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【ヤドカリ体験記】 津田日記

うみの図書館では「ヤドカリ制度」という取り組みを行っています。
今回は経験者の方に感想をお聞きしました。

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今回私は「海の近くの泊まれる図書館」というコンセプトに惹かれて、スタッフとして応募させて頂きました。


初めてのゲストハウスのスタッフに緊張していましたが、図書館に入った瞬間、海を再現した空間に一瞬で魅了されてしまいました。

敷き詰められた足元の石や濃紺の壁、木の格子で出来た棚に並ぶ数々の本、メッセージを発しながらゆらゆら遊ぶ海の生物達…
風情が漂う中庭には綺麗な山茶花が咲き続けていて、
来るたびに見るのが楽しみでした。

中庭の山茶花

本の登録作業はシンプルな手順でしたが、懐かしい絵本を思わず読んでしまったり、気付いたら手が止まっている事もしばしばあり反省しています。
普段本を探す時は図書館か本屋さんへ出向きますが、蔵書登録では本の方からやってくるので、変わった出会い方も魅力的でした。


私が滞在させて頂いた宿は、うみの図書館から2キロ程の場所にある「まち宿AETE」さんでした。
そちらでおじいちゃんとおばあちゃんからお遍路の話を聞いたり、一緒に団欒する時間も楽しかったです。

近くのうどん屋さん

毎日充実しすぎてあっという間に1ヶ月経ってしまったので、私は延長させて頂く事にしました。

その為気になっていた「Khimaira」さんでの藍染体験や、うみの図書館へ来館された方との交流、「ごんべや」さんでのワークショップ体験、近隣のお店のグルメ散策等、とても贅沢な時間を過ごす事が出来ました。

通っていた「ごんべや」さん

私は人の交流拠点を作る事に興味がありスタッフとして応募させて頂きましたが、図書館を通した人との出会いや周辺地域を知る体験は凄く面白かったです。

冬の期間だけでなく、春や夏の津田地区も素敵な景色を見せてくれるのだろうな、とまた訪れる日を楽しみにしています。

1月・2月のヤドカリ

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