見出し画像

ジョッキー45º情報刊(43号)

夏競馬シーズン開幕となり、馬券の調子はいかがでしょうか??
安田記念の取り分を消し飛ばしたウマママンです🙇

先週は仕事が色々あったので、1週放牧を挟ませていただきました。
安田記念も終わり、夏競馬シーズン開幕で
北海道での開催も始まりました!
上半期のG1レースも、残すは宝塚記念だけとなりましたが
皆さんはどの馬を応援しますか??

ウマママンの応援馬はまだ秘密ですが
どうなりますでしょうか?笑

さて、放牧開けのラインナップはこちら!!

●甘い話にご用心、競馬予想について

●そもそも「夏競馬」ってどんなシーズン?

●スポットライト・ジョッキー
【松若風馬騎手】

今週はちょっと特殊な話で「競馬予想」についてと、「夏競馬」について書いていきたいと思います。

●「競馬予想」について

ダービーも終わり、夏競馬も始まってきましたが
社会人でも、そろそろ社会に慣れ始めて趣味やらほかのことに興味が湧いてくる時期でもあります。

昨今では、スマホアプリの「ウマ娘」の影響もあり、競馬の注目は集まってますが、その競馬で欠かせないのが「予想」です。

ある意味、それが競馬の醍醐味でもあり、馬券を買う人にとって
1番の楽しみでもあります。
しかし、競馬を始めたばかりではその予想の仕方も分からないと
手を伸ばしたくなるのが、「競馬予想」と言われる
予想家の皆様・サイトの存在で的中・予想が羨ましくなってきますが
そんな予想家に関してのお話です。

・競馬予想家の飴

競馬予想家やサイトでは、よく見る文言として
「○○万円的中!」「帯馬券をあなたに!」など、高配当・的中を
ものすごくプッシュしてきて
すぐに当たるように思わせてきますが、そんなものは後出しすれば
いくらでも的中なんてものはすぐに出せます。

「そんなことあるわけが無い」って思う人もいるかと思いますが
競馬予想を売りにする人の結果で実際の購入画面を先出ししているのがあるのか調べてみてください。(特にサイト系)

十中八九、先出し予想はあっても、結果前に購入しているパターンはかなり少ないです。
また、その傾向は高額な予想料を取るところほど、隠すのはかなり多いです
確かに、高額配当は気になると思いますがその予想的中は本物かは難しいところではあります。

その為に、予想家やサイトを使っての感想を乗せていて
「ありがとうございます!」や「夢が取れました!」などのコメントがありますが、ほとんどはグレーというのも理解しておきましょう。

・理に適う高配当か??

予想家・サイトでは高額配当を掲げているので、基本的には
3連単などの高配当狙いの買い方をよく推奨しますが
その中身はとてつもないハイリスクなときもあります。

実際に、ウマママンもそういう予想サイトを使ったことがありますが
まず、予想料(情報料)で約10万近い額を支払い予想を購入。
そこで届いた馬券の購入方法が
3連単フォーメーションで24点の各300円

約10万の情報料で得たのが、馬券代が7200円もかかる
ハイリスクな馬券。
しかも、この予想、平然と外します。
着順違いとかじゃなく、3着以下が普通です。

他に高額配当で「帯馬券的中済み!!」とかもありますが
では、10万分馬券購入して的中して「100万馬券です!!」と言われて納得出来ますか??

競馬で高額配当を打ち抜きたい気持ちはよくわかりますし
ウマママン自身も1年前はその気持ちが強くて
外れると思いながらもその藁にすがり付いていました。
気持ちはわかりますが、そこにすがり付く限りは競馬を楽しむことは出来ません。

・「予想」を楽しむためには??

じゃあ、初心者などが予想家や予想サイトを利用せずに
競馬で予想をして楽しむためにはどうすればいいのか??

