猫のお話

嬉しいことを伝えてくれる人がいる。
貴方の猫を見ると、愛されて育っていることがすぐわかる。
素直に嬉しいね、と照れてしまう。

朝、起きてから仕事に行くまで、30分間しか朝は一緒にいられない。
帰って来て、猫にご飯をあげてから私は料理を作って食器を洗う。
ご飯を食べて休憩すると猫がにゃーんとくる。
1日1本チュールをあげる。
猫は美味しい美味しいと言って食べる。

そんな毎日やっていることでも出来ない日がある。
そこまで忙しい日じゃなくてもとても疲れて帰る日が多い。
高圧的な態度のおじさんに嫌なこと言われたり、ずばずばいうおばさんにちくちく言われたり、辛いこともある。泣きながら帰ることも多い。
でも猫は、猫だけは、私の帰りを待ってたかのように尻尾ぴーんと立てておかえり〜と出迎えてくれる。
お腹空いたよ〜待ってたよ〜って伝えてくれる。

チュール明日でもいい?と聞くと、いいよ〜と眠る猫。
そんな猫にいつもいつも助けられている。
うちの猫はそこまで鳴く猫ではなくて、なんでこんなに静かなんだろう、と思っていたけどこの間、猫が鳴かないのは飼い主の態度や行動に満足しているから、と読んで、私はすごく救われた気がしたよ。
あの、じとっとした目で私を見つめて涙を溜めてる姿が本当に愛おしい。
いつも助けてくれてありがとう、と猫に毎日思っている。

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