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【にじPEX】主役になったグウェル、APEXを楽しめるようになった「ゼロから」ロスに浸る人々

ゼロからの奇跡を辿る

NIJISANJI APEX Party with DETONATOR、にじPEXの本戦
「ゼロから」チームは戦い抜き、終わりを締めくくった

長い時間皆さんお付き合いいただき誠にありがとうございました
この辺で本日の配信……いや、本日の配信じゃないな
ゼロから始めるAPEX・オス・ガール、APEXやったことないけど優勝目指してみた
NIJISANJI Party with DETONATOR、にじPEX、ゼロからWIN
長い長い企画ではありましたけど、二週間に及ぶ長い長い戦いではありましたけど、今日ここで完結いたします!
総合六位!私は胸を張っていいと思います……!
ここまで応援してくださった皆様、本当にありがとうざいました
そしてこの大会に関わった皆様、本当にありがとうございました
楽しかったです!!バイバイ! (本戦5:19:13~配信終わりの挨拶より)

その前に本戦後の三人の振り返りの中でこんな会話をする場面もあった

グウェルさん「いやー楽しかった」
むかいさん「でもやっぱ悔しさもちょっとありますね」
グウェルさん「ありますね」メイカくん「それは、そう」
グウェルさん「来年気づいたらダイヤになってるかなハハハ」
メイカくん「ありえる、戦い慣れしたらうーんいい動きしてるからー」
むかいさん「これ第二回あったとき僕たち組めないんすよね」
メイカくん「いやー組めないっすねー」
グウェルさん「たしかに、もうそろそろ組めなくなるんすよね」
メイカくん「ゼロではないので」
グウェルさん「そう、もうゼロじゃないんで」
グウェルさん「そうか組めないのか、ほんとに最初に最後ですね」
むかいさん「ほんとに一期一会っていう」
メイカくん「敵として会うかもしれませんね」
むかいさん「オシャレしてるんだろうなーグウェルさんも」
~(本戦4:12:30~)会話は続く~

「ゼロから」のお話はここで一旦完結して
もう「0から」の意味でチームを組むことはできなくなるんだ
この限られた期間を全力で楽しんだんだ、ということに感慨が込み上げた
企画屋のグウェルがまたAPEXに触れる機会は、ずっと先になるかもしれない
素晴らしいエンタメコンテンツが過ぎ去った祭りの後の静けさに
ゼロからロスを叫ぶ人々が続出していた

そんな中で行われた「ゼロからの奇跡を辿る」振り返り配信だった
全部振り返ったら長尺になりすぎるし、飛ばし飛ばしだとグダりそうだし
どうするんだろうと思っていたら切り抜きを活用するという
「振り返り」でありながら「本人が切り抜きを見た反応」も兼ねていて
これ自体が企画になっていたのはさすが、これが本当に素晴らしかった

グウェル・オス・ガールを辿る

グウェルさんはどちらかといえば自身を前に出すことは少なかった
企画や司会者に専念し、ソロのゲーム配信や雑談といったものはあまり見ない
アーカイブでも楽しめるような「動画コンテンツ」を作ることを目的としていて
ライブ配信者というよりは動画投稿者的なスタイルの活動をしている

グウェルという人物を知るにあたって、たまグウェル対談バトルは良かった

「グウェル・オス・ガールがおもしろいわけじゃねーんだ
 グウェル・オス・ガールがやってる番組がおもしれーんだ」

グウェルさんがコメント目線に立って、自身を客観評価した一言である
これは企画屋としては素晴らしい賛辞でもあると同時に
自身は出演者として面白くなくても良いという割り切りとも取れる
(どこかゼロからでのブラハの立ち回りを彷彿とさせられる)

グウェルさん自身が出演者として目立とうと面白いことを言おうとしたり
ヒール役ムーブをしたりしていた初期の頃はあまり評判は良くなく
反感を買うことも多かったらしい

グウェルさんの転機について書かれているお気に入り記事より

春までの彼は、私の主観ではあるが
「炎上しようが面白ければいい」といったような姿勢が少しあったように思う。
だが、7月中旬、育休から帰ってきて以降の彼は
GMや、企画主(「検索してはいけない言葉を検索する」など)、
自称歌系Vtuber(星川サラのあれ)に専念している。
言い換えれば、「ARK」などの対戦要素があるゲームをやっていないのである。
(一部抜粋)