一番は競馬の経験者から教わるのが手っ取り早いですが
それ以外では、JRA公式が行うビギナーズセミナーでの受講や動画での勉強や、自分のように
YouTubeなどで競馬予想の動画などで勉強するや
過去のレースなどのデータを収集して情報で制するなどの方法がありますが

結局は、自分自身の勉強であり、競馬にハマれるかどうかになってきます
しかし、勉強やデータから自分の力で的中した馬券の味は格別です。
ただ、競馬予想に最初から頼るのはまずいですが、ある程度勉強した後ならば、ちゃんとした競馬予想家の買い方の勉強にもなりますし、
新しい視点を発揮できると思います。

ただ、その予想も身の丈に合ったものを選び、甘い誘惑にはなびかないように注意してほしいと思います。
競馬で自分のように、借金のみが残り、途方に暮れる事の無いように
これから競馬に興味がある・競馬を楽しみたい方には気を付けていただきたいと思います。

●「夏競馬」とは??

日本の競馬界では、日本ダービーが終わると季節は「夏」へと移り変わり
北海道での競馬も開幕。
レースも、夏時間とされる時間割に若干変わり、レースの注目もG1から新馬戦へと移り変わる夏競馬。

そんな夏競馬のちょこっと斜めの観点からをご紹介します。

・夏競馬の開催場

夏競馬の大きな特徴となる一つが、「ローカルが主戦場」になる点かと思います。
この点について、1番の目的は春先から東の本場でもある東京・中山
西の本場の阪神・京都(今年は中京)の馬場が連続開催などで酷使した状態なので、それを回復させる「芝の養生期間」とするのが目的で
この期間で秋のG1シリーズなどに向けた立て直しや、再整備を行っています。

そのため、開催場所は札幌・函館の北海道ローカル
東の本場は福島・新潟、西の本場は小倉・中京となり
これまで本場で戦ってきた騎手もそれぞれに拠点を移しますが
この開催場は、若手やローカル主戦の騎手としてはまさに
「ホームゲーム」での開催となるので
若手などが活躍しやすい要因の一つでもあります。

・夏競馬では、騎手の層の厚さが違う

先ほど、少し触れましたが「ローカルが主戦場」という事は
若手やローカルを主戦とした騎手にとっては、まさに
【ホームゲーム】と言わんばかりで
地の利というか、今年も既に走っているという経験値がある分
他の騎手よりかはある程度レースはしやすい点もありますが

それ以外に、気にしてみたいのが「騎手層の厚さ」です。
これまで東・西の本場を主戦とした騎手もばらけますが
本場開催よりも明らかに層は薄くなる分、波乱も含めたチャンスは多くなります。

●北海道組
→ルメール・池添・藤岡(佑)・吉田(隼)・横山家
●福島・新潟組
→福永・戸崎・田辺・デムーロ・三浦・菅原
●小倉・中京組
→川田・幸・浜中・サメカツ・松山

(敬称略)

昨年までの傾向での予想ですが、逆にとらえれば
トップジョッキー達からすれば、リーディングを挙げるチャンスでもあるので、あとはやる気次第な面もあるので、前情報にも留意したい

・馬の事情と優先度

夏競馬は春先のG1レースで活躍した3歳馬・古馬にとっては
夏場の暑い期間は牧場などでリフレッシュをかけて、秋に向けての調子を整えている時期でもあるために
夏競馬の古馬や3歳馬の実力は正直、そこまでずば抜けた存在は無く
この時期の出走理由は、主に秋に向けての「賞金加算」がメインとなります

特に、クラシック路線の3歳馬では春先の戦いである程度、力関係が決まっているだけに、夏競馬で燃えるとするならば
成長が遅く、春先に間に合わずクラシック最終戦を見据えた馬と陣営位と考えます。
また、夏競馬で本気の勝負となりそうなのは、夏競馬唯一のG2
「札幌記念」だと思います

むしろ、この時期に1番重要視されるのは
「2歳戦」の新馬・未勝利戦などで、騎手にとっても来年の「ダービー馬」との出会いを求めているので、夏競馬のメインとしては
来年のクラシック路線を戦える1頭と出会う旅でもあります。

新馬・ほかのレースでも、夏競馬は実力が拮抗しているだけに
調教による仕上げや、騎手の腕、展開と傾向に左右されやすくなります。

夏競馬でも、基本的には「ブレない」のが重要となるので
あくまでも、自分の買い方である単複や馬連や3連単などを基準にして夏競馬を楽しみましょう!!!

