賛否両論別れる彼にまんまとハマったファンの話


最初に

以下の文にはこれらの要素が含まれています
・敬称略
・ちょっとしたイジり
・推敲なしの書きなぐり文


1.昔話と梅原
2.防衛部と梅原
3.梅SMnとかいうラジオ
4.梅原裕一郎ってなんなの?結局
5.私は好きだよ、梅原が



1.昔話と梅原


私が梅原裕一郎という存在を知ったのは中学生の頃である。(正確に言えばもっと前であるが、きちんと存在を認識したのがその辺り。後ほど詳しい話を載せる)
流れ的にはぼんやり認識⇒しっかり認識⇒推し始め⇒飽き⇒再熱というものだ。このぼんやりとしっかりのきっかけも下記にあるので、もしお時間があるのならご覧頂きたい。
なんのきっかけだったかはイマイチ覚えていないが、西山宏太朗と江口拓也を推し始めた流れで梅原裕一郎の事も好きになったが真ん中の推し始めという過程である。
その頃はまだ「顔がかっこいいのに下ネタ言ってておもしろい!声も顔もすき!」とかいう純ヲタかつ梅原の事を「うめめ」「梅ちゃん」と呼んでいた暗黒時代であったため、出来れば早めに記憶を抹消したい。
だが、上記にもある通り、中学生の頃は西山と江口にメロメロであり、梅原はゆるゆると推していた。顔が好きなので写真集は買っていたが。
しかしながら、元々飽き性なのもあり、半年〜1年いくか行かないかくらいで私の声優ブームは過ぎ去ってしまい、元いた界隈に実家帰りしたのである。
そんな飽き性の私が、なぜ今更梅原裕一郎に再熱して、ここまで熱狂的に推しているのか、文にまとめることによって自分でも整理したいためこのnoteを書いている。




2.防衛部と梅原


私が梅原裕一郎を梅原裕一郎としっかり認識するうんと前に私はこの男と出会っている。
そのきっかけが美男高校地球防衛部、略して防衛部である。
当時小学生だった私は姉に「このアニメ面白いよ」と勧められ、防衛部を共にリアルタイムで追っていた。無知だった頃の私は、二期の二話視聴後、母親に「ラブホって何?」と聞いて困らせていた記憶がある。幼気な少女の純粋な質問であったが今思うと本当に申し訳ない。
少し話が脱線してしまったが、そんなこんなで私はこの時点で梅原裕一郎という声優がいるというのはぼんやりと認識していた。ただその頃の私の推しは立であったためどちらかと言うと増田俊樹の方が印象深く残っていたのである。
そんな私がなぜ梅原裕一郎という名前を覚えるようになったのか、その一番の原因が推し変である。
小学六年生〜中学一年頃、なんとなく防衛部を見返した時にひっくり返った。今まで全くマークしていなかった由布院煙という存在が、数年経って突然煌めき始めたのである。
怠惰な人間に見えて実は後輩思い、やる時はしっかりやるその姿勢、ただやっぱりちょっとめんどくさい。不器用で、適当で、おかしくて、でも煙がいなければ絶対に成り立たないこの部活動の気だるげな雰囲気が私には刺さりに刺さった。多分、リアタイの時期よりかは多少成長していたからであろう。
そんなこんなで私の推しは立から煙に移行、ついでにいうと幼いころは理解できなかった熱煙という単語の意味もしっかりとわかった。ラブホもわかった。
