児童期、青年期において社会的認知(社会性の発達、対人関係(親・仲間))の拡がり、自己意識などがどのように変化するか(教育心理学1)

 社会的認知は、一般には人が社会からの情報を認知する過程をいう。子どもの社会性の発達の初期段階では、初めて他人を認識するようになって以降、親、家族、家族以外の人間と、その交渉の相手を拡大していく。そして得られる情報を認知する中で社会性スキルを身に付けて行き、対人関係にも成長に従った変化が見られる。自己意識は、自分を意識し、自分と他人は違うものと分けて考えることである。積極的に環境とかかわり、自己の位置づけを明確にしていこうとする意識も成長とともに変化する。これらの特徴を、児童期および青年期それぞれについて述べる。

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