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あと何回満月を見るだろう

2023年11月28日は、こうやって満月を眺めていた。
高い位置にお月さまがあったから、我ながらナイスな発見だった。

なんか可笑しくて、自分で写真を撮って笑ったり、時折ふと物哀しくなったりしながら。

仕事場でお裾分けにいただいた月餅の美味しさが忘れられず、お月見を口実に近所で買ってみたけど全然違った。

子ども達は美味しい美味しいとそれを食べ、お月さまは横目で見ているかのようだったけど、一人の子どもが
「もう冬の満月だね、終わるって感じがする」
って言った。

坂本龍一さんの
『ぼくはあと、何回満月を見るだろう』

満月の数日前に、手元にやってきた。

読みながら本に出てくる音楽を調べて聴いたりしているせいか、なかなか読み終えることができずに、ずっと死と向き合っている。

あと何回満月を見られるだろう。

今はまったくピンと来ないから、たぶん概ね幸せなんだろうと思う。

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