煙ちゃんに推し変した&防衛部熱が再度燃え上がった私は姉が持っていた一期の特典DVDまで見漁った。当時はそこまで声優に興味がなかったのに。そこで「あ、この人が梅原裕一郎か。かっこいいなぁ」と割としっかり認識したのである。
そして、その一年後に江口西山きっかけで見事梅原裕一郎の沼に落ちるのであった。まぁ、この時は一年足らずで飽きるが。
では何故、今梅原裕一郎にまた再熱したのか。それの理由も防衛部にある。
高校二年生の秋、実家帰りした界隈が少し荒れたり、体調を崩したりなど様々な要因が重なって死ぬほど気分が落ち込んだ。ただこういう時に人に甘えてばかりじゃどうにもならないと理解していたので自分の機嫌は自分で直そうと色々考えた結果、防衛部を見ることにした。落ち込む時は防衛部を見るのが定石となっていたからである。
そして、一期視聴後、それはもうありえないくらい泣いた。目がパンパンになるくらい泣いた。「私に足りてなかったのは愛なんだ……」「愛さえあればどうにかなる……」なんてほざくくらいにはどうにかなっていた。その流れで二期も視聴、映画も見て、何周もして、ライブDVDもポチって、ファンブック、小説、漫画、アクスタ、姉が友人に貸したまんま帰ってこない一期の特典DVD付き円盤、全部ポチッた。
鬱に効くのはやはり防衛部。防衛部しかない。そんなこんなで防衛部にのめり込んだ私だったのだが、ここでまた梅原裕一郎と再開することになる。「防衛部の時の梅原さんわけぇな〜〜」とか言ってガハガハ笑っていたのだが、あれ……?梅原さんってこんなんだっけ?という疑問が私の中に生まれた。
私が知っている梅原さんはもっとなんか棘があったような……と違和感を覚え、即座に梅ごよみを見返した。やっぱり違う。この頃の方が丸いというか、隠しているというか……
そこから梅原裕一郎をまた調べ始めた。純ヲタだった時は目を逸らし続けていた炎上の話や過去のエピソード、今やっている作品など。そして神様のイタズラなのか、そのタイミングで「新しい上司はど天然」が放送。少しばかり遅れたがリアルタイム視聴をはじめ、あまりの暖かさに泣いた。ハマった。原作も買った。
そして私が声優界隈から離れている間に様々な出来事があり、昔よりもラジオというものが好きになっていたためど天然ラジオも拝聴。「そうだわ、昔ひょろっと聞いてた時もこんな感じだったな」と過去を思い出していた。
そんなこんなで気付けばまた梅原にそれとなーく再熱していたのである。ただ、梅原裕一郎を熱狂的に推す要因はここではなかった。
じゃあ何なんだよという話だが、それは、梅原裕一郎のSaturday Machiavellism nightを聞いたことである。
先述した通り、私はラジオにはまっており、梅原の一人語りラジオがあると知った際には、完全に勢いだけでradikoのエリアフリーに登録した事だ。そこで、梅SMnを聞くようになったのだが、これがもうめちゃくちゃに面白い。ギリギリな発言、下ネタのオンパレード、たまに社会的なメールも。よく地上波でやってるな、この男には怖いものがないのかと思うくらい。
私が好きだったラジオはクリーピーナッツのオールナイトニッポンと、これは地上波で放送されているものではないが、剣持刀也のSharpness radioなどである。
梅SMnはこれらを足して2で割ったような私にとって最高のラジオであったのだ。




