『結婚というゆりかご』についての覚え書き

こんにちは。
初めての方、はじめまして。

この作品は2000年頃に書き始めたものでした。
しかし、規定枚数の短編としてまとめる自信がなく、2006年頃にほぼ今回の形のまま、誰にも見せずお蔵入りしていたものです。

ただ、独立した短編としてはまとまりませんが、連作短編のひとつとしては成立する要素を持っており、家族小説『結婚というゆりかご』の第一話「人生という墓場」という形でなら、表に出せそうだと思っていましたので、今回noteに投稿することにしました。

とはいえ、お気づきのように、およそ二十年が経過しているので題材が「初めてのインターネット」とか「初めてのEメール」とか化石のように古くなっています。老人が卓袱台で最新のノートパソコンを操作する、という絵がまだ色褪せないでいた時代(Windows98が発売されていた頃)に書き始めたファミリー・コメディーでしたが、この連作シリーズを今後続けるのは意味がないと思い、この第一話で打ち切りになります。

一応、お話としては完結している短編ではありますが、シリーズ中途であるにもかかわらず読んでくれた方に、私は深く感謝を申し上げる以外にありません。

ありがとうございました。

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