グウェルさんは基本的に何事もガチで取り組む
淡々としているが勝負事に手は抜かず、見栄えが悪くとも勝つ方法を選ぶ
それ故に対戦型のゲームで容赦なく、ときに冷徹な手段も取ることもあった
また人狼勢として鍛えられたバチバチの言い合いをものともしない会話術は
他者の言葉に振り回されず自分を押し通す強さがある

しかしその在り方はライバー活動初期、必ずしもプラスに受け取られなかった

グウェルと炎上

ベッドの下に隠れ続け、他ライバーのフォロー為す術なく単独レイディオ敢行
13日の金曜日……デビューから2週間そこらで炎上する
「空気が読めないやつ」だと言われる

炎上をわざわざ掘り返すものではないと思われるかもしれないが
グウェルさんを語るにあたってその後の経緯が好きすぎる

夜王国初コラボで炎●上してしまうグウェル・メス・ボーイ

炎上した13金コラボの後に同期三人の夜王国初コラボのマイクラがあった
デビューして間もない、めでたい初の同期コラボは炎上と共に幕を開けた
まだお互いの距離も掴めていない初々しさのある頃で
頑張って歩み寄ろうと今より会話が多い感じなのが微笑ましい
炎上したと思えないほのぼのした空気は巴さんとふわっちの人物あってだろう
そして炎上を禁忌扱いせずネタにしていったのも同期だった

にじさんじには炎上してもそれを笑いに変えられるライバーたちがいた
少なからず視聴者にはそういう解決を期待する風潮もあったのだろう
(ちょっとした出来事で外野が火をつけるようなことも多々あった)

しかしこれに対して、グウェルさんは反応をしなかった
せっかく面白くネタにしてくれてるのに面白い返しができないやつだ
ネタに昇華することもできんのか、また「空気が読めないやつ」と言われる
人の感情がないとまで言う者もいた

炎上中のグウェルをイジる夜王国はあったけぇなって話

それについて後のソロのマリカ配信でグウェルさんはこう語っている

夜王国でよかった
夜王国じゃなかったらこんないじられ方もしてもらえなかった
涙出てきた、グウェルオスガール涙出てきた
ありがてえ……ありがてえ……!

炎上ネタめちゃくちゃ振られてるんですけど何も返せなかったんですよね
でもここで答えたら反省していないって叩かれるんじゃないかって
残りの二人も叩かれるんじゃないかって思ったら何も言えなかったんですよね
面白くねーぞって思った方もいらっしゃると思うんですけど
申し訳ないです、グウェルオスガール面白くない人間なんです

笑い泣きしながら感謝を述べていた
自身が何を言われてもあまり気にならないメンタルの持ち主で
淡々として冷静で感情がわかりにくいが、善意への感謝は人一倍持っていた

『ただのいいやつ奴だった』グウェルから丁寧すぎるチャットが送られてきた緑仙

グウェルさんのすごいところは、言葉や行動の裏にある善意を汲み取るところだ
「草」の一文字をとっても好意的に捉えて
まことに温かい草ありがとうございますと返す
(半強行突破かもしれないが好意的に捉えられて悪い気する人もいないだろう)
にじPEXの大会で放棄ペナルティで遅延してしまったときも
草の反応に感謝してたのが、これまことに温かい草だなーって思った

それから「神楽めあを救いたい」で面白くなくて炎上したと紹介され
(ふわっちがグウェル厄介オタクになり始めたきっかけともされている)
緑仙企画「ラジオを止めろ」でネタにされ、おいしいポジションになっていった
先輩であり企画屋でもある緑仙によって、企画屋の芽が救われたのだ

13日の金曜日→炎上→夜王国マイクラ→ラジオを止めろ
この流れは本当に雨降って地固まるならぬ、燃え上がって土固まる(陶芸)
という感じでどうにも好きなエピソードである

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夜王国があんな感じになってしまったのも
よっぽど炎上しようがどうにかなるさっていう
この時期を乗り越えた絆があるからなんじゃないかなと思っている

