見出し画像

【Sky日記】2020年9月

2020/09/11

YuとYueと暴風域の山。
草原の裏世界にて

 Yueが少しだけこちらのSkyに遊びにきていた。Yuと僕に草原の洞窟エリアでピアノを聴かせてくれて、この近くに景色のいい場所があるからそこへ行こうと言った。窓から裏へ抜けてチャッテを設置しながら上へ上へ飛ぶ。風が強くて吹き飛ばされては互いにワープして、やっと大きな雲の上へ出ると、暴風域の山がはっきりと見えた。

2020/09/13

ポプリさん

 ログインするとどこからか笛の音が。鳴くとどうやらポプリさんがいるらしい。近づいてみるとなぜか溺れながら笛を奏でているポプリさんが。今日は何やらおばあの格好だけど……聞いてみると忍者の格好だという。くの一おばあ……水遁の術の修行中だったようです。

2020/09/14

前がYuで、後ろがぼく。
とうとうお揃いの身長になった。

 記念すべき日は突然やってくる。Skyを始めて約3ヶ月、リサイズドランカーになり2ヶ月と少し。原罪にきっちり週2回通い詰め、すぐに方舟で星のキャンドルを消費し、飲んだリサイズは数知れず。とうとう、とうとう身長が1になった。Yuとお揃い。長かった……
 実はもうこの頃には半ば諦めていて、僕の星の子でなれる身長は2が最大で、身長1にはなれないのかもしれないな、と思いしばらくリサイズを飲むのをやめていた。ただ、未練がましく原罪に行ってリサイズドリンクを買って貯めてはいた。この日、課題が終わったかテスト明けだったか何だったか忘れたけど、開放感に包まれながらYuとお酒を飲みつつSkyで遊んでいて、もう半ばヤケクソのノリでドリンクを飲んでみようという話になり捨て地の交流広場へ繰り出した。
 捨て地に入ってすぐの左手にあるクローゼット前には灯籠が並んでいて、そのひとつで星の子の身長を測ることができる。大概、特に土曜日はリサイズをしにきた星の子たちで賑わっている。リサイズドリンクは一本飲むと次の一本を飲めるようになるまで少し時間を空けなくてはならない。その間、他の星の子のリサイズを見届けたり、望んだ身長が出ずオイオイ泣いている子と一緒に泣いたり、エモート合戦をして遊んだりするのがお決まりだ。その日も数人の星の子がリサイズを飲んでは身長を測って阿鼻叫喚していた。
 何本目か、軽い気持ちで飲んで、身長がぐわっとのびた。どうせ2だろう、期待はしないぞと思いながら灯籠の横に立つ。……心なしかいつもより灯籠が小さく見える。いやいや、そんなはずないさとドキドキしながら試しにYuと並んでみる。……ほぼ変わらない。まさか、まさかな、と思いながら撮った写真とスケールを合わせてみる。思わずうわーーーーーーと叫んでしまった。とうとう1が出た。Yuがクラッカーをぶちまけ僕が挙動不審に喜んでいたら、野良の星の子たちもわらわらやってきてクラッカーを鳴らしてくれた。
 たまにリサイズして小さくなりたいなと思うこともあるけど、やっと手に入れた思い出深い身長なので大事にしようと思っている。

お祝いしてくれた野良さんたち

2020/09/16

夜のホーム上空にて

 夜にログインすると何やら上空で話し声が。鳴いてみるとフレンド数人の名前が表示される。なんだろうと思い登ってみると、みんながたむろしていた。ホーム上空で楽器の演奏をしていたらいつの間にかみんなが集まってきてこの状態になったらしい。特に何をするでもなく、エモート合戦をしたりおしゃべりしたり楽器を演奏したりしている。僕も加わってみる。入れ替わり立ち替わり下の方でフレンドがやってきたり通り過ぎたりしていく。挨拶してキャンマラに戻っていく子もいれば、何してるのー?と面白がって聞いてくる子もいる。そのうちにMyraが登れるだけ登ってみましょうと言い出して、みんなでチャッテを出しながら登れるだけ登ってみたりした。結局ホームにしかいなかったのに、ちょっとした冒険をした気になるほどよく遊んだ。

2020/09/18

ホームに浮かべたボート

 SkyのSNSアカウントを作ることにした。TwitterでさまざまなSkyのファンアートやおもしろい実録、興味深い考察を読むうちに、いつからか自分も何かやりたいと思うようになった。
 Skyを始める少し前、友人に絵を描いてくれないかと頼まれるという出来事があった。その子は学内雑誌の編集長をしていて、コロナ禍で写真を撮るのが難しくなり、代わりにイラストを記事に使おうという案が出て、イラストを描ける人を探しているとのことだった。その子に趣味で写真を撮ったり絵を描いたりしているんだと話したことがあり、それで声をかけてくれたらしい。僕で良ければと言って何枚かイラストを描いた。今見返すと未熟な絵だけれどとても喜んでくれて、役に立てたのが嬉しくて、そして絵を描く楽しさも思い出し、久しぶりに絵を描き出した。しかし、何か描こうと思っても何も思いつかない、形にならない。自分のなかに絵の題材になるものが見当たらなかった。幼い頃は何を描いていたっけと考えた時、そういえば読んだ本や小説の一場面を挿絵を描くように描いていたなあと思い出した。心動かされたその感動を、その情景を形にしたいという衝動だったように思う。でも小説は読了する自信がないし、映画を観る時間もとりづらいし、ということでゲームをやれば何か描きたいものが見つかるかもと思ったのだった。すっかりSkyにハマってたくさん遊び、いつの間にか僕のなかにはたくさんの題材が蓄積していた。日々起きるおもしろい出来事、楽しいこと、心動かされたこと、救われたこと。抱えきれないほどになっていた。どうやって表現したらいいのかわからないけど、とにかく何か、まずは日記からやってみようと思ったのだった。
 SNSを始めると、何かが変化していくかもしれないと思った。これまで閉じたSkyの中だけだった交流が、きっともっと開けたものになるだろうという予感がした。怖いけれど、やってみようと思った。これまでとこれからで何か変わるかもしれないから、これまでの感謝を綴ってホームの一角に浮かべた。良い方向へ向かいますように。楽しいことが待っていますように。
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?