ベランダから良く鳥の声がする。初めは、可愛いなと思っていた。しかしながら、かなり頻繁に鳥の声がするようになって少し怖くなって来ている。巣でも作ってしまったのだろうかと軽くベランダを見てみたが、雑草が生えているのみだ。何故、コンクリートのベランダの上に雑草が生えてしまっているのかは分からない。苔も生えている。世界は疑問に満ち満ちている。

　急に春が訪れた。暖かい日もあるが、むしろ暑いという日も増えた。冷たいそうめんや蕎麦を食べるようになった。チューブの梅と七味と薬味を入れると、とてもおいしい。めんつゆは一回ごとに手作りしている。物によるとは思うが、市販のめんつゆは甘みが強く思えてしまうのだ。私が作る時は白だしと醤油とみりんで作っていて、みりんを控えめにしている。とてもおいしいめんつゆで気に入っている。好きなものが多いと嬉しくなるものである。

　買い物をしながらではあるが、軽くウォーキングを始めた。しかし、当日の帰宅後と翌日にぐったりとしてしまう。どうしたものか。小学生の時は全力ダッシュというものをして、近所を走り回っていたというのに。思えば、成人してから全力ダッシュをしたことはないのかもしれない。時間とは不思議なものだ。

　落ち着いて執筆する時間が作れるようになり、とてもほっとしている。作品を色々なコンテストに応募したり、投稿サイトに投稿したりしている。これこそが私である。

　noteの創作大賞に作品を応募すべく、過去のエッセイなどを読み返していた。この時期には私はこんなことを考えていたのだなと振り返ることが出来て、とても嬉しく思った。

　とりとめもなく書いたが、日々は確実に巡っている。廻っている。私は、その時間の中で小説やエッセイをもっと多く書きたい。きっと生涯、書いていることだろう。趣味で完結するものではなく、作家として作品を書ける人生にするべく、これからの日々も努力して行く。