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1日に必要なカロリーの推定

愛犬にどのくらい食べさせればよいのか?
=1日当たりのエネルギー要求量(daily energy requiremant)は以下のような考え方で算出されます。

■RER(resting energy requirement) = 70 x(体重の0.75乗) (kcal ME / 日)
 ※人間でいう基礎代謝のような値を、上記の計算式で算出します。
■DER(daily energy requirement)= RER x(ライフステージ係数)
 RERにライフステージ係数を乗じた値が、1日に食べさせるべきエネルギー量です
■維持期(成犬)のライフステージ係数とは以下のように設定されています。
 避妊・去勢済み:1.6
 未避妊・未去勢:1.8
 肥満傾向   :1.4
 減量用    :1.0
 妊娠前期   :1.8
 妊娠後期   :3.0
 泌乳期    :4 ~ 8 または自由採食
ライフステージはこれ以外に、上記には記載しませんでしたが、成長期(離乳期から成犬になるまで)や、労働(ソリを引くイヌなど)の多寡などでも設定があります。

体重とライフステージを入力すると、1日当たりのエネルギー要求量が算出されるサイトがありますので、実際の計算はこちらをご利用ください。

体重とライフステージ係数から算出したDERを表にしたものがこちらです。

赤く塗りつぶしたセル、体重3.0kg ライフステージ係数1.6(不妊・去勢済み)の場合、255.3kcal ME が1日当たりのエネルギー要求量になります。

計算式とライフステージ係数から、必要なエネルギー量を計算することができますが、注意すべき点が2つあります。

  1. 体重とは、現時点の体重ではなく、理想体重のことを指しています。太り過ぎの場合、太り過ぎの体重で計算してしまうと多くエネルギーを摂取してしまい、いつまでたってもやせません。

  2. ここで導きだされるエネルギー量はあくまで目安ですので、日々の体調や体重の変化を観察して、適正なエネルギー量を与えられるよう試みてください。

適正な体重なのか、太り過ぎか痩せ過ぎかは、なんとなく認識されているかとおもいますが、判断する指標としてBCS(Body condition score)というものがあります。

BCS(Body condition score)

イヌ(やネコ)の肥満の判断に使われる指標で、肋骨や腰の周りにどの程度脂肪がついているかを、視覚および触覚で判断します。5段階に分ける方法が一般的で以下の記事に、詳しく記載されていますので、気になる方は参考にしてみてください



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