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タイムマシン

今回は受付の時点で泣かずに行けました。
そこだけでも少し自分を褒めたい。偉い。
ずっと泣きっぱなしのカメラテストの時と比べて、
今回はスムーズに項目をクリア出来ました。
楽器とかダンスとか歌とか飛び抜けた才能はないし
フラフープとかローラーシューズをあの場で見せる
勇気も無いので私はお話だけさせて頂きました。
話も何を話したらいいかわかんなくて、
ずっと何話そうかな〜、、って考えてました。
質問してくれてそれに答えるだけの人もいるみたい、と聞いたのでなんとかなるかなと思って
面接室の前の椅子に座りました。

お気付きですか?

私、半年前は「なんとかなる」と思えない人でした。
自分の中の引き出しが他の人より少ないから
「なんとかならない」し、、と思ってました。
(過去のnoteに書いてます。)

不安になることで安心して不安を纏ってました。

話したい項目はメモ機能に書き込んでました。
でもこの半年で自分を知る努力を私なりにしました。
この半年があっての「なんとかなるかな」です。
自分に賭けました。
自分を信じれるようになってきてるから。
メモ見て話すのはつまんないから嫌でした。
だから「考えれなかった」じゃなくて
正しくは「考えなかった」だと思う。
最終面接の瞬間の「私」をそのまま
見せても大丈夫と思えるくらいにはなったよ。

誰にもまだ伝えてなかった事とかも全部話して、
今からの事も「新しい夢」も夢のまた夢だけど
馬鹿にされるかもしれないけど聞いて欲しかったから
伝わって欲しかったから言いました。
きっと言葉が好き放題めちゃくちゃに使われてる
長い長いお話だったと思います。
でもあの時、あの場で発した言葉は、
ストレートに素直な大切な私の気持ちです。

私がミスiD受けた理由は、
「嫌いな人が出てたから」です。
「嫌いな人に対してはどうなりましたか?」という
質問を吉田さんにされた時に少し焦りました。

嫌いな人に対する「嫌い」という気持ちを
ほんとは最近忘れてました。
田舎という狭い空間の中で周りの人間に
「可愛い」と言われて21年間生きてきました。
お世辞とか分からないからとりあえず50%の力で
受け取ってます。ありがとう。
だから自分のこと気持ち悪くて嫌いだったけど
他の人から見たら私は「普通に可愛い」と思ってた。
正直、山口県で可愛い人全然見たことない。
私が外に出てる時、人を見ないからだと思うけど。
人を人として認知しないのが癖ついてて、
ぶつからないように避けなきゃいけない
めんどくさい動く障害物という認識でいます。

でもミスiD受けて沢山女の子を見る機会を頂いて
自分の武器は「可愛い」では無いことに気付き
見た目に対するこだわりや、コンプレックスとかが
以前よりグッと減り少しずつ楽になっていきました。
詳しく言えばファイナリストになった時くらいから。
こんな「可愛い」という武器を持った人の中で対等に
私を「可愛い」で戦わせるつもりないな小林さんめ、
と思い自分が見た目で残ってると1mmも1mgも
思わなくなったから楽になりました。

でも好きな人が言う「今日も可愛いね〜」という
言葉に心を支えてもらったりしてます。大切。

フォロワーがミスiD初めて200人くらい減ったけど
アンチとかYouTubeのコメント欄見て
最初落ち込んでたけど、十人十色だと今は思えます。
好きな人も嫌いな人もいないと人間らしくないです。
みんなに好かれたいと思わなくなりました。
ただ私のことを好きって言ってくれる人達を
自分で壊すようなことは絶対にしたくないです。
私のことアンチしてくる人に対しては
最初やっぱりドキッとするけど時間が経つと
「めっちゃ人間やんお前〜」と心の中で逆にイジる。

最近アンチすら少なくて寂しく思います。

最後に何か言い残した事はありますか?と聞かれて
自己PRとか「頑張りますので」とか言おうとしたけど
あ!まだ、お礼を1度も言えてないわ…と思って、
「こんな機会を与えて頂いてありがとうございます」
と言いたかったです。上手く言えなかったです。
言葉より気持ちが大きいと上手く喋れないんですね。
気持ちが伝えたいけど言葉に出来なくて
先にボロボロ涙が出ました。
泣きながら無理に笑おうとしたから
気持ち悪い「ありがとう」になったけど
この半年分が詰まった感謝の気持ちを
少しでも伝えれたならもう大丈夫です。

これで成仏できる。

あと本が好きなのを初めて話しました。
学生って暇じゃないですか。
放課後に図書室寄って、帰ってから
小説を3、4冊読むのが習慣でした。
漫画は話がすぐ終わるから苦手でした。
本の中が好きだったから長ければ長いほど嬉しい。
でも、そんな読書生活を脅かす事件が
高校2年生の夏休み前の終業式の中で起こりました。
「一学期の中で本を沢山借りてる人を表彰します」
とか急に図書委員が言い出して、
一学期の時点で100冊近く借りてたので
ぶっちぎりで私が1位でした。まじ最悪。

当時、私はちょっと足りてない運動音痴な
空気読めなさげな天然だと思われてたので
本を読んでるのがイメージなかったはずです。
名前呼ばれた瞬間に友達から「嘘やん!」とか
「ぽくない」とか好き放題言われて恥ずかしかった。
でも私が読むペースで本を買っていたら
毎月破産するから二学期から図書委員になりました。
そこから卒業するまでずっと図書委員でした。
来室者数が少ないから表彰式したんだろうけど
表彰されたくて本を読むのは誰かに失礼な気がする。
誰かわからんけど誰かの何かは踏みにじってるやろ。

私は、ほぼ帰宅部の新聞部に入ってたから
新しい本とかリクエストの本が入荷すると
簡単な壁新聞を作り始め表彰システムを消しました。
そこまでするくらい本を読むのが好きです。
趣味は読書というとありきたりすぎて
キャラ的にも信じられないから言わなかったけど、
「意外性があっていいんじゃないですか」と
小林さんに言って貰えたので人生の大半を
OKスタンプ押してもらった気持ちになりました。


どうなっても大丈夫!と言いたいけど、
きっと悔しい思いはするだろうけど、。
今の私が見せれる限りの「わたし」です。


11月23日

ミスiDを受けてくれてありがとう、と
半年前の自分に伝えに行きたいです。


#ミスiD2020 #ミスiD


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