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AIスタートアップの資本政策8選

先週の調達件数が少なかったので今週は調達情報はお休みして来週お届け。代わりに月1の資本政策コーナーです。

今回はAIスタートアップの中で、調達額が大きいないしは私が気になる企業を調査しました。

スタートアップの資本政策をご紹介する前に、マザーズ市場でのAI銘柄が非常にバブっているので各銘柄と時価総額をご紹介します。

☆企業名:上場年月:時価総額(2018/9/10前場終値)

PKSHA Technology 2017年9月:1,496億
HEROZ 2018年4月:607億
RPAホールディングス 2018年3月:648億
ユーザーローカル 2017年3月:222億
シルバーエッグ 2016年9月:44億
ALBERT 2015年2月:287億
ホットリンク 2013年12月:147億
ブレインパッド 2011年9月:300億

2017年以降にAI銘柄のIPOが増えてきた印象があります。最近だと、経営者のインサイダー取引疑惑などもあり、草コインとして時価総額30億前後を彷徨っていたALBERTが2018年5月にトヨタからの4億円出資を発表してから、3ヶ月で株価が5倍になっています。

ゲームセクターの方が利益が出ているのにお通夜な一方で、AI銘柄は利益が出ていなくても株価が高いという現象が起きています。

例えば、時価総額1,500億のPKSHAは今期予想営業利益が5.6億ですが、同じ時価総額1,300億付近のGREEの営業利益は2018年通期で92億程度でした。時価総額ではGREEをPKSHAが上回っています。
 
ちなみにPKSHAは未上場ラウンドでは2016年8月にバリュエーション150億でした。2年で10倍です。夢があるw
 
PKSHAに限らず、その他AI銘柄もファンダメンタル的には説明の付かない水準の株価になっており、未上場市場においても「とりあえずAIに張っておけば上場時に跳ねてくれるだろう」的な淡い期待があるのではないかと推測しています。

厳密にいうと、AIバブルに乗じたいVCと先を見越してそのリスクは取らないVCに分かれています。これから紹介する下記の企業に出資している顔触れを見ると興味深いでしょう。

☆目次:AIスタートアップの資本政策8社

国内AIスタートアップの調達概況
Preferred Networks
ABEJA
シナモン
SENSY
COMPASS​ / Qubena
スカイディスク
WACUL / AIアナリスト
Spectee

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ちなみに、ウメキワークス内に「資本政策」シリーズはハッシュタグ「資本政策」で本記事合わせて8本ほどございますので、他のジャンルや企業の資本政策を知りたい場合は、ご参考までに。

今回興味深かったのが、ユニコーンのPreferred Networksが◯◯株での調達だったということです。

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