3.梅SMnとかいうラジオ


梅SMnにハマり、元から人の考え方を聞くのが好きな私は梅原の思想にもドハマりし、「自分を突き通す」という美点にも欠点にもなりそうな彼の性格がとてつもなく刺さってしまった。それは私が昔推していた人にも通ずる所であり、思想は違えど系統は似ている気がしたのだ。
ここから下はその「昔推していた人」の話にも触れるのだが、読んで不快になる方もいると思うでVTuber、特に剣持刀也が好きな方は少し飛ばして読んで欲しい。

私は2019年から剣持刀也を推していたのだが、今は所謂厄介懐古厨に成り下がってしまっている。
「昔の剣持ならこんなことしない」「言わない」なんて押し付けがましいことを考えては「いやそれは剣持が決めることであって私がどうこう言う筋合いはないでしょ」と落ち込むのである。それと比べるわけではないのだが、梅原裕一郎って本当に何も変わらないのだ、昔と。それはいい所も悪い所も一緒で、正直変化を嫌うことは退化と同意義なので正義ではないが、私は好きなのでそれでよし!の気持ちである。炎上ギリギリな発言、皆が思ってても言わないこと、事務所から注意されても言い続ける下ネタ。全部私にとって最高のエンタメだった。多分これを楽しめるか楽しめないかは人によって違うが、別に炎上などを気にしない私にとってはあまり問題点はなかった。
そうして梅SMnをウキウキで聞くようになり、最終的にはメールを送ってみたりした。
それが読まれるとは露知らず。
それはダラダラダラダラと何行にも渡って「青春したい」と述べる見苦しいメールだった。まさか読まれるわけも無いだろう、と送るだけ送って満足しその数週間後に自己解決したという黒歴史極まりないメールである。
そんな真っ黒なメールが、読まれてしまった。
今週のキーワードに青春という単語が入っていた時点でなんとなく嫌な予感はしたのだが、いやいや読まれるわけないってと呑気に洗濯物を干しながらラジオを聞いていた。
なのに、梅原は私のメールを読み上げたのだ。もう外が寒くて手が震えているのか、恥ずかしさで手が震えているか、嬉しくてなのか全く分からなかった。
もし聞いたことがない方がいらっしゃったら私のティックトックに切り抜きが乗っているため聞いてみて欲しい。それはもう清々しいくらいのド正論パンチで、メールの内容は笑えるくらい痛い。痛さを正論で誤魔化しているような回である。
そこで言われた「言い訳が多いですね」という言葉は私の胸に深く深く刻み込まれた。それは「いや本当にそうです……」という気持ちと「痛いところつくな!?」という気持ちのふたつである。
話がものすごく極端なものになるが、私の人生は楽観と言い訳と運のみで構成されていたため、梅原の「言い訳が多い」というのはどの場面でも当てはまってしまうのだ。今でも時々脳内で流れる。
確かに、「言い訳が多い」なんて言葉、人生で耳にタコが出来るくらい言われてきたのだが(主に両親)やっぱりものすごく好きな他人に言われるのとじゃ話が違う。私の事なんてまっっったくしらない他人にまで言われてしまったのならもうお手上げだ。もうなんか、やめよう。あんまり言い訳するの、となったきっかけがこのメールである。梅原によって私の人生が多少ましな方向に動き出した、といっても過言ではない。
それからというものの、さらに梅原にのめり込んでいったのである。梅原の変わらない所、それでも私のメールのような馬鹿らしいメールにもしっかり考えて答えてくれるところ、腹立つ発言、アウトな発言が多い所、知識が豊富に詰め込まれているからこその発言も、全部全部面白い。そりゃ、明らかにダメな事だって普通に言うし、よくない部分の方が目立ちがちではあるが、私は懐が広いので気にしない。舐めるな、そんなんでへこたれるんだったら多分とっくに死んでる。と思いながら。(もちろんこれは受け入れられない人を否定してるわけではなく、あくまで今の梅原をしっかりと追うにはその位のスタンスで行かないと振り落とされるからである)




4.梅原裕一郎ってなんなの?結局



わからない。全然この男がわからない。
再熱してから4.5ヶ月ほど経って、それなりに情報は得てきたはずなのに、全くわからない。
プライベートの話はあまりしないし、してもBスポット療法の話かAVの話。ふざけてんのか。
ただ、あまり分からない、理解できない人間を追うっていうのは想像以上に楽しい。ラジオや他の人から出てくるエピソードでほんの少しでも彼らしい何かを聞けたら「わかった気」にはなれるから。実際のところは私たち他人だしどうやったってお互いのことなど知るわけもないけど、知った気、わかった気で推すのって楽しいんですよね。たまに「あ、こいつの事全然分かってなかったわ」となる瞬間ですら気持ちいい。多分私はこの男の人生に何も介入出来ないことに快感を得ているのだと思う。普通に生きてたら絶対に交われないけど、梅原が時々見せる隙に漬け込んで色々な話を聞けて、彼の人生をちょびっと覗き見できる。梅原に全ての主導権を握られてるのがたまらなく興奮する。梅原の考えを聞いて興奮するのも多分これと同じ。普段見えない、見せない所(頭の中)を開示して頂いている、最高に興奮する。だから割と定期的に興奮できる。心臓に良いのか悪いのか知らないが、耐性がついて長生き出来ると思っておこう。ありがとう、梅原。お前のおかげでまだまだ楽しく生きていけるわ。




5.私は好きだよ、梅原が



ツイートでは梅原のことを定期的にというかほぼ毎日貶し愛という形で語っているが、好きじゃなきゃこんだけ毎日騒げないので許して欲しい。
そりゃ髪型とか服装とか色々ため息つきたくなる所なんていっぱいあるけど、全部ひっくるめて梅原裕一郎という男を構成しているのならちょっとは許容できる。センター分けはやっぱり嫌だけど。
イベントに行ってみて、大好きな梅SMnを生で浴びれた興奮が冷めやらない。多分次のイベントくらいまでは私の心臓に負荷がかかっている事だろう。これは十月のイベントに行かないと解けない呪いである。恐ろしい、恐ろしい。
なので、まぁその日まで頑張ってやるか〜なんて怠惰な私には珍しく気合いを入れているのだ。
めんどくさい事、どうしようも無い事、理不尽な事なんて世の中には溢れかえっているが、梅原みたいに適当に、気軽に、でも大事なところはぼかさずに生きていきたいものである。


追記
梅原さん、生意気なこといってしまって本当に本当にすみません。

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