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警察学校に入校されるみなさんへ


「やっと警察官になれる!」

「早く警察学校に入りたい!」

「体力なら誰にも負けない!警察で通用するか試したい!」

「警備実施たのしみ!」

「ワクワクしかない!」


みんなが、こんなやる気に満ち溢れている。

そう思ってはいませんか?



「あー、もう入校かー」

「もっと自由にしていたかったなー」

「なんで自分は警察なんか受けたんだ?」

「だるいなー」


と、こんな風に思っている方も間違いなくいますし、もしかすると、むしろこちらのほうが多いかもしれません。



これまで同期や先輩・後輩、受験生、入校待ちの方など、たくさんの方々と接してきましたが、

決してみんながみんな、

やる気に満ち溢れているような、
ギラギラしているような人たち

ではありませんでした。


全然走ってない

腕立て伏せやってきてない

懸垂なんかできない

勉強やってない

結局ダラダラと生活しちゃった


こんな方もたくさんいました。



私は日頃から動画やライブなどで、

走っておくといいよ!
腕立てやらされるからやっておいてね!

等と、口を酸っぱくして言ってきていますが、本当にやっている人は、実際のところほんの一部です。



私の同期でも、

入校までに全然走ってこなかった
腕立て全然できない、やばい、どうしよ

という人たちがたくさんいました。

そんな人がたくさんいましたが、私はそんな人たちと一緒に卒業しました。


みんな普通の人でした。
特別な人ではありませんでした。

普通の人が警察の制服を着ている、そのような感じでした。



確かに、スポーツで輝かしい成績を収めた方や、勉学等で素晴らしい結果を残してきた方も同期の中にいると思います。

ですが、そんな方はほんの一部です。

そんな方でもオールマイティになんでも完璧にできるわけではありません。
誰かを頼らなければならない時が必ず訪れます。



もしかすると、みなさんも心のどこかで、


自分なんかが警察学校でやっていけるかな

教官に怒鳴られるの怖い

同期の人とうまくやっていけるのだろうか

気が合わなかったらどうしよう

みんなの中で浮いてしまったらどうしよう

とにかくめちゃくちゃ不安

不安しかない

そんな風に思っているかもしれません。

ですが、みなさんと同じような思いを抱えている方が、みなさんの同期に、同じ教場にたくさんいます。

そんな中で入校し、

とにかくただひたすらに目の前のことをこなしていくと、

いつしかそのような思いもなくなり、
警察学校での処世術が身につき、
うまく立ち回れるようになり、

いつの間にか卒業の日を迎えることになります。

警察学校に入る以上、当然、様々な課題に対して真剣に取り組まなければなりません。教官方にきつく怒られることも多々あると思います。

警察学校での生活が緩すぎては、卒業後にそのギャップについていけなくなってしまいます。

ですから、教官や助教はみなさんのことを思い、真剣に怒ります。怒鳴り散らします。


これからみなさんは警察官となって、様々な苦難に接することになると思います。耐えがたいことにも向き合わざるを得ないような経験をするかもしれません。

そんな中でも、みなさんは必ず乗り越えることができるはずです。乗り越えることができてしまいます。

なぜなら、みなさんは警察官採用試験に合格できたから。いま正に、警察学校に入校しようとすることができているから。

だから私は、そう言えてしまいます。

ただ、もし、本当につらいことがあったら、そのことにあまり囚われようにしてください。

あまりクヨクヨと考え過ぎないようにしてください。引きずり過ぎないようにしてください。

教官はそういうところを見ています。

いつまでもクヨクヨと考え、落ち込み続け、悩みに悩んでいると、教官から次のゲキが飛んできたときに、耐え切れず、

・じぶんは向いていない

・みんなの足を引っ張ることしかしてない

・これ以上、同期に迷惑はかけられない

・じぶんがいなくなればみんな苦労しない

・じぶんがいなくなればみんな一致団結できる

・教官にも「向いていない、辞めたほうがいい」と言われた

と、〝勝手に〟負のループにハマり込み、自ら退職の道を選ぶことになってしまいます。

ですので、最低限の反省をしたら、あまり考え込まず、前を向き、ケロッとした顔をして次の課題に取り組んでください。

そして、ちょっとした時に、なぜここにいるのか、なぜこんなことをしているのか、なぜこんなことをしようと思ったのか、と考えてみてください。

・刑事になって被害者の無念を晴らしたい

・少年犯罪を減らしたい

・悲惨な交通事故を減らしたい

・街に潜んでいる犯人を捕まえたい

・身体を張って治安を守りたい

・薬物事件を減らしたい

・特殊詐欺を減らしたい

・弱者が巻き込まれる事件を減らしたい

など、それぞれに警察官になろうと思った志を思い出してみてください。

みなさんの、その志、声に出さなくとも、素晴らしいものであるはずです。


長くなりましたが、ぜひ警察学校での〝非現実的な〟生活を楽しんでみてください。こんな経験ができることはなかなかありません。みなさんの人生の中で強烈に残る、半年間、10か月間になるはずです。

入校後、もし、頭の片隅に「やまよし」のことが残っていて、たまたまライブを見つけてしまったら、遠慮なく、

「塀の中から交番は!」

と、

「塀の外から交番は!」


と、コメントを送ってください。

私は喜んで反応したいと思いますw


そして、無事に卒業することができたら、

卒業したよ!

と、ぜひコメントしてください。

卒業おめでとう!

と、乾杯をしながらお祝いしたいと思います。

最後に、全国には約26万人の警察官がいます。

その26万分の1である皆さん一人一人の努力があるからこそ、この日本の治安が保たれることになります。

日本の治安の良さは世界一です。
世界に誇れるものです。

そんな、これからの日本を担うのは皆さんです。

ぜひ、みなさんの若いチカラで、みなさんにとって大切な人が住んでいるこの日本の治安を守っていってください。

心の底から応援しています。

改めまして、この度は入校おめでとうございます🌸

ありがとうございます(^^)/ サポートしてもらえるとYouTubeライブの開催頻度があがるかも!?