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第6回:コラム1周年!

こんにちは、水波です。
GWの慌ただしさも過ぎ、初夏の兆しを感じる様になりました。

さて、6月でこのコラムは1周年になります。
せっかくなので、上のバナー写真も変えてみました。細々とではありますが、どうぞ今後ともお付き合い頂けましたら嬉しいです(°°)
そして今年の9月にはうみハマイベント第3回が開催されます!!
現在クラウドファンディング挑戦中ですので、是非応援宜しくお願い致します☆☆

1年海洋ゴミについて綴ってきて、まだお話したい事は色々あるのですが、今回はちょっとだけ海洋ゴミについて、私の思う事を書いてみたいなと思います。
(※あくまで私個人の意見です)

第1回でも書きましたが、私が海洋ゴミに関心を持ったのは、海岸清掃で実際に海岸ゴミとその犠牲となった海鳥を見た事に始まります。
それまではなぜこんなにも海にゴミがあるのか、そしてそれが膨大な量である事すら知りませんでした。
私の住む地域はゴミ袋は有料の指定された物で、可燃ゴミ、プラスチックゴミ、缶やビン、ペットボトル、古紙などの資源ゴミと分別しなければならず、粗大ゴミも有料です。
そしてこの中で一番多いのが可燃ゴミよりプラスチックゴミ。容器包装が中心ですが、食事をしても買い物をしても、ゴミとなるそのほとんどが『プラスチック』なのです。
(ちなみにコンビニやテイクアウトは殆どしません)
過剰包装と思う物も多々あり、生活の中においてもプラスチックは溢れていると思います。
軽く丈夫で安価、耐水性もあり今日の生活では最早欠かせない存在です。
しかし適切に処理をしないと有毒物質を発生させる危険性もあって、自然分解もされない。
そんなリスクもあるプラスチックをこんな安易に使い捨てて良いのでしょうか?
劣化したプラスチックはマイクロプラスチックとなり、魚や貝類の体内からも発見されています。近い将来、食べていた魚貝類が食べれなくなるかもしれない、漁獲量が減るかもしれない、最悪絶滅するかもしれない。
そう考えた時このままではいけないと思うのですが、どうにも認知や意識が低い気がしてしまうのです。
COVID-19が僅かな間に世界を変えた様に、世界規模で人命に関わる様な事にでもならなければ、危機感は芽生えないのだろうか?
地球の約7割をしめる海でここまで来てしまったら、もう手遅れどころでは無い様に思ってしまいます。

2020年にレジ袋が有料化となり、非常に反対の声がありました。確かに袋だけに焦点を当て、それでプラスチックゴミが減るのか?と問われれば『NO』に近い疑問はあります。
ですが私自身としては有料化には賛成派です。
なんならスプーンもフォークもストローも全て有料で良いです。
環境に悪影響を与える原因の1つだからと言うのもありますが、無料の頃、当たり前の様に必要以上に消費・無駄にする人がとても多く、実際にそれを見て来たからです。
無料というのはとても有り難い面もありますが、同時に価値観が薄くなってしまうといいますか…同じ物でも『自分でお金を出して買った』と『無料で貰った』では感覚が全く違うと思うのです。
有料でも例えば、1回断る毎にその金額分を値引きする(行っている店舗はありますね)とか、その分のポイントが付くなど、何かプラスとなる要素があれば理解の幅も広がるのかもしれません。

そしてもう1つは海だけに限りませんが、興味がある事や好きな事ならもっと深い所まで視野を広げればいいのになぁと言うこと。
例えば、水族館や動物園などに行った際に
『かっこいいね!』
『キレイだね!』
と感じる事もとても大切な事だと思います。
ただそれで終わるのではなく
『ご飯は何をどうやって食べているんだろう?』
『この生き物はどこから来たんだろう?』
『野生だとどういった環境で生きているだろう?』
など、表面的な所だけではなく、少し踏み込んだ視点でも見て欲しいなと思うのです。
特にその生き物が好きなのであれば、良い事も悪い事も知らなければいけないと思いますし、知って尚気持ちが変わらないのであれば、本当の『好き』なのではないかと思います。
この感覚はペットなど身近な所でもそうではないでしょうか。
費用や飼育環境も考えず『可愛い』というだけでお迎えし、結果としてペットも飼い主も不幸になってしまう。
知らない事が恥なのではなく、知ろうとしない事が恥ずかしい事なのだと私は思います。
感情に流されてしまうと視野が狭くなり、そのまま突っ走ってしまう危険性があると思います。ちょっと一呼吸落ち着いて、周りを見渡す事が大切なのではないでしょうか。

海洋ゴミについても同様で、海の生き物が好き!と言うなら、その『好き』な生き物が生きる環境を知り、存続させられる様に取り組める事ができれば大きな力になるのになぁ、と思います。
同じ話題をする時もただ『○○って可愛いですよね』というよりも『○○ってこんな環境でこうやって生活してるんです。可愛いですよね』と言われた方が関心をそそりませんか?

勿論考えは人それぞれですから、強制する意図は全くありません。
なんとなく文章がまとまっていないかもしれませんが、今回は自身も勉強を重ねる中で1年を振り返ってみました。

それではまた次回(^_^)ノ


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