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【コピーライターmemo2】数字に頼る。

「近い」「遠い」「早い」「遅い」っていろんな場面で使いがち。ついつい、使いやすいから。


そういうコピーを出すと、いやいや待て、

「"近い"って言葉より、"0距離"って言った方がより近さを感じない?」

と、言われる。


数字を使えば"近い"って言葉より、近くを感じる表現ができるんだとはっとする。


数字のコピーってなんかあったっけ?と思い浮かべると、真っ先にこのコピーを思い出す。


"愛しあってるのなら、0.03mm 離れなさい。"


宣伝会議賞のグランプリのコピーだけど、数字の強さを感じる。このコピーなんて、商品名を使わなくても伝わっちゃうからすごい。

商品のファクトをただ言ってるだけなのに、なんか気が利いてて、説教じみてなくてすごく好きなコピーです。


英語を話せると、10億人と話せる。


"10億人"というもはや想像もできない程の数をどんと出されて、パッと見ただけで「英語すご!」ってなる。

でもさっきと同じで、ファクトをそのまま述べてるだけ。なのにめちゃくちゃ響く。


「早いってどのくらい?遠いってどのくらい?」

数字にしたらどうなるのかなって考えたり調べたりすると、そこにすごい発見や、受け手に響く重要なキーワードに出会えたりする。


数字に頼ってみるだけで、コピーの精度がぐんとあがる時もある。

これからもたくさん数字の、お世話になります。