「好き」が可視化される場所、帝国劇場

2022年1月。帝国劇場の舞台に立つ橋本涼くんの姿を見て、なんてかっこいい人なんだと思った。何にも変え難く、大好きだと思ったその理由と感情を残しておきたい。

わたしが帝国劇場で涼くんを見たのは、3年ぶりのことだった。(19年のドリボは、チケットは持っていたけれど出演に間に合わなかった)
3年前はちょうど、彼を1番に応援することを決めた後の、自担として初めての現場だったのを覚えている。だからどちらかと言うと新鮮な気持ちが上回っていたのと同時に、18歳という若さゆえのもう少しここがこうなったらいいな~という部分も感じていた。それが伸びしろでもあり、面白さとしても感じていたけどね。とは言え当時の自分のつぶやきを見たら、相変わらず落下物を目で追う視線とか、衣装の裾をはためかせる姿にときめいていたけれど(笑)愛しいと思う部分はなんにも変わっていないね。

それから、18歳の高校生だった少年が21歳になった。3年という月日は短いようで色濃かったと感じる。久しぶりの帝国劇場のふかふかの椅子に座り、幕が開いて階段に立つ涼くんを見つけた瞬間、一気に「好き」が込み上げてきた。この3年、受け取って集めて大事にしてきたその気持ちが、大きく大きく育っているのを感じた。

少し話は変わって。最近のジャニーズJr.は、ドラマやバラエティ、Youtubeなどの動画など、いろいろな露出がある。だからこそ様々な魅力が届けられて、たくさんの人が思い思いの角度から好きになれる。

単純に顔や雰囲気が好きとか、YouTubeでふざけている姿がかわいいとか、話しが上手いとか、尊敬できる特技があったりとか、考え方に共感したり、努力しているところをかっこいいと思ったり、誰かに似てたり誰かと仲良かったりとかが入口になったり、本人発信のコンテンツも多く身近に感じられるからこその、リア恋みたいなものも増えたなと感じる。

もちろん、わたしも涼くんに対していろんな想いがあるし、どんな想いも好きに変わりないから深浅はない。
その上で帝国劇場に立つ橋本涼くんを見て、わたしはやっぱり、涼くんのパフォーマンスに何よりも惹かれているのを実感した。

柔和な表情に魅せる余裕、
小さな音や間に合わせて動いたり止まったりする指先、
静止のときのまぶたの伏せ方、
軽やかに動く重心からなる余韻、
ひとつひとつの動きを楽しむように踊る丁寧さ、
少し体をくねらす女性的で艶やかな肩の入れ方、
歌い始めやセリフを言う前のちょっと引き締まる眉間、
きらきらと光を取り込み揺れる瞳、
ターンすると衣装がふわふわ揺らめいて、それを大きく見せるように指先で摘んで流していく。

板の上でジャニーズ伝統の曲を歌い踊るその姿が、わたしの中の原点で、何よりも大切に思う部分だと改めて感じた。

単純にダンスの上手い人とか、歌が上手い人だったら、確かにもっと他にもいる。最近のジャニーズJr.は特に、秀でているものがないと淘汰されてしまうレベルの高さがある。
だから、涼くんがなにもかも1番上手かったとは思わない。ただ、わたしの中では確実に1番好きだった。
そしてそれは、「自担である橋本涼くんのパフォーマンスだから」ではなくて、「1番好きだと思ったのが、橋本涼くんのパフォーマンスだった」。

この違いはわたしにとって凄く大きくて、3年前の時点ではまだ前者の要素もあったなと思い返せる。涼くんに可能性を感じて、かっこいい顔やかわいらしい内面がもっと見たくて、だから1番に応援することを決めたあの日。けれどまだ、パフォーマンスとして感服するほどには心を揺さぶられてはいなかった。もちろん好きな部分はたくさんあったし楽しかったけれど、感動する心の掴まれ方はしていなかったように思う。それが今は、何よりも涼くんのパフォーマンスが好きだって思える。この3年の涼くんの頑張りと、目に焼き付けてきたものの集大成を感じた。
応援する上で「パフォーマンスが好き」と思えることを、わたしは何よりも大事にしてる。それは、前の担当の人からずっと。涼くんに対してもそうやって好きだなと思えていること、この帝国劇場の舞台で気付くことができたよ。

ジャニーズらしさ、って言葉にすると難しいけれど。
わたしは、堂々とした立ち振る舞い、丁寧な言動ゆえの気品、すべてを包むような広い人情、この3つが大事かなと思っている。
それがすべて、今の涼くんにはあった。ノイナやLGTEなどの先輩たちも経験してきた多くの曲たちを踊る涼くんを見て、心からそれを感じた。好きで胸がいっぱいで、ため息を零してもまだあふれる。

やっぱり現場が好き。一挙手一投足を逃さないように、生で感じられるのが好き。
もちろん、ライブも大好き。というか、ライブがないと「好き」を増やせない。そこで更新して蓄積していく「好き」の気持ちが応援する原動力になるし、どんなに素敵な映像やレポが残ったとしてもこの目で見ないと何も残らないとも思う。だからわたしはライブに行きたい。「好き」をひとつも逃したくない。
舞台は、特にジャニワから続くこの伝統の舞台、そして帝国劇場という場所は、そんなたくさん集めた「好き」が目に見える場所だなと思った。この先何があったとしても、涼くんが帝劇でわたしの好きなパフォーマンスをしてくれる限りは、絶対に好きでいられることを確信した。

そんなすごく素敵で感動した今回のジャニアイにだって、全部が全部大満足とは言わない。わたしはもっと涼くんの活躍できるシーンが増えてほしいと思うし、帝国劇場の宙を舞ってほしいと思うし、全員が主役の中でも名実ともに座長になってほしいと思う。強く。叶えられる実力と運を持った人だとも思うからこそ、絶対に実現させたい。

あとわたしが何より好きを感じたのがやっぱり歌って踊っているところだったけれど、今回は硫黄島のシーンを始めとして、演技にも力を入れていたのが目に見えていた(コンタクトが落ちるほど)し、それに対する観劇者の評価も高かったように思う。ボイトレの成果もわかる綺麗な高音の歌声を響かせることもできた。それは涼くんのひとつの自信になっていればいいなと思うし、それらも大きな魅力たちだなと頷けた。ほんと素敵なひと過ぎて、困っちゃうねぇ。

今回はこのご時世で残念ながら途中で公演は中止となってしまったけれど、次また帝国劇場に立つ姿を見られるときは、今よりもさらにたくさん集めた「好き」を嚙み締められるんだろうなと思う。そして、人としてアイドルとしてひとつ大きくなった涼くんを、もっと長く帝国劇場の0番で観たい。

2022年の橋本涼くんの活躍が、より一層楽しみです。今年もだいすき。

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