たんしお|コピーライター

94年生まれ。自己肯定低い系

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  • コピーライターへの道のり

    学生時代に夢見たコピーライターに、社会人2年目に未経験から転職したお話。

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社会人2年目で未経験からコピーライターになるまで〜最終章〜

□決断コピーライターになりたいなという気持ちはふつふつと湧くものの、いまの仕事で何かやり遂げたこともないし、辞めるという決断になかな踏み込めず。 あっという間に6月になり、いつものように会社の人たちと雑談している時。 「お前これからどーすんの。」 「とりあえず3年は働こうかなーと。」 「お前いつまで若いつもりでいる気だ。やりたいことがあるなら、さっさと辞めろ。」 この一言で、遂に転職を決意します。 □転職の準備転職すると決めてからすぐに、ポートフォリオの作成を始

    • はやく世界が、役に立たないもので溢れますように。

      2020年はもっと、たのしい年になるはずだった。 お正月の広告はどれも、「株式会社○○は、東京2020オリンピックを応援します。」なんて定型文で溢れていたし、新国立競技場が完成した日の朝のワイドショーのコメンテーターたちは、いつもよりなんだか少し浮かれていた。東京というか、日本中が2020年が来るのをどこか心待ちにしていたような気がする。そして、待ちに待った2020年がやっと幕を開けた、はずだった。 だけどそこからたった数ヶ月で、状況は一転した。最初はニュースの中のどこか

      • 公募は他の誰でもない自分との勝負

        キャッチコピーの公募は賞金が出るものが多い。QUOカードから100万円まで。いろいろ賞によって差はあるけれど、頑張った"ご褒美"がちゃんと出る風潮がある。嫌われがちな業界だけど、これはすごいことだと思う。でももっとすごいのは、賞金目当てだけでエントリーする人がほとんどいないこと。(中にはいると思うけどたぶんかなり少数派) ほとんどの人は自分の力がどれだけ通用するか確かめるために、仕事の合間をぬって、はたまた休みを返上して何ヶ月も必死にコピーをみんな書いている。私も毎年いくつ

        • 週末、刺激を浴びてきた

          芸能人が地元の観光大使になった時に、「生まれ育った街の仕事ができて光栄です!」とテンプレのようにはなつ台詞に「そんなまたまたー嘘くさいな」なんて思っていたけど、地元を離れたいまはなんとなくわかる。東京は何でもあるし、駅が近くて電車もすぐ来る非常に快適な街だ。(家賃はちょっと高めだけど)一方で私の地元は、遊ぶとこなんてイオンくらいだし、駅から駅まで5分で着いたりしない。でもなんだかんだ理由は特にないんだけど、やっぱり地元が好きだ。 コピーライターズクラブ名古屋の集まりに、上京

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          5本

        記事

          決意表明2020

          会ったことある人もない人も、昨年は本当本当に多くの人にお世話になりました。お正月の9連休すべてを実家がある名古屋で過ごし、昨日の夜の新幹線で東京へ帰ってきて既にホームシックです。2020年の海本は、今日から始業。そして、2020年の始業とともにコピーライター2年目へと突入しました。本当に大人になってからの時間のスピードが怖いくらいはやい。夢だったコピーライターになって理想と現実のギャップが無かったかと聞かれたら嘘になるけど、めちゃくちゃに恵まれた環境で1年過ごしたと思います。

          1年記念日

          2018年12月13日の朝9時。名駅のビックカメラ前のバス停から、東京行のバスに乗った。出発の前日に39度の熱を出した。母は「あんたはいつもそうなんだから。もぉ。」と言いながら病院に連れて行ってくれた。小学生からの付き合いのあんちゃんは「東京行くなってことだよ〜」とInstagramのコメントをくれた。お別れ会をドタキャンしたのにその日の夜にお別れを言いにきてくれた先輩は、「 じゃあ次はGWな。 」と言ってくれた。 「わざわざ東京に行く必要あるの?」結構いろんな人に言われた

          コピーライターを知らなかった名古屋の大学生が、東京でコピーライターになるまで。

          宣伝会議さんからお話をいただき、アドタイで全4回のコラムを連載することになりました。きっかけはTwitterやnoteで書いた体験記を読んでいただいたそうで…SNSってすごいなと身を以て実感しました。(noteサボらず更新しよう。。。) プロフィール用として送った自分のぷっくぷくの顔が、まさかのサムネイルとして登場するのでとても恥ずかしいのですが(笑)学生時代からずっと見ていたコラムに、自分の書いたものが掲載されるのはそれを上回る嬉しさがありました。いつもお世話になっている

          コピーライターを知らなかった名古屋の大学生が、東京でコピーライターになるまで。

          25歳になった今も、100円の大きなミラーが手放せない。

          巷でよく言われる、"美人は荷物が少ない"を最初に言葉にした人に対して、悔しくなるくらい上手いこと言うなと嫉妬する。 そんな私はといえばいつも、自分の上半身と同じくらいの大きさのトートバッグを肩からぶら下げている。美人への道のりはまだまだ長い。 大きなトートバッグの中には、財布・携帯・ハンカチ・メイクポーチ・普通のポーチ・モバイルバッテリー・ノート・筆箱・Macbook…と本当にそんなに使う!?と突っ込まれるほど入っている。心配性だからたとえ使わなくても入れておきたい、ただ

