■2019/04/15　月

起き抜けに読書をするというライフハックを考えてみた。それにどういった効果があるのかまでは考えていない。

熊代亨「若者をやめて大人をはじめる」。

精神科医の先生が書いた本なんだけども、異常に身につまされる。大人になれない中年問題……CLANNADの話までできてすげえ親近感なんだが、世代を見ると１９７５年生まれだった。同い年だ……それでか。
大人が若者のように振る舞うと破滅がまっている、とか、怖い。怖いけど大人の楽しさにも言及している。
自分より若者にコストをかけたほうが成長度が高いのでそれを優先する、というのはすごくわかる。RPGのレベル上げで低いやつを一人パーティーに加えてラストダンジョンで戦闘したら一気に１０LVくらい上がる快感、みたいな。

成熟についてはまえに生活考察のほうでも鼎談したんだけども。

熊代さんの本読んでおきたかったなあ。いろいろと重なる問題が書いてあっておもしろかったので。

大人というのは何なんだろうな……と漠然と思っていたけれど、こうして４４歳になるとわかったのは、肉体的なものでもあるということ。いままで乗ってたオートマ車がいきなりマニュアルになる感じ。全部手動でやらないといけないので運転が大変で、余裕がなくなってくる。
精神もそれに連動している。どっちもバランスをとっていくのがむずかしい。

友人の菊崎亮さんから送ってもらった平民金子さんのジン「ごろごろ神戸B面」を読む。いい文章だな。視点も地べたでにおいがある。