短い時間しか会えなくて、ちょっと淋しいけれど彼は迎えに来た。
まだそれほど朝は渋滞していないが、8時前に到着。私もその予定で動いているので構わない。
夜道が心配で送る、と言う方もいるように、男は迎えに行くものだ、と決めているそうで。
たぶんどんな渋滞であろうと彼は迎えに来てくれるのだろう。
だから帰り私は、えーもっといっしょにいたい〜なんて事は言わず、そんな分別つかない年でも無いし、渋滞になるべく巻き込まれない時間に彼と別れる。
もっといっしょにいたいし、お泊まりして独り占めしたいしって思ってるよ。
無理を言えばどこかで綻びが出てくるのだろう。

会うのはこれで4回目。
私の硬く強張っていた心を解いてくれて、体も解放出来るようになってきた。

前の話ではあるが、私にとってトラウマになっている事があった。呪いの言葉だった。
元夫に話したことはなく、思い出しては彼は大丈夫って思ってたけれど、そこから解放されたいと思った。

話を聞いて、と。
書こうと思ったが、彼はそんなことは言ってなかった、もう自分から呪縛を解かなければ解けない呪い。
ごめんね、今自分で気づく事ができて大丈夫だから、と書いた。

でもそんな言葉で諦める彼では無い。笑笑
話せ、一言一句言われたことを、と。
解放されたいと願いながらも、解放されきってない私は泣きながら話した。
もちろん文面だから鼻水の音も涙も彼には見えないけれど。

彼は、一刀両断、スパッと言い切った。
私に絡みついていた呪いの言葉は消えた。
私を労わる言葉と愛情を感じた。

実は彼、とても憤っていたらしい。
久しぶりに頭にきたよ、と。昨日の話。
私をこんなにも大切にしてくれる人なんだ、と改めて思った。

そんなこんなで私は解放されて、彼の全てが愛おしく舐めまわしたいほどでした。いや、舐めまわしたけど。笑笑
2週間ぶりに会ったのでね、もう全て気持ちよかったです。笑笑

そのあとショッピングモールに行ってご飯食べてコーヒー飲んで、手を繋いで歩いて。
デートらしいデートで❤️

駐車場に向かいながら、またこれからホテル行く？行きませんよ！毎日したいなーって、毎日出来るかな？なんて会話をしながら歩いた。
そこらへんは深く追求はしなかった。

帰りの車の中で、喉元まで言いたい言葉があるんだけど、うまく言えないと。
言ってしまえば楽なんだろうけど。って。
なんですかー？
しばらくしたら
ペチャパイ
と。
うるさーいって笑いながら。

私たちはまず10年後を目指す。
10年、それは私が彼に話したあの人との時間のこと。
その時間を超えるつきあいをする。
それが目標だよ、と。