自然分娩か無痛分娩か

タイトルのこの2択。
妊娠が分かった時にすっごく迷いました。
と言っても、人気の産院は6週くらいまでに分娩予約しないと直ぐに埋まってしまうから、妊娠が分かった4週から6週までには決める!と期限を決めて2週間だけ悩んだだけだけど。

最初は無痛分娩がいいなと思いながら、同時にメリットデメリットも確認しながら自然分娩も一応目を通しておくかと探していたんだけど。

思いがけず良い病院が見つかって、結局私は自然分娩しか対応していない病院にしました。

理由はご飯が美味しそうで、兎に角口コミに助産師さんが優しくストレスなく出産が出来ると書いてあったから。

優しいは正義。厳しい人キライ。
美味しいは正義。不味いはキライ。

後はその病院がとても人気があるようで、5週目辺りから分娩予約が日に日に埋まって行き、変な競争心に火が付いて、取り敢えず予約が埋まる前に分娩予約してしまえ!と勢いで予約をした様な感じ。
偶々見つけた波に気紛れに乗ってみた感じ。

大切な事程、感覚とその時の勢いを信じて一気に選ぶ様にしています。
そうしないと決められないし。

きっとどっちを選んでも少し後悔しながら、最後にはこれで良かったって思うから。
中々決められないことは、結局どちらも同じ様なもんだと思っているから。

決めてしまったら、"これで良かったんだ"と自分を洗脳するだけ。

後は、自然分娩で1年以内に陣痛を控えているのにも関わらず、何も恐怖を感じていない様な涼しげな顔でマタニティ期間を過ごして出産に挑むと言うことが、自立した芯の強い大人のカッコイイ女性に見えて、自分もカッコつけてみたかったから。
出産直前に「産む前に最後に彼処のカレーがどうしても食べたい」とかそんなすっとぼけた台詞を言っている様な、痛みの恐怖に動じない人が凄くカッコ良く見える。
その時が来たら私もそんなすっとぼけた台詞を言えるもんなら言ってみたい。

後は、私が今お腹にいるこの子を産む頃には世間では高齢出産と言われる年齢で、陣痛や出産のリアルを肌で感じられる最後のチャンスになるかもしれないと思ったから。
最初で最後なら1回くらい麻酔なしの日本のお母さん達が一番経験しているオーソドックスなヤツを味わっておこうかと思ったから。

ラーメン屋に入って取り敢えず、そこのラーメン屋のど定番を食べておこうかな。という感覚。それが最初で最後なら尚更。

無痛分娩に関しては、何だかんだいってやっぱり「無痛」は魅力的すぎるし、痛みに対する恐怖は半減するかもしれない。
けれど、痛み以外の消化しきれない恐怖(麻酔や陣痛促進剤等薬への恐怖。後は日本の医療や無痛分娩に対する経験値をまだそこまで信用しきれない恐怖)を色々と考えてしまって、それは赤ちゃんが無事に産まれるまで覚悟が出来ない部類の不安と恐怖だと思ったので。

出産はどんな分娩方法であっても、産まれるまで不安は尽きないけれど、不安ながらもせめて自分が覚悟を決めやすい方を選びたかったので。

違う種類の恐怖を比較して、覚悟を決めやすいのは自然分娩の恐怖だと思ったので。

この話題って賛否両論あり過ぎて偶にネット上で、自然分娩vs無痛分娩に時々帝王切開が巻き込まれる…。
みたいな、女性同士でマウントを取り合っているのを見かけるんだけど、自分自身が納得して決めた答えならば、言い争う必要無いのにね。