わりと最近の早瀬さんと巴さんのサシ飲みでグウェルさん関係の話題も出ていた
実はこの二人とも13金コラボにいたという繋がりがあったりして
当時のことを振り返っているのは面白かった

またARKの方でもう一度炎上することになるが
そっちはまた色んな事情や感情が複雑で難しいお話
Ex編でふわっちがお構いなしにネタにしてたけども(フォローもしてた)
にじPEXからハマった人がいたらグウェルの歴史は面白いぞという話

主役(アクター)になったグウェル

振り返りが長くなってしまったけれど

・対人戦ゲームで炎上した過去がある
・あまり前に出ず企画屋としての活動を地道にしてきた
・自身自身のことを面白いとは評価しない

そんな人物が、にじPEXでFPS未経験の状態から出場することを決めて
"空気を読まず"に挑んで、"勝負にガチ"で臨んだことがきっちり噛み合って
さらにはその"自然体の面白さを発見してくれる仲間に出会った"
対人戦ゲームでその楽しさを伝えることに成功した上に
ライバーとしてこれだけ注目されたことが、どれだけ素敵なことだったか

この解釈好き

グウェルさんの動画を見る時、グウェルさんの人物というよりは
グウェルさんの考えた企画を見に行くことが多かったように思う
主役、出演者(アクター)というよりは企画屋(アイデアマン)として見ていた
それが今回のにじPEX「ゼロから」では企画屋としてだけでなく
アクター、主役としても素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたのだ

もちろん、にじPEX参加者は誰もがそれぞれ主役で主人公だっただろう
ここで言いたいのはにじPEXで誰が主役だったか?という比較の話ではなくて
企画屋のグウェルさんが主役になったことがエモかったのだ

共有する想い、同じ景色を見る一体感

グウェルさんは雑談配信はほぼしないし
配信上で視聴者と対話するのはスパチャ読みくらいだろうか
それもアーカイブカットされるため表向き見えづらい
ライブ配信文化っぽくないライバーだと思う
個人的にはその近すぎない距離感が好みでもある

けれど「ゼロからの奇跡を辿る」振り返り配信は
視聴者の見ている景色、想いを共有する一体感があった
チャンピオンをとった時の他ライバーの反応とかペナルティのときの反応とか
それを見た感想を共有できるのがなんとも幸せに感じた
あの切り抜きがなければこういう反応も見ることができなかっただろう
2時間の振り返りは最高のダイジェストだった

空気を読まず好き勝手わけわからんことをやっているグウェルさんを遠巻きに眺めているだけで満足だったのに
視聴者の気持ちに寄り添って、丁寧に説明してくれて欲しい言葉をくれる
さらにロスに供給までくれるのは空気読めすぎではないか?

グウェルさん変わっちまったなあ
???「いや、変わってないっすよ」

ファンがグウェルに追いついてきた

視聴者がグウェルという人物性を理解して応援する人が増えたこと
切り抜き、イラスト、コメント、感想、そういったファンの活動も大きい

グウェルさんの芯のところは変わっていないのかもしれない
グウェルさんに言わせれば、今13金コラボをしても炎上しなかっただろうし
デビュー時ににじPEXの大会に出るなんて言えば炎上していただろうという
いわゆるグウェルに時代が追いついたというやつである

今回のにじPEXではAPEX配信とは思えないほどコメントの雰囲気が良く
味方や対戦相手にも礼を欠かない「おめでとうございます」の精神で
コメデターならぬオメデターという集団が湧いていた模様

そしてついには「ゼロから」のファンメイドソングが作られていた
From ZERO / 初音ミク【 #ゼロからWIN 非公式ファンメイドソング】

制作者の中島野球さんは劇場版切り抜き、エモい長編編集に定評がある方で
いぶうるさくの総集編なども手掛けているのでオススメだ

この作曲自体もゼロからの挑戦だったという
こういった素晴らしいファン活動をされる方に見い出されるようになって
色んな創作や感想共有が盛り上がる相乗効果は大きいと思う

