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デジタルシネマのお金の話 Vol.2|相場を知る<第二刷>

映画・CM・MV 撮影のギャラの相場はどれぐらい? DAY 計算、キャンセル費、ほかの業界・業種との比較など「デジタルシネマの相場」に関する、リアルな数字とそのしくみを紹介していきます。

1. はじめに

ひとえに “動画” と言っても、近年、そのジャンルは多様化しています。動画業界のしくみを理解する上で、ざっくり3つの軸で見ると、情報が整理しやすくなります。

❶ デジタルシネマ業界 → 映画・CM・MV
❷ テレビ業界 → テレビ番組・ドキュメンタリー
❸ イベント業界 → イベント・配信

それぞれ 50 年以上の歴史ある業界ですが、最近では、各業界でその “新たな領域” が誕生し、その業界構造も変わりはじめています。その代表格と言えるのが、テレビを代替する『YouTube』です。

そんな新たな領域の中で、ビデオグラファー、YouTuber など 個人が請け負える “縮小版モデル“ が生まれ、浸透してくるにつれて、“動画”の価値観もだんだんと変わりはじめて来ています。

この記事では、まだ歴史が浅く相場もフワッとしがちな“新たな業種”の「最適な料金設定」を考える上で、ひとつの規準となる、映画・CM・TV など、レガシーな業界のギャラ(料金体系)に関する情報をまとめていきたいと思います。

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