オーディエンスデザインとは?heldio#1062with3Ms特に北澤茉奈さん その1


 一昨日の「博士論文の世界」に引き続いてManaさんから「オーディエンスデザイン」についてのおはなしがあった。またまた開始早々、プシュ、カンパーイ🍻「オイオイまたかよ」となってこたつに肩まで入りうとうとしながら聴いていると…オイオイオイオイオーイオモロイやないか〜い!目が覚めるやないか〜い!もはや今年のheldioおもしろかグランプリ一位決定👏…と思ってたら2Msが「私も喋りたくなった!」って…。オイオイ、割り込むと台無しになる。絶対に割り込むなよ🙏と祈りつつ…配信を満喫することができた。
 オーディエンスデザインとは何か?今回の情報のみで自分なりにまとめてみると…私たちは会話において聞き手の存在は無視できない。「何を当たり前のことを…」と言われそうだが、私たちは聞き手を想定しながら(どんな聞き手がいるか)話す内容、話し方を微妙に変えている🤩ということは、聞き手を考慮に入れた単語の選び方や文法構造などが存在するはずで、それを研究するのがオーディエンスデザイン!と現時点で勝手に解釈した。
 では、どんな聴き手が一般的には想定されるか?
①アドレシー:直接話している相手
②オーディター(傍聴人):直接の話し相手ではないが聴こえている人。今回の例えるなら、狭い部屋のど真ん中を占拠、飲み食い&喋りまくる3Msを尻目に、部屋の隅で一人ナムルを食べながら耳ダンボにしている小河さん。
③オーバーヒアラー(立ち聞きする人)その会話を聴いている可能性がある人。例えば、レストランのウエイター(東京オフ会で生3杯の注文を受けながら聴いている人)、バーカウンターでの男女の愛の囁きをカクテルを作りながら聴いているバーテンダー、同僚仲間で上司の悪口を言っているのを黙って聴いている屋台の親父などなど。
④イーブスドラッパー(盗み聴きをする人)会話者が認識していない聴き手の存在。盗聴されているケースなど。
 こうやって聴き手を分類していくと、これまで見えなかったことがどんどん見えていく。まるで顕微鏡の倍率のようにことがらの解像度がどんどん上がって行くのだ!こんなことはこの分野では当たり前のことなのだろうが、オーディエンスデザインの力が発揮できると思われることがらを私なりにあげてみると…

①マネジメント(人間関係)をオーディエンスデザインで解明する!
 まだ仕事に慣れていない新人をどう叱るかでよく言われるものとして、直接その新人を叱るのではなく、その上司、あるいは職場の先輩を厳しく叱責する、というのがある。つまり、新人に直接叱ってもまだよく理解できないので効果はない、直属の上司や先輩が叱られているところを見せて社員の反省を促し、育てるという態度である。これの効果は世間には概ね受け入れられているようだが、確たる根拠に裏付けられている訳ではない。
 ここにオーディエンスデザインの視座を入れると、解像度がいきなりアップする?このケースにおける聴き手を先ほどの区分で仕分けると、①アドレシーは叱る立場の所属長、直属の上司、先輩の三人、②のオーディター(傍聴人)は新人となる。つまり、所属長は新人の直属の上司、先輩を主たる対話相手としながら、同時に近くにいる新人も視野に入れた会話になっており、①、②を想定したオーディエンスデザインが成立していると考え、それをもとにこのビジネスモデルの効果を掘り下げると、さらに強固な法則に成長するみたいな…。

②パブリシティの有効性を
 企業、自治体の販促、つまり商品や事業の周知においては、自社による広告・宣伝よりも新聞やテレビなどパブリッシティがより効果を発揮することは自明とされている。そこにはメリットを享受する人間の声よりも第三者による声の方が断然信用できる、という共通認識が働いているのだろう。もちろん、それ自体は間違っていないと思われる。
 しかし、そこにおいてもオーディエンスデザインの視座を加えるさらに解像度が上がる。すなわち、パブリシティにおけるインタビューでは、①アドレシーである記者を対話相手とするのはもちろんだが、②オーディター、③オーバーヒアラー、④イーブスドラッパーを意識した会話が可能となることが効果をあげるもう一つの要因ではないか?実際、企業のパブリシティ活動をみているとそれを意識しているようにも見える。

③天岩戸大作戦のすごさをオーディエンスデザインで解明する
 過疎化対策で私が提唱しているのは天岩戸大作戦。多くの自治体は年に一回行われる…

④クチコミの強さのワケをオーディエンスデザインで解明する

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