          25歳になった今も、100円の大きなミラーが手放せない。

          リフレッシュ休暇。

          先週1週間は遅めの夏休みでした。 毎日noteと宣言したので初めは投稿するつもりだったけど、海外に行ったり携帯をぽちぽちする時間があまり取れなかったので思い切っておやすみしました。(有言実行ならず…) 好きな仕事に就いているものの、毎日はしんどいです。 向いてないんじゃないかとか、なんでこんなにできないんだろうと毎日思うし。楽しいことばかりじゃないです。 なのに1週間休んだ日曜の夜思ったことは、「コピー書きたいな。」でした。 休みの間もいいなと思う広告がパッと目に入

          あの頃の私にとってコピーを書くことは、お遊びだった。

          前置きしておくと、私はたまにかなりの神経質を発揮する。コピーを書く時も、普段気にならないような音や声が気になる。 集中力がないだけじゃんと言われたら、言い返す言葉はありません。その通りです。 大学3年〜社会人2年目までコピーライターを目指して講座に通ったり、公募に挑戦したりしてた。自分で言うのもあれだけど、真面目な方だったと思う。 でもその時って、だいたい深夜のなんの物音もしない時間帯に1人で黙々と。 自分の好きな時間に、好きな場所で、好きなように書いていた。 コピ

          あの頃の私にとってコピーを書くことは、お遊びだった。

          日の目を浴びる瞬間。

          昨日は会社で約1年かけて開発コンセプトからお手伝いさせていただいた、仕事の発表会でした。 どの仕事でも思うことだけど、つくったものが手元を離れてみんなに発表されるときってドキドキする。 広告がバンと出た瞬間を見る機会ってないからこそとても貴重だった。(ちなみに2回目の経験でした。) 今回の仕事だけの話でなく、コピーライターとしてつくる表現に対して、いいねと思ってくれる人もいれば、必ずしもそうでない人もいる(かもしれない)。 言葉を考える時いつも思い出すのは、みんなに好

          日の目を浴びる瞬間。

          私はいい子でいなくていいらしい。

          私は長女なので、かなり周りに気を使いしいみたい。(長女が関係あるかは知らんけど) いわゆる、空気読みすぎ女子である。 飲み会では自分の意見を貫くことより、その場の空気をいかに壊さないかに賭けている。面白くなくてもニコニコしてしまうこともある。 あまりそこに関して悪いと思ってない。(ちょっとは良くないかなと思うけど) その場の空気が崩れてみんなが楽しくならないなら、私がちょっと我慢したらいいし、どうせその我慢もすぐ忘れちゃうタイプだし。 この前行きつけの居酒屋さんの常

          私はいい子でいなくていいらしい。

          本物のプロは常に70点が出せる人だ。

          私の仕事の半分は、企業のミッションやバリューを言語化すること。 その中で、"成果主義"というワードはほぼ100%出てくるんだけど、上司はそうすると必ず「成果にも2種類あるのですがどちらですか?」という話をする。 時間をかけて100を出す成果と、70を短時間で3つ出す成果。 昔、"本当のプロは常に70点が出せるの人のことで、一発120点出すのもすごいけどそれだけじゃ本物のプロとは言えない"と言われた。 いろんな意見があると思うけど、私はこの考えはあながち間違ってないなと

          本物のプロは常に70点が出せる人だ。

          私が目指すべきところは、ジャルジャルだ。

          今、キングオブコントを見てます。 そんなにお笑い好きではないんだけど、流行りというかみんなが見ているものはちゃんと見ておこうという気持ちで一応毎回チェックします。 そんなにお笑い好きじゃない私が約3時間見た感想。 「ジャルジャルすげぇー。」 十分地名度もあるのにコンテストにいつも出場してて、毎回ファイナルまで残って周りの期待に応えていて。毎日の通常の仕事をこなしながらも、毎日ネタをつくってYoutubeにアップしているし。 モチベーションがすごい。それなりに評価され

          私が目指すべきところは、ジャルジャルだ。

          自分の知らない間にちょっとずつ成長してる。

          コピーライターになり、早10ヶ月。 まじで早い。ギャル風に言えば、この10ヶ月は"秒"でした。1週間がほんとすぐ終わる。毎日新しいことの連続で、学びがたくさんあって、超しんどいんだけどでも進むしかないそんな日々。 入社して半年経ったくらいで、自分の成長が感じられなくて「私ちゃんと独り立ち出来るようになるのか。」と思い悩み、常に泣きそうな期間が1ヶ月くらいあったり。(お盆に実家で大号泣したらケロッとおさまった。) この精神状態良くないなと思いつつも本気で、「寝る時間が勿体

          自分の知らない間にちょっとずつ成長してる。

          結果、全てはシンプルにたどり着く。

          表現もそうなんだけど、削ぎ落として磨いていくうちに、シンプルに行き着く。 コピーだったら企業のビジョンが"日本を元気にする。"とか、デザインだったらロゴマークが正方形4つで話題になったあれとか。 一見、は?と思うんだけど、その気持ちはとてもよくわかる。良いものにしようとすればするほど、物事はシンプルになるということが私のここ最近の学び。 表現だけじゃない。 私くらいになると、好きなタイプもシンプルに行き着いた。(誰も興味ないだろうが聞いてほしい。) 私は自他共に認め

          結果、全てはシンプルにたどり着く。