●スポットライト・ジョッキー

今週のスポットライト・ジョッキーは、此方の騎手

松若風馬騎手

生年月日 1995/9/4
身長 151cm
星座 おとめ座
血液型 B型
出身地 滋賀県

父親の松若勝さんは、競走馬の蹄に蹄鉄を打つ「装蹄師」で
サクセスブロッケンやアンライバルド、ローレルゲレイロの装蹄を担当していて、松若風馬騎手も父親に連れられて幼少期から競馬場に通ったこともあり、小学校1年から乗馬を始めた。
また、体づくりの一環として、サッカーも始め
平日はサッカー・休日は乗馬という生活を続けていた

昔から競馬場で見ていた騎手の姿に憧れ、競馬学校を受験。
見事に合格し、30期生として競馬学校に入学
同期生は、石川裕紀人騎手・木幡初也騎手・義英真元騎手が居た。

2014年の卒業後は、栗東の音無秀孝きゅう舎所属騎手として
3月1日の阪神8Rのサンライズマーチでデビューしたが
当日のゲート裏では緊張しすぎていたが
同じレースに騎乗していた浜中俊騎手から「力を抜け」と声をかけてもらい
デビュー戦で4着とした翌日
2日小倉2Rでトレノカチドキで初勝利を挙げた。

初日は同期でも初勝利を挙げた騎手が居なく、新人初勝利1番乗りかと思われたが、その日の阪神1Rで義英真騎手が先に勝っていたため
1番乗りとはいかなかった。
6月の阪神で行われたG3 マーメイドステークスをアイムヒアーで初騎乗
7月には、中京9Rで落馬負傷の武豊騎手に代わってホープタウンに騎乗し
特別レースのマカオジョッキークラブトロフィーを制し
特別戦初勝利するなど活躍し
年間47勝を挙げ、関西新人最多勝かつ騎乗停止処分が無かった事から
「中央競馬関西記者クラブ賞」を受賞し
東西の新人騎手でも最多勝で、30勝以上挙げたことで
「JRA賞最多勝利新人騎手」も獲得。

「JRA賞最多勝利新人騎手」は、2010年の高倉稜騎手以来
4年ぶりの対象者となったため、周囲の期待も大きく
翌年の2015年には、8月のG3 小倉記念をアズマシャトルに騎乗し、1着で入線し、30期生として初の重賞制覇となった。

ちなみに、この小倉記念前のアズマシャトルの追い切りに騎乗した際
想定以上のタイムを出して、馬を「走り切らせて」しまい、
アズマシャトルの調教師でもある加用正調教師は激怒したが
松若風馬騎手は「なんとかします」と言って、勝利に導いた。

この年はG1レースの宝塚記念でG1初騎乗を果たすと
8月29日に行われた国際見習い騎手招待レースでもある「アジアヤングガンズチャレンジ」には中央競馬界代表として
地方競馬代表の笹川翼騎手と共に、韓国のソウル競馬場で海外初騎乗も経験。(笹川翼騎手は5位・松若風馬騎手は6位だった)

2017年には、師匠の音無秀孝調教師の管理馬でもあるアメリカズカップで
G3のきさらぎ賞を制し、師弟コンビで初の重賞制覇を達成。

そして、この年の新馬戦で巡り合ったのが、見るものを沸かせ
松若風馬の代名詞の一つとなる馬、モズスーパーフレア
そして、その前の年にはダンビュライトとも巡り合っている

共に、新馬戦は松若風馬騎手が騎乗し、勝ちあげたが
それ以降は、ルメール騎手や武豊騎手に一度、譲ることになるが
まず、ダンビュライトでのコンビで有名となったのが
2019年のG2レース、京都記念

