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【陶芸家ノート】器のゆがみを防ぐ為に童仙傍(どせんぼう)で「せんべい」をつくる。

器の厚みが薄いと本焼きで楕円にゆがむことがある。

原因は、本焼きの際、取っ手の重さに引っ張られるのもあるが、収縮時に棚板に引っ掛かりゆがんでしまうからだ。

それを避けるために「せんべい」という板を敷くことで、引っ掛かりを回避することができる。

童仙傍(どせんぼう)という耐火性の高い土を水でこねてせんべい上の板にのばす、基本的にただそれだけ。

あと「せんべい」は、釉薬が垂れても棚板にくっつかない対策にもなるので知っておきたい方法だ。

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