学校における各種指導(教科指導、生徒指導、進路指導、特別活動等)と教育相談(学校カウンセリング)の関連について(教育相談の研究(中・高))

1.学校カウンセリングとその必要性
 近年の教育現場では、不登校・いじめ・非行・学級崩壊など様々な問題が生徒たちを取り巻いており、学校の問題としてのみでなく、広く社会現象として捉えられるようになってきている。これらの問題行動への対応を教師にのみまかせておくという時代は去り、スクールカウンセラーなど、これまで学校が経験したことない新しい分野の人々との協力が必要不可欠となってきた。そのため、教師にも従来の教育的アプローチからの指導だけでなく、カウンセリング的アプローチからの生徒たちの理解が求められる。

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