見出し画像

TOYO RENTAL Lab Vol.2 速報!第2弾

話題の LED ライトの性能を検証したテスト撮影の速報!第 2 弾は Aputure LS 600d Pro、ARRI Orbiter、ARRI HMI 1.2KW COMPACT の光量を比較していきます。太陽光に近いのはどっち?

当記事は、動画制作のオンラインサロン 『UMU TOKYO』で公開されたものです。限定公開を目的に有料化しています。公開日:2021.5.25
https://community.camp-fire.jp/projects/view/231393

1. はじめに

速報・第2弾では、Aputure LS 600d Pro が最も活用されるであろう『窓外から太陽光が差しこむ部屋』の設定で、各ライトの光量(光の強さ)を比較していきます。

画像1

2. 撮影設定とカメラまわりの機材

カメラは RED KOMODO 6K、レンズはフレア感のあるクラシックな描写に定評のある Tokina Vista One を使用。光量調整のための ND フィルターは MITOMO TRUE ND を使用しており、色に関してはかぎりなくニュートラルな状態でテストを行っています。

カメラの記録設定は以下の通りです。

RED KOMODO 6K
6K 16:9(5760×3240)/ REDCODE RAW MQ / 40fps / 172.8° / ISO: 800

画像19

3. ライティング設計

この場面では、太陽の直射光を再現するために、テスト候補となるライトを窓外に設置。設置用のスタンドは同じ位置で、ライトだけを乗せ替えるスタンバイとしています。

画像20

ライトの配置図は、こんな感じになります。

画像2

今回比較したライトは、以下の通りです。

・Aputure LS 600d Pro + F10
・Aputure LS 600d Pro + Hyper Reflector 55°
・Aputure LS 600d Pro + Spotlight Mount 26°
・Aputure LS 300d II + Fresnel 2X
・Aputure LS 300d II + Spotlight Mount 26°
・ARRI Orbiter + Open Face Optics 15°
・ARRI HMI 1.2KW COMPACT

リアルな太陽の直射光を再現するため、キーライトは高めの位置から打ち下ろしています。比較は各ライトとも出力 100% の状態で、基本的にはレンズの絞り(F値)は変えずに行っています。

画像21

またリアルな太陽の直射光の影響を受けないよう、暗幕で遮光をした上で、フィルライトとしてカメラ正面から Aputure LS 300X、背景の壁に Aputure LS 600d Pro によるバウンス光を当てるなど、可能なかぎり現場の照明環境が変わらないようにしています。

画像22

キーライトを載せるライトスタンドは、重量のある ARRI Orbiter を支えるために、耐荷重 40kg の ハイハイローラースタンド を使用しています。参考までに、Orbiter + Open Face Optics 15° の重さは約 17kg、Aputure LS 600d Pro の重量は、フレネルレンズ付きで 8.5 kg となります。

以降、各ライトの光量・質感を比較していきたいと思います。

ここから先は

5,826字 / 18画像

¥ 250 (数量限定:残り 5 / 10)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?