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食×音vol5.『ホタルイカのカルボナーラ』高畠ワイナリー×umezootable


高畠ワイナリーの季刊誌『Qu』の2023春号に掲載させていただいたパスタ『ホタルイカのカルボナーラ』。
一般的に生クリームと卵を使ったものが知られてますが、本場ではペコリーノチーズ(羊のチーズ)・卵・グアンチャーレ(豚の頬肉の塩漬け)で作ることが多いです。濃厚なソースなので個人的にはスパゲッティのようなロングパスタより、ペンネのようなショートパスタを合わせてる事が好きです。


ホタルイカのカルボナーラ

そのカルボナーラを大胆にホタルイカでアレンジしました。カルボナーラの由来としては様々な説がありますが『炭職人が仕事の最中に作り、その炭がかかってしまった様子を黒胡椒で表した』が比較的知られています。
今回の合わせたパスタは『嘉-yoshi-スパークリング ロゼ』を合わせました。
春の訪れを感じさせるロゼ色と、ほのかな甘味・みずみずしい酸味が濃厚な卵とホタルイカと相性抜群です。

https://youtube.com/shorts/2W3r9Lc745w?feature=share

メイキングとして撮影した料理動画です。合わせた楽曲はフランスの作曲家モーリス・ラヴェルの『水の戯れ』。以前からこの曲に合わせてパスタ動画を撮りたいと思っていたので、今回挑戦できて非常に嬉しいです。


材料(1~2人分)

  • ホタルイカ 1パック(80〜100g)

  • 全卵 1個

  • にんにく 1片 

  • 白ワイン 大さじ2

  • ショートパスタ(動画では手打ちですが、ペンネなどの乾麺のショートパスタで紹介します)120g

  • 塩 適量

  • オリーブ油 大さじ2程度

  • 穂紫蘇などのあしらい(千切りの大葉や、小口切りの青ねぎでも可能)

  • 粗挽き黒こしょう お好みでたっぷりと

作り方

  1. ホタルイカの下処理をする(そのままでも食べれますが食感を良くするため目玉とくちばしは取っておきたい)。

  2. にんにくは包丁の腹で潰しておく。大きめのボウルに卵を割っておく。

  3. フライパンにオリーブ油を引いてにんにくを弱火で熱する。香りが立ってきたらホタルイカをさっと炒める。

  4. 白ワインを加えてアルコールを飛ばしたら、ボウルの中に入れて塩少々する。*この時ホタルイカが卵黄に当たらないようにする。

  5. たっぷりのお湯に1%の塩(1Lのお湯なら10gの塩)を加え、パッケージの時間通りにショートパスタを茹でる(スパゲッティと比べてショートパスタは火が通りにくく咀嚼する際に力が必要なのでしっかり茹でます。

  6. 茹で上がったパスタをボウルに入れて混ぜ合わせる。全体に卵が絡んだらフライパンに戻す。

  7. 弱火〜中火で温めながらとろみがつくまでかき混ぜる。*カルボナーラの失敗例として、炒り卵のようにボソボソになるいう声を聞きますが弱火で混ぜ続ければ卵に火が入りすぎることはなく、余裕を持てます。

  8. 塩で味を調えて器に盛り付ける。穂紫蘇などのあしらいを散らし、粗挽き黒こしょうをお好みでかける。


ちなみに、手打ちのショートパスタにチャレンジしてみようと思ったそこの貴方、今回の動画で作った手打ちパスタは比較的簡単なのでご自宅でも作れます。

  • 強力粉 100g

  • ぬるま湯 47ml

  • 塩 ひとつまみ 

  • オリーブ油 大さじ 1/2

強力粉にぬるま湯、塩、オリーブ油を混ぜる。

まずフォークや菜箸で粉っ気がなくなるまで混ぜる。

手で擦るようにしてそぼろ状にする。捏ねてひとまとめにし、ラップに包んで乾かないように30分程置く。

台に打ち粉をし、手で軽く伸ばして均一にする。

1.5~2cm幅程度に切る。


細長く伸ばして

1~1.5cm角程度に切る。

フォークを逆さにして滑らせるようにくるっと巻いて形を作る。

手打ちパスタは乾麺に比べて茹で時間が早く、生地に塩が入っているのでお湯に入れる塩分は乾麺より気持ち少なめに。パスタが浮き上がってきたらお湯を切ってソースと合わせてください。

私は音楽をテーマにした料理動画を作ってinstagramにて投稿しているので、他の作品も是非見ていただければと思います。

https://www.instagram.com/umezootable.jp/


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