マカヒキ・ステイフ―リッシュ・パフォーマプロミスといった一線級の古馬が集まったこのレースで、ダンビュライトと松若風馬騎手は5番人気だったが、ゲートを上手く出て2・3番手追走から抜け出して
マカヒキやステイフ―リッシュの追撃を振り切り、見事1着
松若風馬騎手にとっても初のG2制覇となった。

そして、2020年のG1高松宮記念
モズスーパーフレアと松若風馬騎手とのコンビで
グランアレグリア・ダノンスマッシュ・タワーオブロンドン・ダイアトニックなどのスプリンター相手に、大外枠ながらも
積極的な逃走劇を繰り広げたが、15番人気のクリノガウディ―にハナ差の2着になるが、クリノガウディ―がゴール前で斜行し
ダイアトニック・モズスーパーフレアの進路を妨害したとして
クリノガウディーが4着に降着。

したがって、2着のモズスーパーフレアが繰り上がり1着となり
棚からぼた餅ではあるが、初のG1制覇となり
師弟で念願のG1制覇となった。

そして、2022年には成績が安定した事と、ルーキーの小牧加矢太騎手が音無秀孝厩舎所属になる事から、フリーに転身した。

そんな松若風馬騎手ですが
目標とする騎手は、内田博幸騎手と浜中俊騎手の2人
特に、浜中俊騎手に関しては2015年に自厩舎のランウェイワルツで2回騎乗するも勝てなかったのだが、浜中俊騎手に乗り替わりになるとあっさりと勝利してしまい、レベルの違いを痛感したそう。

松若風馬騎手の弟も乗馬をしていて、2012年のポニーで競う大会
「ジョッキーベイビーズ」の関西地区代表として出場していて
関西テレビの企画では、「西の天才少年ジョッキー」として福永祐一騎手と
ポニーの競馬対決するほどだったが、本人はさほど競馬に興味が薄いらしい。

セールスポイントはスタートの良さと、鞍はまりが良いと言われていて
馬上での姿勢が綺麗と松山弘平騎手からも言われている

若手時代にはゲン担ぎとして、競馬で勝った時のパンツを翌週また履くことをしていて、重賞勝利の勝負パンツは今でも存在しているらしい。

そんな松若風馬騎手の目標はもちろん

文句なしのG1制覇

唯一のG1制覇は、モズスーパーフレアでの高松宮記念だったが
降着審議などで、若干後味の悪い制覇となっただけに
今度は文句なしでゴール板を駆け抜けて、ウイニングランをする。

松若風馬騎手としても、このG1制覇が無ければ
いつまでも「半人前」の騎手どまりと思うだけに、狙うはG1制覇。
そのテッペンに上るその日まで、走り続ける
松若風馬騎手の応援、よろしくお願いいたします!!

来週のスポットライト・ジョッキーは、地方競馬の騎手

森泰斗騎手

にスポットライトを当てていきますので、よろしくお願いいたします!

~あとがき~
今週もお読みいただき、ありがとうございます。

なんだか最近は、競馬の方の調子が良いのか悪いのか?
地方競馬の交流重賞の関東オークスでは、ワイドを的中したのですが
それ以外はスカりまくりですし(笑)
とおもいきや、ゲーセンのスロットで大当たり出してみたりと
運がありそうなのか??そこそこ楽しみながら過ごしていました。

それと、嬉しいニュースでフランス遠征中の大野拓弥騎手が
フランスのオークスに騎乗が決まりましたが
フランスでは、ダービーよりも凱旋門賞よりも国民的行事となるのが
オークス「ディアヌ賞」でそんな素晴らしいレースに乗るのは
ちょっと興奮が隠せません。

大野拓弥騎手のお父様のツイートですが、
日本でいうならば、日本ダービーに地方競馬の若手が地方馬と共に出走しに来るレベルの大事件ですので、応援よろしくお願いいたします!!

それでは、皆さん今週末の競馬も楽しみましょう!!
また来週、よろしくお願いいたします!!
                       ~ウマママン~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?