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個人が出版する時代

近頃は、stand.fmではじめての方と頻繁にコラボliveをさせて頂いている。今日は、現在クラウドファンディングをされている絵本作家、上村さんをお招きしてお話しを聞かせて頂いた。

彼女は現在campfireでこんなプロジェクトを立ち上げていらっしゃる。

まだお話ししたこともなかったけれど、お話しする少し前に判明したのだけれど、彼女は昨年わたしのクラファンにご支援して下さっていた方だった。こんなふうに、まったく知らない方がご支援して下さって今のわたしの活動はある。

このプロジェクトを読ませて頂いて、企画の意図はつかめていたつもりだった。

けれど、やはり直接お話しを聞かせて頂くと、違う印象を持つことがあるな~と思う。

彼女の活動は、ご自分で絵を描かれて文章を書かれて、それを一冊の絵本にされること。それ以外にも、他の方の本作りのサポートもされているし、アイディアだけお持ちの方の思いを絵本にするサポートもされている。

ここまではどこまでもkindle出版に似ている。出版社を通して出版をされているというわけではない。だから恐らく個人出版に当たると思う。

ただ、一つだけ違う点がある。

それが、絵本に特化した印刷会社さんを通して本を作られていると点だ。


5月以降、彼女の本はアマゾンで購入できるようになるらしい。

わたしの理解が間違っていなければ、その版元は印刷会社さんだ。ここがkindle出版とも、従来の出版とも異なるところだと思う。その印刷会社さんは、版元というより、発行元と言った方がいいのかもしれない。

お話しをお伺いして分かってきたことがあった。

かつて彼女は出版社さんから本を出された経験がある。某出版社さんで受賞され、それが本になった。けれど、販促に思わぬ大きな出費があったという。その頃、彼女は子育て真っ最中の主婦。もちろんご家族の暗しに負担になったに違いない。

これがとても苦い経験として彼女の中にあるという。

実は、こんな話をわたしも消費者センターに勤める知人から聞いたことがあった。本を出したいという情熱と大金。いったい最終的にどのような流れになるのか知らないまま契約をして苦しむ人が少なくないと聞いたことがある。

そんな苦い経験を経て、彼女は自分のための、あるいは誰かのための、小規模な絵本出版を実現させるために動いてこられた。

原体験は、双子のお子さんの子育て中、学校で本の読み聞かせをされたことだったという。そこで目を輝かせて本に集まる子どもたちを見て、自分の本を作りたいと動いていらっしゃるのだ。

無ければ創り出したらいい、という言葉がある。

彼女は今、過去の苦い経験から、自分だけでなく、それを望む多くの人の夢を形にするために動き出されている。


※最後までお読みいただきありがとうございました。


※スタエフでもお話しています。

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