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海外MBAを目指すあなたに!筆記試験のポイント3つを解説

あなたは海外でのMBA留学を考えていますか?海外MBA受験では筆記試験は足切りとして使われています。

本当は面接やエッセーの方がはるかに重要なのです。しかし、足切りの点数を越えなければどう頑張っても受かりません。

そのため、どれだけ効率的に、早期に筆記試験を終えるかが重要です。今回はそのような筆記試験に対する有効なアプローチを3つご紹介します。

はじめに

私は社費派遣生として北米の大学に留学をしていました。その際、全ての留学生が必要な筆記試験であるGMATとTOEFLを受験したのです。

出願を9月に控え、私は6月までに必ず筆記試験を終わらせることを決めました。1月に社費留学制度の合格が決まり、そこから準備スタートです。半年の間に予備校通いを含め、集中的に試験対策を行いました。

今回のブログはそのような当時の私の経験に基づくものです。

筆記試験でのスコアメイクが長引くと、受験がとても苦しいものになります。出願期限のプレッシャーが更なる焦りを生み、悪循環に陥るのです。多くはありませんが、そのまま不本意な結果で受験を終える人も見てきました。

あなたが留学を考えているならば、ぜひ今回のブログを参考にしてください。そして、筆記試験を早期に終わらせてください。

本当に大切なのはエッセーとインタビューです。そのための準備の時間を最大限確保する必要があります。従って、筆記試験はなるべく短い期間で終えることを第一原則としてください。

なお、私の海外MBA受験については過去のブログでもご紹介しています。そちらもご参照ください。

6月までを目標にスケジュールを立てる

理想としては6月までに足切り点を超える結果を出すことと考えてください。

大学によりますが、このように筆記試験の足切り点を公開しているところもあります。

つまり、この点数を越えていればそれ以上は関係ないのです。

筆記試験の点数が高いに越したことはありません。しかし、明確なターゲットと理由を持たないまま高得点を目指すのはやめてください。

なんとなくもっと高い点数を出したいという気持ちでは、貴重な時間の無駄遣いです。限られた期間で受験する戦いにおいて、時間の無駄遣いは致命的です。

私はTOEFLを107点、GMATは690点で出願しました。特にGMATは心残りな点数ではありましたが、630点をバーに設定していました。

心理的には700点以上を出したかったところです。しかし、設定したバーを越えた以上は見切りをつけることが重要と考えました。

出願する大学によって期限は異なります。しかし、北米は多くの大学が9月を1st roundとしています。

その場合は6月中に筆記試験を終えることを目標としてください。

GMATは短期集中決戦

多くの受験生が苦しむ試験です。先輩受験生の中でもGMATのプロセスで行き詰まった人が複数いました。

GMATが大変な一番の理由は、異言語でネイティブの人と同じ試験を受けることです。日本語であれば、あなたも難なくクリアすることができるでしょう。しかし、英語だと全く勝手が異なります。

GMATは大きくMathとVerbalに試験が分かれます。それに加えてAnalytical WritingとIntegrated Reasoningというものがあります。(ご参考リンク

しかし、対策の中心はMathとVerbalです。それらを中心に試験対策のスケジュールを考えていきます。

私はGMATに向けた準備は3ヶ月の短期集中で行うことに決めていました。なぜなら、GMAT対策は精神力、体力共に消耗が激しいからです。

その前にTOEFLの勉強を行い、英語力を高める訓練をしました。TOEFLについては次のパートで詳しく述べていきます。

Math、Verbalそれぞれ、どのパートを勉強するかスケジュールを立てます。1日を朝、昼、晩の3部に分けて勉強メニューを考えました。どのパートにどれだけ時間をかけるかはあなたの状況に応じて決めてください。

そしてラスト1ヶ月は模試を活用します。ここでは、実際の試験時間と同様に一気に解き切ることが重要です。一度やってみるとわかりますが、かなり体力を使います。その訓練をしておくことが重要なのです。

本番は体力勝負

試験本番では、短い休みを挟みながら長時間の試験が続きます。その間、緊張を抱えながら頭をフル回転させ続ける必要があります。

迫る制限時間のプレッシャーに耐えつつ、問題を解いていくのです。

私はGMATはそのようなストレスを乗り越えるためのテストと感じました。ビジネスの現場でもそのような状況は考えられます。GMATはそんな場面に備えた訓練とも言えます。

従って、準備期間も含めGMATは自ずと消耗が激しくなります。だからこそ、短期間で集中的に終わらせることが重要なのです。

あなたも、GMATにはダラダラと時間をかけないでください。一気に準備して一気に終わらせる気合いでいきましょう。

TOEFLは長期戦と思ってOK

GMATに対してTOEFLは出願直前までずっと勉強を続けても効果があります。TOEFLでの勉強がGMATの対策にもなります。

そして、TOEFLは何度でも受けてその中で最も良かった点で出願してください。

私は社内の社費留学制度に合格した1月からずっとTOEFLの勉強を続けました。特に、単語量を増やすトレーニングはやればやるほど効果があります。

また、リスニングやスピーキングの練習をすることで英会話力も高まっていきます。

TOEFLの勉強はあなたの英語力を高めるのにとても有効なのです。従って、TOEFLの勉強にはいくら時間をかけても良いと考えます。

GMATを終えてエッセーの準備をする間も勉強を続けてください。毎日一定時間をTOEFLの勉強に割くことで、着実にレベルアップします。

GMATの勉強は留学中や海外での生活にあまり役に立ちません。それに対して、TOEFLの勉強は英語力を磨くのに有効です。

ぜひ納得のいくスコアが出るまで勉強を続けてください。

結論

MBA留学において筆記試験はただの足切りです。従って、できるだけ早期に足切り点をクリアすることが重要です。

理想的には6月までにスコアを揃えることを目指してください。

特に、GMATは時間をかけすぎず、短期決戦で臨んでください。私は3ヶ月間を集中的にGMAT対策に費やしました。

それに対して、TOEFLは出願直前まで勉強しても大丈夫です。勉強すればするほど、あなたの英語力が磨かれていきます。

筆記試験は足切りとはいえ、スコアが出ないと受験が苦しいものになります。ぜひ今回のブログをあなたのMBA留学の準備に活かしてもらえれば幸いです。

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