引きこもりは引きこもりじゃない!

青年海外協力隊を経て、アメリカ暮らしをしたのちシルク・ドゥ・ソレイユで世界各国を10年ほど働きながら旅してきた経験から、日本の記事を比較・考察し、つぶやいているUmiです。


日本は社会的重圧が強い傾向にある国柄だと思う。社会の中で「良い」とされるものが、裏付けもないのにメディアや一部の人の価値観で決められたり、多数が盲目的にそれに追従したり、人と違うことを受け入れてもらえなかったり、価値観が多様なようで狭いのではないかと。

私もよく変わっていると言われるが、たまたま社会から蔑まれず(もしかしたら自分が気付いてないだけ)、海外に出て行ったこともあるせいかそれを個性と受け取ってもらえ、前向きに生きてくることができた。

世の中には蔑まれるべきではないひとが蔑まれ、蔑まれた側もその貼られたレッテルにあまりにも素直に従いすぎではないかと。蔑む側も運が良かっただけで蔑まれる側になっていた可能性もある=という意味では誰しもがその可能性を秘めているので劣等感を持つ必要は全くない。

蔑む人たちや社会的圧力と関わらなくても家に閉じこもらなくても生きていける場所が日本にはまだまだ少ない。蔑む人間や社会が減っていくことが最良だが、それと同時に社会の少数派の方達が自分たちのペースで生きていける場所があっても良いと思う。

身体的な問題はないが、うまく社会生活を送れないという理由で生活保護を受けている方もいる。そんな方たちだって働ける場所があったら働きたいと考えている人もいるはずだ。

そこで私は農業を一部公務員化(計画経済化)するべきだと思う。そもそも日本の食料自給率は低い。生産性や価格競争にさらされ、農家を継ぐ人もおらず高齢化し、多くの農家は疲弊している。

農業を好きでやってくれている方に我々消費者は依存し、そのことを都合よく利用してはいないだろうか。

競争社会や社会的圧力が苦手な人もいるし、一定の生産さえすれば給料がもらえても良いと思う。しかも農業は重労働だったり自然相手だったりと休みを取ることも難しいので、働く人が増え、分業すれば働き方改革にもなるから、農業という仕事への偏見や価値観も変えられるし、やりたいと思っている人にも一歩を踏み出すことへの壁が低くなる。

それに食料を輸入に頼っていてはいざという時に困ることも考えられ、そういう意味では国力を上げることにもなる。

もし社会に出られない、人とのコミュニケーションがあまり得意でないという方が周囲にいらっしゃる方はこのような場もあると知っていただきたい。

http://www.eto-na-en.com/jichitai



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