで時間ズラして聴けるし便利ですよ。そして今日は新聞にこんな広告が出てました。

 これはちょっと良いね。

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 さて、馬券は外れちゃったので今日は1000円ワイン。去年は「有馬記念とアリゴテ」というタイトルでワインを選びました。今年もアリ繋がりのブドウ品種を選びました。アリアニコです。

イタリア コンティ・ゼッカ社
ドンナ・マルツィア アリアニコ

 アリアニコというと南イタリアの高級ワイン「タウラージ」で知られている黒ブドウですが、地品種の一つなのでこれくらいの価格帯のワインでも普通に使われています。でも日本のスーパーとかではそんなに見ないですよね。イタリアの赤ワインのブドウ品種というと、キャンティのサンジョヴェーゼ、バローロのネッビオーロ、あとはバルベーラ、ネーロ・ダーヴォラ、モンテプルチャーノ、この辺の方が人気があるようです。

 ちょうど良い果実味と甘い、酸とタンニンは穏やか、バランスが良くて美味しいです。もっと高級なアリアニコだとガチガチにタンニンがあると言うけれど、このワインはさらっと飲める。いいですね。同じ価格帯でもうちょっと他のアリアニコも飲んで比べてみたいな。

 他の品種で言ったらプリミティーヴォ(ジンファンデル)に似てるかなぁ。と思いながらインポーターのサイトを見たら、なんとプリミティーヴォが15%ブレンドされてました。ということは、このちょっとさらっとした感じはプリミティーヴォによってもたらされているのかも。やっぱただ飲むだけではダメだなぁ。

 昨日は夕食に塩漬けした鶏むね肉とブロッコリーとカリフラワーとセロリを炒めてから水で煮て塩コショウしただけという、中世の農家みたいなものを食べているのですが、これくらいさっぱりした肉料理とでも違和感なく飲めます。牛肉のステーキでも赤身肉なら良さそうだけど、あんまり味が濃い料理だと負けますね。そんな印象です。日常飲みにいいワインですよ!

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 そしてやってきました有馬記念。今回はこの馬でいくしかないでしょう。

 ◎オジュウチョウサン

 2年前の中山大障害で見て、初めて競走馬のファンになったのがこのオジュウチョウサンでした。僕は予想がしにくくなるので特定の馬のファンにならないようにしているのですが、競走馬のファンってのは、なるならないじゃなくて、落ちるもんなんですね。それ以来、ずっと応援していた馬ですが、なんと今回有馬記念に出てきてしまいました。

 1年前の有馬記念の前日、とある競馬好きが集まるバーで「オジュウチョウサンだったら平地でも結構いけるんじゃないですか」と言ったら、隣にいた競馬歴数十年&一口馬主やってる方から「ありえない。障害の馬なんか1000万でも絶対勝てない」と断言されたのが懐かしいです。ほら見ろおっさん。

 有馬記念は日本のナンバーワンを決める競馬なので、簡単に勝てるような相手は一頭もいないでしょう。ですが、長山オーナーが鞍上を石神騎手から武騎手にしたのはこの日を本気で見据えてのこと。障害王者の力を最大限に発揮したレースができれば、十分勝機はあるでしょう。
 さらに昨日、石神騎手が大障害をニホンピロバロンで勝ちました。こうなったら武騎手も負けられない気持ちになったんじゃないでしょうか。武豊とオジュウチョウサンのコンビに期待します。

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 そんなわけで、日曜メインレースを予想する『馬とワイン』、今年の更新は今日が最後になります。なお来週金曜のホープフルステークスに合わせて『別冊馬とワイン』では今年の収支報告をいたします。合わせてお楽しみください。ではまた~

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