海を見に行かない

わたしの感受性や価値観がある程度定まってから、海を実際に見たことがない。

最後に海を見たのは多分幼稚園の卒園旅行だった。わたしの幼稚園は卒園旅行で白浜に行くのが恒例だったから、たぶんそれで海を見たのが初めてで最後だと思う。全然泳がせてもらえなかった。6歳だし当たり前か。

それからもう随分経った。13年も経っている。老いたな、そろそろ死にたい。死なないけど。


海=綺麗 の方程式が自分の中で何故か不動のものになっていて、不思議だなあといつも思う。昔から水色が好きだったんだけど、最近は特に寒色が大好きになってしまって、大抵のものを青色にしている。大学で出会った友人に「次の髪色は黒にインナー青だな」と言われた。それも不思議だ。わたしは青が好きだけど、多分青が似合わない。でもみんなわたしの「好き」を優先してくれる。優しい世の中。わたしは本名には一切水に関係する言葉が入っていないんだけれど、インターネット上ではかなりの確率で水に関する言葉を使っている気がする。

海凪深憂だしな。これが本名だったらテストでめちゃくちゃスタートダッシュが遅い。でも、それでもこの名前になりたい気がしている。スタートダッシュ遅れても早くても関係なくテストで点数は取れないし。余談ですがリアルな方面のサブアカウントを「傷の海」みたいな感じの名前にしていたのでフリー素材の海を色調変更で赤にしたら友人から「意味がわからない」「怖い」などの非難が殺到した。

なんで海って綺麗なんだろうな。

これを見たからかな、と思ったけれどこれを見る前から海は綺麗だと思っていた気がする。


例に漏れずサブカル女子なのでおいしくるメロンパンが好き。『dry flower』が好きです。海、綺麗ですね。






『ハチミツとクローバー』、2年前ぐらいの夏休みに見てドハマリした。なんの因果か美大生になりました(絵は描かないです)がこんな人はいません。この櫻井くんは愛おしい。一番になれない男が好き。かなり嵐が好きなので『アオゾラペダル』の櫻井くんのソロパートのモノマネとかカラオケで披露するんですが、どこでやっても「悪意しか感じない」と言われます。愛しかないのに……!

https://youtu.be/shijld9eTRc

作品の全体の雰囲気こんなだったっけ。この作品賛否両論ありそうですがわたしは大好きです。コウちゃんもいいけど大友くんがやっぱり一番生身でいいですね。これだけ何回やっても埋め込み出来ない。



雑多にわたしの海に関する記憶を辿ってみたけど、海=綺麗 って方程式は何かしらの固定観念な気がしてきました。どの作品も海を綺麗に描いている。たしか記憶違いでなければ、その辺の海はこんなに鮮やかな青色をしていない。海の広大さ、神秘性が色調補正させるに至っているような気さえしてきます。どれも素敵な作品なので是非見てみて欲しいですが、結局海ってなんで綺麗(だと思い込んでいるのか)はハッキリしませんね。今年海に行く予定があったのですが無くなったので今年も虚構の海を見て楽しもうと思います。実際に見たらイメージ壊れそう。



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