見出し画像

大型鮫&深海鮫マニアが油壺マリンパークに行くべき理由

鮫は好きですか?
私は大好きです!

全都道府県水族館を訪れた私うめのが「サメ」ジャンルにおいて特に好きな水族館の1つ。

神奈川県三浦市の油壺マリンパーク。

画像1

雨の中、北海道からバイクに乗って再び行ってきました!

こちらの水族館、三浦半島の先のほうにあります。

画像2

関東圏で幼少時代を過ごした人は小学校又は中学校の遠足やイベントで行ったことがある人もあるのでは?

こちらの水族館、できてから50年以上が経っています!

画像3

正直言って近年の水族館のような華やかさや、真新しさ、派手さは無いです。
どちらか言うと地域密着の小さめの水族館。

画像4

行ったことがある方も、地味なイメージしか正直ないかもしれません…。

しかし!
大型ダメ、深海鮫、まさにレア鮫が好きなサメマニアにとっては実は聖地的な場所であるのではないかと私は思います。


その大きな理由はまずこれ。

メガマウス。

画像5

この剥製は他所から取り寄せたものなのではなく、実際に相模湾で捕獲され、まさにこの油壺マリンパークで研究解剖されたメガマウスシャークなんです。

メガマウスシャークは謎の多い深海魚の代表格で
当時相模湾で捕獲されたときには日本で生体が目撃されたのは10例しかなかったそうです。

画像6

そして日本でここまで専門的に調査解剖が行われた例はありません。

学術的に素晴らしい水族館です。

画像7


ここで1つロマンのある深海鮫の話を1つ。
メガマウスシャークは大きな体ではありますが、肉食ではありません。
プランクトンを食べることがわかっています。
しかし普段どのように生活をしていてどのように繁殖するかまでははっきりとわかっていません。ただ満月の日には深海に住んでいるこのサメは浮上してきます。
メガマウスシャークの口側は鏡のように光る銀色。
満月の明かりを口の中に集めてプランクトン尾引寄せているのではないかといわれています。
水面近くでお月様に向かって大きな口を開けて光を集めるこの丸みを帯びた可愛い顔を想像してみると面白くないですか?



剥製の下には解剖標本がずらり。

画像8


さらにワクワクするのは、実際に生きたメガマウスシャークが網に入っているところから解剖までの映像資料。
ここでは生きたメガマウスシャークが動いている様子が見ることができます!

画像9

これが見れるのは凄い事なんですが、
結構他のお客さんはメガマウスシャークには興味がないようなのが個人的にちょっと寂しいです。。



他にも深海魚マニアに人気のミツクリザメ。別名ゴブリンシャーク!

画像10

こちらはかなり大型の剥製があります!

ここまで大型なのは他の水族館では見たことないですね。

こちらももちろん非常に珍しいサメで、生きている状態を見れる水族館はありません。

ご存知の方もいると思いますが
このゴブリンシャーク口ががばっと前にせり出す仕様になっています。
剥製では口が出し切られていませんが、ゴブリンシャークの名前に間違いない邪悪な口元がよくわかります!


画像11

まじまじと歯のの作りや並びが眺めるのは結構うれしい!




そして大型鮫の花形!

ウバザメ!

画像12

こちらは標本です!!

見るのも捕獲するのもまず非常に難しいサメ!
これが標本で頭部だけでもあると言うのは驚きです!

画像13

なぜこれを見ない!なぜ驚かない!
と思う鮫マニアの私でございます。

そして特に押したいのが



画像14

深海鮫好きの恋人ラブカ!

こちらは古代鮫の形をよく残した種類のサメで、シーラカンスと同じように生きる化石と言われているのですが
いまいちシーラカンスよりも知名度が低く深海魚マニア以外にはあまり知られていないのが本当に残念なサメ。

まれに底引き網に捕獲されて水族館へ保護されたりもしますが大体がすぐに亡くなってしまい一般公開されなかったり、されてもあっという間に絶命する塔の上の姫。
剥製でも手を合わせたい。


のに!

標本も!!

画像15

丸っこい顔つきと、深海鮫特有の暗い海に適応した黒目がちな瞳。

すっごくかわいいでしょ!
口を開けばはにかんでいるような。

画像16


なのに、その口の内側に並ぶ細かい棘のような歯。

3年前この水族館に初めて見たときこのラブカに一目惚れして、そこから私のラブカラブ人生が始まったのです。
まさにサメ界の初恋の人。

画像17

みてこの目。


他にも

オオワニザメ。

画像18

ダイオウイカ。

画像19


インターネットで仄暗い深海の写真や古代のメガロドンのCG写真などを見て心躍る方々ならわくわくするでしょう?


もちろん生きてるサメもいますよ!

油壺マリンパークの長老、シロチョウザメさん。

画像20

前あった時は44歳でした。
また会いに来るから長生きしてね!と声をかけてから3年が経ちましたね。

画像21

元気でいてくれてうれしいです。

チョウザメは淡水魚。
キャビアが取れることで有名ですね。

シロチョウザメはチョウザメの中でも角が取れたような顔つきで愛らしいです。

画像22

大きく成長して長生きすればするほど顔つきがさらに柔らかくなっていくのは気のせいでしょうか?



そしてサメ科では無いですが、サメ好きにも人気なノコギリエイさん。

画像23


メガマウスシャークの標本が飾られている吹き抜けの2階の回遊水槽にいます。
こちらも長生きで体格がかなり立派です。


ここまで言うと油壺マリンパークが
一般の方から見てちょっと怖くて不気味なイメージになってしまうかもしれませんが、


決してそんな事はなく。

皆さんに人気なコツメカワウソやイワトビペンギンの展示、繁殖も行われていますし、

ワンチャンを連れての入場可能でドッグランもあります。

画像24

画像25

画像26

ショーも工夫されていて楽しい!

画像27

鯛によるミニショーもありますよ。

画像28


むしろ宣伝にサメのマニアックなところの押しが足りなくて残念気味なくらい。


神奈川県に観光に行くときには横須賀までで三浦半島の先まで行く人は少ないですし、
テーマパークとしてイメージの強い江ノ島水族館に行ってしまいがちなので、是非サメマニアを呼び込むマニア戦法に打ってでて欲しいんですが...

それでもこの油壺マリンパークは
ワンチャンや小さなお子様を連れてゆっくり見られる穏やかな雰囲気の良い水族館である事は変わりありません。

商業施設でありながらもこんなゆったりした時間が流れているローカルの水族館ほど私は好きです。

次いつまた再園できるか分かりませんが
またここのサメたちに会えることを楽しみに思いながら旅立つのでした。

画像29



ダメ押し←



わざわざ最南端、沖縄美ら海水族館からサメを向かい入れる油壺マリンパーク。

画像30


飼育してるサメの子達の歯を拾い集めて、オリジナルガチャを始める油壺マリンパーク。

画像31



油壺マリンパークさんは本当は絶対サメが好き。

本当は絶対サメが大好き。

画像32



また面白い場所があったら書きますね!

うめのの記事を読んでもし 「応援したい」「面白い」と思ったら投げ銭をどうぞ。 ぽっぽ号の燃料代として、楽しい旅の資金につかわせていただきます。 旅の様子はtwitterやYouTubeで公開しています。 もちろん見てくださる、読んでくださるだけでもとてもうれしいです。