DTNむかいさんのTwitch振り返り

「ゼロから」ロスに浸る人々が続出する最中
ゼロからの軌跡を振り返るグウェルを振り返るむかいさんがいた
すぐ入れ子構造になるグウェルさん

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https://www.twitch.tv/videos/1055133478

7:15あたりから振り返り開始
7:49~グウェルさんがゴールドにあげるといってたのでプラチナからあげない
7:51~グウェルさん怖いわー
8:04~「今何が起きたんですか?」FPS界の名言にしようぜ
8:23~お互いにリスペクトしあう関係、ほんの少しの変なこと
8:24~声のトーンや言葉は丁寧なのにさらっと怖いこと言ってる
8:35~編集でル書いてヘッダーにしなー
8:38~他チームの強さ
8:41~ちーちゃんとの1v1を評価するむかいさん
8:46~ランク一緒に回すことをグウェルさんから言ってくれるの嬉しい
8:52~むかいさんと脳筋女子とのファイトナイト絡みの裏話
9:08~放棄ペナルティの時の反応
9:15~応援してくれてる人の多さ
9:24~それまで笑って見てたのにこわくなりだすむかいさん
9:25~ここのグウェルさん可愛かったんだよなあ(ふわっちみたいなこと言いだす)
激褒めタイム
9:38~すごいじゃなくてこわいになる
9:41~ゴールドまでこられたらやばいかもしれん
9:49~色んな武器やキャラ使ってほしい、一回プラチナくらいで止まってほしい
9:56~Reゼロ楽しみだ~まじで、1年待ちます
10:00~迎えに行くのもアリ、アンケートツイート

 Re:ゼロだ!という声が上がった、タイトル回収熱い
 でもそれは、まんまリゼロなんよということでコメントの案から「ガーWIN」
 これはこれでオス・ガールの原型もだいぶないなった気がして草だが

10:19~あの三人でできるまでAPEX封印するわ
10:26~メイカくんの配信最後のとこを見る、漢泣き、泣いちゃった
10:33~むかいさんの昔話
10:39~メイカくん視点振り返り
10:48~チャンピオン取りたかったなー
11:09~APEXこんな楽しそうにしてたことないよ
11:10~久しぶりにAPEXっていうゲームをさせてもらえたなって感じはする
11:11~選手時代はゴースティングやチーターによって遊ばせてもらえなかった
11:15~APEX好きだよ、にじPEXがほんとにAPEXだったから楽しかった
11:33~エイムそんな変わらんよなという話
11:50~なんなら他のゲームでもいいので僕は行きます

笑かしてきたと思ったら泣かせにきたりシリアス入ったり情緒すごいなった
Twitchまで追ってない方たぶんいると思うけどめっちゃ面白かったのでオススメ
むかいさん後方保護者面同担歓迎穏健派プレデターとか言われてるの草だった

Re:ゼロから、物語はまだ続く――

【 APEX 】私がゴールドになれたら また3人で走れるから

そして「ゼロから」の物語はまだ終わらない
また三人で集まるために、ゴールドを目指すというグウェルさん
いつのまにかAPEX配信が苦手だったのに、楽しみにしている自分もいた
なんなら自分でもAPEXやってみたい衝動が……

一つのゲームを擦り続けたら飽きてしまう心配もあるが
グウェルさんはその辺のバランス感覚はあると思う

グウェル・オス・ガールの企画のスタンス

ゼロからを待ち望む声がある
今はAPEX・オス・ガールをみんなで楽しめばいいだろう

ちなみにこの配信も、むかいさんのTwitchで二窓するとより面白い
https://www.twitch.tv/videos/1057844613
グウェルさん枠12:11からむかいさん枠1:30:48同時視聴開始とのこと

グウェルのススメ、出会いを活かす存在

グウェル・オス・ガールの企画コラボをすることで
グウェルを登録している視聴者から、他配信者を知るきっかけになること
そしてグウェルさん自身にも関係性が一つ加わること
グウェルさんがこうして積み上げてきた関係性は多くの配信者に渡っていて
あの時以来か、という風に思えることが面白いと思う
にじさんじにとっても、その枠を超えても面白い関係を構築するライバーだと思う

20万突破おめでとうございます!

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