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【オンラインイベント】 産地経営サミット 2022

去年、産地経営サミット2021を行いました。福岡県広川町の事業の一環で行なっており、福岡の久留米絣産地が主催でありながら、愛媛今治タオルの組合、福井鯖江のTSUGIの新山さんを中心とした取り組み、有田の官民と共に取り組んでいる取り組み、4産地で15分ほどのプレゼンの後、意見交換を行いました。

各産地、産業、産地、工芸家業の集まりなど、様々な産地特性があり、課題感を共有しながら、お互いの足りないところ、進んでいるところ、特徴も含めて有意義な意見交換ができました。

1974年に伝統的工芸品産業に関する法律が定められ、そこから産地というものがさらに意識されるようになったと思います(筆者である僕・白水は生まれてない。笑)。産業、工業から産地は脱却しながら、文化を醸成していくフェーズに入ってきたと思います。ぜひ、産地同士、そしてご興味、関わりたいという方々とともに意見交換できれば嬉しいです。

去年の様子は下の動画を!

今年もまた産地の違う側面、課題、未来が見える会になると思いますので是非ご参加ください。2022年度の産地経営サミットの予約はpitexの方より。

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○産地経営サミット2021年概要

新型コロナウイルスの世界的感染拡大は3年目に入り、この間に地域のものづくりの体力がじわじわと蝕まれています。中核的な販路であった百貨店での売り上げは激減し、コロナ以前は新興マーケットとして大いなる期待を集めたインバウンド需要はほぼゼロの水準に落ち込みました。「いいものを作っていれば、自然と売れていく」…そんな状況はもはやファンタジーと言っても過言ではないかもしれません。こんな中、産地という豊穣な歴史と文化をまとった地域の可能性を新たな形で実践し、付加価値を高める担い手に学び、持続的な産地のあり方を追求する「産地経営」の考え方が、今後ますます重要になってきます。

産地経営サミット2022では、大島紬と泥染めで知られる奄美大島(鹿児島県大島郡龍郷町)、フジヤマテキスタイルを実践する富士吉田(山梨県富士吉田市)、次世代窯業を目指す有田(佐賀県西松浦郡有田町)、工芸と体験の融合を目指す井波(富山県南砺市)という4つの産地から産地経営のリーダーとそのパートナーであるクリエイターをお招きし、さらに文化とツーリズムの新たな融合を目指す文化庁文化観光リサーチチームを迎え、これまでの取り組み、そしてこれからのビジョンを共有、意見交換します。日本のものづくりのこれからにご関心をお持ちの方に、広くご参加いただき、産地のこれからを共に考える機会にできればと思います。

\\ 登壇者 //

鹿児島県大島郡龍郷町 金井工芸・金井志人 x ido/デザイナー・飯田将平
山梨県富士吉田市 山梨県産業技術センター・五十嵐哲也 x 東京造形大学助教/デザイナー・高須賀活良
佐賀県西松浦郡有田町 徳幸窯・徳永弘幸 x Promoduction/デザインディレクター・浜野貴晴
富山県南砺市 島田木材/ジソウラボ・島田優平 x コラレアルチザンジャパン/建築家・山川智嗣
文化庁文化観光リサーチチーム 文化庁参事官・丸岡直樹 x Placy/都市研究家・鈴木綜真 x 演出家・酒井一途

\\ スケジュール //

開催日:2022年2月25日(金)

14:00~14:15 イントロダクション
14:15~14:45 金井工芸・金井志人 x ido/デザイナー・飯田将平
14:45~15:15 山梨県産業技術センター・五十嵐哲也 x 東京造形大学助教/デザイナー・高須賀活良
15:15~15:30 休憩
15:30~16:00 徳幸窯・徳永弘幸 x Promoduction/デザインディレクター・浜野貴晴
16:00~16:30 島田木材/ジソウラボ・島田優平 x コラレアルチザンジャパン/建築家・山川智嗣
16:30~17:00 文化観光リサーチチーム
17:00~17:15 クロージング

*産地経営サミットに先立ち、2/22(火)〜25(金)に開催する「産地デザインキャンプ」の参加者による、産地経営の新展開に向けた気付きとアイディアのプレゼンテーションを実施します。

13:00-13:50 産地デザインキャンプ報告会

\\ 参加費 //

無料
*ZOOMによるオンライン・プログラムです。
*参加チケットは100枚限定!

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※ 本イベントは、福岡県八女郡広川町が主催する、『ひろかわ繊維産地の機能強化事業』の一環となるものです。

本質的な地域文化の継承を。